占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

日本でも漁船沈没

2008-06-25 01:55:04 | 事故
23日午後、犬吠埼の東約350キロの太平洋上で巻き網漁船(135トン、乗組員20人)が転覆し、4人死亡13人が行方不明となっている。しけのためパラアンカーを降ろして停泊していたところ、横波を受けて転覆したという。

トランシットの火星(Leo25)海王星(Aqu24)がオポジションを組んでいる影響で、フィリピンにつづき日本でも海難事故が起きた。トリガーは前回の記事と同じく水星。6月に入って事件、地震、事故と立て続けである。これもひとえに6月新月図の凶意(*)というほかない。

漁船沈没現場の位置を新聞報道の地図をもとに割り出し、おおよそ北緯35.3度、東経144.4度付近と仮定。この地点で6月4日新月図を描くと、MC(Aqu25)と海王星がタイトな合となり、海難事故の高リスクな地点であったことがわかる。

またこの千葉県沖の東太平洋は黒潮と親潮による潮の流れが複雑な海域で、過去に何隻もの船舶がしけの際に沈没しているらしい。

事故発生の正確な時間は不明だが、23日午後2時50分頃、MC-IC軸が火星-海王星軸を通過、またノード軸にアプライ、同時に天底に月(Aqu22)が合となり、考えられる最悪の時間となっている。特に天底の月は、潮汐力が最大となって大波を起こさせたのではないかと思われる。

追記(08.06.25)
ニュースなどから事故発生時間は午後1時20分頃らしい。火星-海王星・月軸は5室-11室カスプ付近にあった。月との関係は満潮に向かう時間帯。



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(*)子午線とノード軸の合。新月図では、原因を特定しないまま死亡者の発生を暗示すると考えられる。


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フィリピンの客船沈没

2008-06-22 23:53:16 | 事故
21日フィリピン中部シブヤン島沖で「MVプリンセス・オブ・スターズ」号が座礁し、沈没したものとみられる。台風6号による荒天で救助は難航しており乗客・乗員750人以上が行方不明。

この大事故のトリガーは、20日順行に転じた水星が翌21日、6月4日新月図太陽と完全な合(Gem13)を形成したことによるものだ。新月図形成時に太陽より先にあった水星は、逆行して14日に新月図太陽と合。このとき岩手・宮城内陸地震が起こった。続いて太陽の後になった水星が順行となり、再び新月図太陽と合を形成した21日に起こったのが、フィリピンの客船沈没事故だ。

マニラ新月図を調波で調べると、19調波に特徴が見つかった。HN19太陽-月がネイタルノースノードと3度の緩い合、HN19海王星がネイタルASCと完全な合(Tau10)であった。高調波で形成される完全な合は、著しい結果をもたらす可能性が大だ。19調波の異常は大事故の徴だが、調波チャートは自分の国以外のものは普段チェックしないので、異常を前もって見つけるのは難しい。

水星が地震だけでなく事故などもトリガーの役目を果たすとは、従来の占星術理論では説明されていないが、今後はさらに水星の動きを注視していかなければならないだろう。


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犯行はさそり0度で

2008-06-22 01:55:13 | 占星学
秋葉原事件の犯人である加藤智大容疑者の出生日が、マスコミなどによれば82年9月28日であるらしいことが分かった。個人のチャートを出すことは普段は控えているが、事例研究のため今回は取り上げることとした。

まず出生時間をレクティファイし、17時39分青森県生まれとした。理由はノード軸をMC-IC軸と重ねた場合、チャート全体が彼の気質をうまく表現できると考えられたからだ。出生日の特徴として、てんびんからいてにかけて天体が集中し、はっきりした偏りがある。そこでサウスノードをMC付近に置くと殆どの天体がDSCからMCに収まる。このエリアは第2象限とよばれる。いわゆる四気質論によれば胆汁質にあたり、周囲からいわれていた気質と一致する。

この出生時を採用してチャートを作ると、太陽は6室でバーテックスと合。ASCはおひつじ12度。サビアンの象意は「成功しなかった爆弾の爆破」。DSCに水星が完全な合。MC-ICを軸に月、火星、ノードがヨッドを形成。となる。
伝えられるところの母親の異常な教育という点は、太陽と月のトラインから辿る。上記の月のヨッドのほか、ASCともトラインとなる。チャートを見る限りでは母の所業は彼自身の自我の投影として引き起こされたものだったと考えられる。

犯罪を起こした年齢での特徴を進行法で見ると、かなり特異な状況が見られた(セカンダリディレクション=1日1年法を使用)。
太陽がさそり0度にイングレス。進行太陽がサインをまたぐと、人生の大きな変動となることが多い。金星・冥王星・土星がそれぞれてんびん27、26、25で合。火星海王星がいて24度で合となっている。
水星はてんびん12度のネイタル水星が逆行で、プログレスでいったん逆行した水星が順行に転じ、昨年進行の水星がネイタルの水星を通過。長年鬱積した思いが吐き出されるきっかけか。

