占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

2009年占星術予測-米国編

2008-12-31 01:06:02 | 四季図
日本編に続き09年のアメリカの傾向を春分図で読んでみたい。まず太陽の入居する12室はオーバーロードで火星、水星、天王星、太陽が入居する。この年米国では隠された秘密や問題が暴かれて大きな混乱を目の当たりにすると見られる。これは金融危機の問題の根深さ、財政問題の深刻さや企業決算の著しい悪化などが当てはまるだろう。1月に就任するオバマ新大統領はおそらくこれらの問題を国民に詳らかにすると思われる。

MCはやぎで9室冥王星と緩い合となり、大統領が強力な権力を発動し事に当たることが示される。10室入居の月は政策は国民の支持を得やすい。しかし11室で示される米国の国際関係や連邦議会との関係は混乱が予想される。このハウスにはノースノード、木星、ジュノー、キロン、海王星が入居し、これまでのブッシュ覇権主義とオバマ氏の中道政策が噛み合わないという軸足の不明瞭な状態となる可能性が高い。閣僚の足並みの乱れや、大統領の政策を共和党が支持したり民主党が不支持となるような場面があるかもしれない。7室てんびんは支配星金星で、英国やイスラエルといった同盟国とはこれまで通りの関係を維持する傾向にある。

気になる経済状況だが、2室おうしにヴェスタ入居で国民の負債の増加、6室おとめに土星入居でリストラや工場の閉鎖など暗い面が目立つ。8室さそりは支配星火星で金融市場は意外にも堅調と見られる。FRBのゼロ金利政策や量的緩和が功を奏すのかもしれないが、しかし日本編で述べたように痛み止めで問題を和らげているにすぎないので注意が必要だ。

最後に米国の春分図で最も鍵となる天体は金星であり、このおひつじ金星(Ari11)はワシントンASCと完全な合を形成している。これが何を指すのか筆者の想像には手に余る問題だ。入居するサインおひつじの支配星は火星であり、火星と金星の合が非常に強力なパワーを発揮することから、米国発の劇的な決定が世界を揺るがす可能性も考えられる。あるいは春分図金星に火星がコンジャンクションやスクエアを形成する時期に銃乱射事件など重大な事件が発生する可能性もある。気になるのはオバマ大統領の太陽がしし11度であり、大統領が襲われ負傷する事態の懸念もある。危険日は直近で5月6~7日と9月12~13日。ただしこの金星とMCはスクエアを形成しないので、大統領職を失うまでには至らないだろう。オバマ氏自身の出生図でも死期との符号は見られない。

気象はICかに、ASCおひつじで活動宮の水、火の象意。前年につづき大型ハリケーンや竜巻に注意すべきだと思われる。



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2009年占星術予測-日本編

2008-12-30 17:00:51 | 四季図
◆概要-地震災害に注意を◆
2009年3月20日春分図よりこれから1年日本で起こる事象の傾向を予測してみたい。09年の春分図ではサウスノードのカルミネートや4室天体のオーバーロードにより地震等の災害の可能性が見られる。08年は岩手県でM6級地震が2度起こったが、規模に比較して被害は抑えられていた。しかし09年ではM5級でも被害を被る可能性がある。注意の必要な地域は東経135~138度の範囲内で、近畿から北陸や東海にかけて。太平洋側か日本海側かは春分図では不明瞭だ。時期は新月図の解析が進み次第アップしたい。

◆政治-今年も政権交代あり◆
太陽が5室入居で政治に関心が集中する。天王星が同室入居で3年連続で政権交代の可能性が強い。これはこの時期天王星が太陽に近い位置にあるためであり、今後もこの傾向は続く。ちなみに08年は太陽、天王星が8室入居で、福田→麻生政権交代は禅譲であったことが読み取れる。09年の5室入居では国政選挙による政権交代の可能性が高い。気になる野党の動きだが、伝統的読みで4室に火星入居で勢いはあるが、ハウス全般の状況が非常に悪くトラブルに見舞われそうだ。ただし選挙結果は関係する新月図の方が強く表われるのでここでは言及できない。

◆社会経済-全体に不調◆
ここで各天体のディグニティーを見ていくと、月-,水星-,金星-,火星+,木星-,土星-となり全般的に低調だ。プラスとなった火星も作用は限定的で、ひたすら我慢の一年となりそうだ。また天体のディスポジターは天王星と海王星のミューチャルレセプションとなり、土星-天王星のオポジションによる変革の大波は、いわば鎮痛剤を打たれて痛みを散らされながら進行する。このため危機の進行に気付きにくい状況にある。この一年では対処療法的な施策が目立つと思われる。

◆ハウスによる分析◆
*1室(さそり)=支配星火星で状態は悪くない。国民の意思は通りやすい環境にある。
*2室(いて)=冥王星入居、支配星の木星もペリグレンの上、入居するサインみずがめの状態が極めて悪いので、国民の財産は知らぬ間に損失を出しているという状況になりやすい。
*3室(やぎ)=月の入居に支配星土星で、学校教育に対する政治の対応が揺らぐ。また3室カスプと冥王星の緩い合で、為替レートが極端に触れやすく変化も早い。
*4室(みずがめ)=木星、ジュノー、キロン、海王星、火星入居。特に地震に注意の年となる。東日本の太平洋側の海底地震も引き続き活発な傾向。
*5室(うお)=水星、天王星、太陽が入居。スポーツの分野で活躍が目立つと思われる。3月に行われるWBCは前回に続き優勝を狙える位置にある。苦難も多いが得るものも大きい。また国政選挙も行われると思われる。
*6室(おひつじ)=6室カスプに金星がタイトな合。またMCともトラインで雇用問題に対する政府の対応は金銭的支援など比較的早いと思われる。
*7室(おうし)=支配星金星で対外問題は金融財政面が注目点となる。ヴェスタ入居で外需企業などの損失も増えると思われる。
*8室(ふたご)=サインふたごで金融市場は短期的な動きが鍵となる。しかし支配星水星の状態は悪く、土星ともオポジションで利益確定には損切りも必要となる。8室入居のパラスは金融技術のある人には幸運となる。
*9室(かに)=筆者はここを議会の動きと見る。議会では与野党ともに国民の生活に直結した政策が進められる見通し。
*10室(しし)=支配星太陽で政治にリーダーシップがあると見る。しかしMCとサウスノードが合で政権は長続きしない。
*11室(おとめ)=土星入居。伝統的読みではここは議会の動きや国家の財政を示し、決定の遅さや緊縮財政となるが、実際は史上最大規模の大盤振舞いの予算が見込まれており外れている。ここは国際関係と読んで対外援助の一時停止や対外協力に関する法整備の仕切り直しが必要となる見通し。
*12室(てんびん)=支配星金星。隠れ借金には常に目を光らせておく必要がありそうだ。

◆気象、農業について◆
気象についてはICみずがめ、ASCさそりで不動宮の風、水の象意。晴れ間は少ない傾向だが、気圧の変化は少ないと思われる。日本では大きな風水害は少ない見通し。
農業については10室セレスが火星とオポジション、冥王星とトラインとなり、損失が出やすい星位だ。目立って不作とはならないが一部作物の不作が相場に影響を与える可能性もある。


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ガザに大規模空爆

2008-12-28 01:05:11 | 社会(マンデン)占星術
27日イスラエルはガザに激しい空爆を行い155人が死亡、多数の負傷者が出た。1日の犠牲者数としては80年代の第1次インティファーダ以降最多だという。155人のうち同地区を実効支配するハマスの関係者らが40名、その他は一般人だと思われる。今年6月にイスラエルとハマスが結んだ停戦協定は今月19日に失効し、緊張が高まっていた。

27日新月図では火星冥王星の合が太陽月と同座し緊張度の高いチャートである。第7調波では火星、金星、海王星、冥王星がサインかにで同居となり、戦争の勃発や著しい被害の象意が表われている。サインかにでの戦争は民間人の犠牲者が増えると思われる。

エルサレム新月図ではノースノードのカルミネート、8室に火星冥王星、太陽月の同居がこの事件に関わっていると見られる。ネイタルのみで空爆を読むのは難しいが、調波振動が非常に高いことが実際の攻撃に繋がったのだろう。報復攻撃の危険はHN7火星がかに、ししを去る1月7日までが特に危険と見る。

同新月図では9室カスプにジュノーが完全な合となっており、国際社会に対するイスラエルのごり押しが強く出ている。同室入居の木星により調停は第3者の国が取り持つことになるだろう。