プログレスASCはおうし21度だが、出生時間を17時43分とすると、プログレスASCは今年7月2日におうし23度に入る。このサビアンの象意は「馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン」で、秋葉原事件の様相に一致する。



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冥王星型天体と命名

2008-06-15 20:03:33 | 占星学
国際天文学連合(IAU)は11日、惑星の基準を満たさない天体で、海王星の外側にある天体を「冥王星型天体」(プルートイド)と命名した。これにより冥王星とエリスがこのカテゴリに分類されることになった。また「準惑星」セレスはメインベルトにあるため、このカテゴリには含まれなかった。冥王星は2006年のIAU総会で惑星の定義が変更されたことにより惑星から除外され、当初矮惑星と呼ぶことになっていたが、一般的でないとの理由でこのたび新たな呼称を決定したとのことだ。

西洋占星術にとって冥王星が持っている働きは、もはや無視することができないほど大きく、天文学の分類上の変更が占星学上の意味を変更するものではないと筆者は受け止めている。一方で冥王星発見から、惑星降格に至るまでの時代を振り返ると、実に冥王星こそ20世紀を象徴する天体であったと改めて強く思わされ、興味深い。

冥王星は1915年にローウェルがその存在を予測し、1930年にトンボーが発見した。1992年に初の太陽系外縁天体が発見されるまで、冥王星は太陽系最遠の天体だった。その後次々に太陽系外縁天体が発見され、2006年に惑星から降格となった。

冥王星発見を時代の区切りと考えると、これ以前とその後では世界の様相が著しく変貌していることが分かる。海王星最遠天体時代から比較すれば、国際政治・経済、科学技術、文化芸術に至るまで冥王星の力が世界を変えたさまが見えてくる。

とくに相対性理論など科学の進化にともなう唯物主義、核抑止力などに代表される東西冷戦構造とその終焉、経済のグローバル化にともなう合理主義と、金融市場の際限なき膨張などが挙げられるだろう。

これらは20世紀にアメリカが主導となって築き上げた文明の形である。冥王星の発見者はいずれもアメリカ人であることも象徴的だ。
惑星だと思われていた冥王星が実はそうでなかったことがわかり、降格されたという事実は、占星学的にいえば、20世紀に築かれた文明の向かうベクトルを修正すべき時期が来たということだと、筆者はそう解釈しているのである。



コメント (1)
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岩手・宮城内陸地震(M7.2)

2008-06-14 23:17:05 | 地震占星術
14日午前8時43分頃、岩手県内陸部を中心に震度6強の地震が発生。マグニチュードは7.2(推定)、山崩れが多数発生している。現時点で6名死亡、行方不明者もあるという。(USGSのデータ

5月22日の記事に震度5クラスの地震が6月20日頃に起こる可能性を書いていたが、考えていたより1週間近く早く起こってしまった。発生地も予想した北関東より北の東北地方、なにより震度6強までにもなるとは、未だ筆者の読みが未熟であると言わざるを得ない。

水星逆行中の大地震は少ないのは確かだが、太陽が絡むと話は別だったようだ。発生日当日の水星R(Gem14)が6月新月図太陽(Gem13)と1度以内のタイトな合を形成したのが本日14日であった。地震はこのタイミングで発生した。
発生時間はASCに火星(Leo19)が完全な合となる瞬間で、DSC方向には海王星があり、さらにノード軸とASC-DSCがタイトな合という最悪のタイミングだ。東西ともに重い感受点がある場合、被害はより大きいものになる。

発生地の岩手県内陸部は、6月新月図の金星と太陽の中間にASCが位置し、ノード軸とMC-ICが合、11室カスプに天王星が合となる地点であった。

地震発生に水星と太陽が関連するという事象は、昨年の新潟中越沖地震のときにも同様で、直近の新月図水星にHN4太陽が1度以内の合となった日に起こっている。水星逆行中の大地震は01年の鳥取県西部地震があったが、太陽と水星の間を月が取り持つという複雑な構図(*)であった。

今年の春分図で被害地震の可能性が低いとみて、少なめの震度予測をしていたが、やはり地震は新月図を主軸に読まないとポイントを外してしまうと感じた。
もっとも山間部の地震であり道路やのり面は多数崩壊していても、家屋の倒壊や人的被害は比較的少ないように見られる。同じ規模の地震が東京直下で起これば、被害は阪神大震災の比ではなかったであろう。被災地域の一日も早い復興を祈りたい。



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(*)直近の新月図および経過図の水星をHN4月が通過し、そのネイタルである月とHN4太陽が合となるタイミングで発生した。

追記(08.06.15)
さらに冥王星も、地震発生の瞬間やぎといてのサインの境界線上にあった。震度6強ものエネルギーはここから得たと考えられる。とくにやぎは地殻変動のサインで、伝えられる震源地域の山地崩壊の映像はあらためて驚かされる。

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