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土星-天王星-冥王星

2008-12-24 00:27:49 | カーディナルクライマックス
土星、天王星、冥王星がそれぞれカーディナルサイン(*)に入座しアスペクトを形成することを、カーディナルクライマックスと呼ぶ。これは金融占星学の権威であるレイモンド・メリマン氏による解釈であると思われる。前回このアスペクトが形成されたのが1929年12月から1932年2月までであり、この時代に起こったのが世界大恐慌。この天体の組合せが現在ふたたび巡ってきていることで注目されている。

この組合せが今後どのようにして起こるか順を追って見ると、先月下旬に冥王星がサインやぎに入座し、まず一つ条件が適合。次に現在おとめを進行中の土星がてんびんに入座し条件に適合するのが来年10月30日。ここで冥王星と土星がサインスクエアとなる。最後に現在うおを進行中の天王星が2011年3月12日におひつじに入座し、カーディナルクライマックスが成立することになる。この状態は土星が次のサインに移動する2012年10月初旬まで続く。

さてこのカーディナルサインと土天冥の組合せがどのような現象をもたらすのか。以前のアスペクト成立時は世情は不穏な空気に包まれていたが、戦争のような事象のトリガーとはなっていない。世界大恐慌という金融・経済分野でのトピックが特に際立っていることで、金融占星学方面で注目されているのだと言えよう。

天体の組合せは同じでも、入座するサインは前回と同じではない。また天体の力を受ける人間社会の様相も前回と同じわけではないので、再び同じことが起こるとは言えない。1929年当時は土星やぎ、天王星おひつじ、冥王星かに。やぎ土星の意味するものは大恐慌に伴う銀行業務の停止や債務不履行。かに冥王星により実体経済の世界的破壊が示される。おひつじ天王星は危機の進行に加速度をつけたと考えられる。

2011年の組合せはてんびん土星、おひつじ天王星、やぎ冥王星で、特にてんびん土星ではデリバティブなど金融商品の取引停止の可能性もありうる。てんびんを冥王星が通過した1970年代に開発された金融システムの行き過ぎが土星によって制限を受けると考えられるからだ。やぎ冥王星で打撃を受けるのは大手金融機関など金融システムを支える側。サインかにが加わらないことで、実体経済の破壊は抑えられよう。おひつじ天王星は前回と同じく事態の急転直下を後押しする。

Tスクエアに加わらないサインかにだが、ここに太陽や火星が入座する時期がもっとも変化の激しい時期となりそうだ。このサインに重要天体が入ると、いわばカーディナルグランドクロスが形成される。

ところでこのカーディナルクライマックスで日本に起こる出来事は既に確定している。それは2011年4月から施行される消費税増税である。政府は税率を段階的に8.5~10%まで上げるとしている。占星術的にはよりによって何というタイミング、としかいえない政府の決定である。

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*おひつじ、かに、てんびん、やぎの4サイン



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12月の新月図

2008-12-18 23:58:10 | 新月図
16日、米FRBが政策金利を年0~0.25%に引き下げ、史上初のゼロ金利政策に踏み切った。これにより世界的ドル安の流れが加速している。米連邦政府はいよいよドル切り下げに舵を切ったのではあるまいか。前回のエントリでも述べたように米国は通貨制度に手を入れる可能性がある。ドル建て資産からは早急に退避した方がよいと思われる。

27日の新月図から読み取れる1ヶ月の見通しは、太陽(Cap06)が5室入居でASC-DSC軸とタイトなトライン。政府はやっと重い腰を上げ国民が直面している雇用など経済問題対策に乗り出す。ノースノード(Aqu09)は雇用労働を表す6室カスプと合で、年末から1月にかけ失職者が大量に出る可能性がチャートに表われている。

またサインやぎに天体が集中し、政界再編の動きや地震も活発になる。内訳は4室に火星冥王星の合、太陽月の合、5室にジュノー、水星、木星Vtの合となる。大きな政変や地震がありそうだが、木星の緩衝効果により大したものにはならないだろう。しかし注目点であることに変わりはない。

地震の可能性が最も高い国はアフガニスタン。火星がやぎにイングレスする新月当日が危険日となる。
気候はICいて、ASCおとめで全般的に温暖に推移すると見られる。


コメント (1)
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