3.11東日本大震災により被災し、放射能漏れを起こした福島第一原発について政府は12日、国際基準(INES)で最も深刻な「レベル7」に相当すると発表した。同レベルであったチェルノブイリに比較して放射能の放出は1/10だが、今だ冷温停止しない4機の原子炉はまだ予断を許さない情勢だ。本記事では、福島第一原発事故が意味するものを占星学により掘り下げていく。
◆事故の占星学的背景◆
東日本大震災の発生時期から見る占星学的な重要ポイントは、3/3のノースノードやぎ0度通過と、3/12天王星おひつじイングレス、そして4/4海王星うおイングレスという3つの重要転換点の特徴が、一つの大災害によって表象されているということだ。つまり、地震、津波、原発事故は1つのセットということである。
1)やぎ座冥王星をノースノードが通過。(2010年秋)
やぎ0度をノースノードが通過。(2011/3/3)
=冥王星(原子力)とやぎ0度(地殻変動)による事故
2)うお天王星とみずがめ海王星によるミューチャルレセプションの解消。
天王星がサインうおを脱出(3/12)=地震、発電所事故、津波被害
海王星がサインみずがめを脱出(4/4)=発電所事故、放射能による海洋汚染。
これらの天体現象が1ヶ月以内に集中したことが、深刻な原発事故の背景にある。このうち特に(2)を取り上げて解説する。
天体がサインの境界線を越えていくとき、何らかの特徴的な事象が発生することがある。天王星は2003年3月にサインうおにイングレスしたが、「電気」の象意を持つ天王星が、「海」「水」の象意を持つうお座に入ったことは、天王星の性質が一時的に減衰することを意味した。2003年8月には北米で記録的な大停電事故が発生している。(wiki-2003年北アメリカ大停電)
今回天王星がサインカスプを超えて、うお座を出て行くときも、「津波」により「発電所」が大事故を起こした。これが原発である理由は、やぎ座冥王星とノースノードの関係が明かすところだ。天体のサインカスプ超えは、サインから出て行くときもサインの壁を破って出て行くものであることを見せつけられた。天王星のうお(水)からおひつじ(火)への遷移は、水素爆発を引き起こした。海王星のみずがめからうおへの遷移は、発電所(みずがめ)から放射能汚染水(海王星)が海(うお)に流れ出ることとなった。
◆原発の構造の占星学的意味付け◆
今回の事故で知ったが、原発というのは際限なく発熱する核燃料を、常に大量の水で冷やし続けなければならないということである。炉心から外した後も、保管プールで半永久的に冷やし続けなければならない。このことから、原発の占星学的構造は以下のように説明できる。
核燃料(冥王星)→冷却水、蒸気(海王星)→タービン、発電機(天王星)
つまり冥王星のエネルギーを海王星が受け止め、変容した力から天王星が電気を取り出している構造だ。特に冥王星である核燃料は、海王星である水にスッポリ覆われていなければならないのだ。今回の事故はこれら3者の関係性が崩壊したことを意味している。特に今回海王星と天王星が同時にトラブルを起こし、関係性が崩れた(ミューチャルレセプションの解消)。本来冥王星と海王星の相性も非常に悪く、結果この事故は原発システムそのものの危険性を露呈するものとなった。
◆エネルギー問題からの占星学的問いかけ◆
天王星はおひつじに入り、新たな84年の公転周期のテーマに入った(天王星の新サイクル)。地球温暖化問題から原発に再びトレンドが動きはじめた矢先に、この事故発生は、科学技術とエネルギー問題の進化の方向性を問い直すものとなるだろう。新たな科学技術の公転サイクルが始まるとき、古いテクノロジーは捨てていくべきなのだ。核燃料で蒸気機関を回すのは、それぞれの持つ物理学的技術的本質から乖離しすぎており、無理がある。
また過去記事で「カーディナルクライマックスと海王星」という記事を書いていた。そこではメキシコ湾原油流出事故から、ミューチャルレセプションの解消によるカタストロフィの可能性を、特に2011年春をターゲットに見て解説を試みていたが、結果福島第一原発のレベル7事故という形で現実のものとなった。
エネルギー問題としての視点として、原発だけでなく石油についても実は問題がある。陸上から掘削できる石油埋蔵量は枯渇しかかっており、サウジなど産油国では油田に海水を突っ込んで、油田の底に溜まった原油をむりやり吸い取っているという。深海のさらに1Km以上も掘削して海底を掘り進むというリスクを敢えて冒してまで石油を掘らなければならない理由はそこにある。やぎ座に冥王星が存在する期間内に、エネルギー問題は必ず持ち上がる。核燃料を含む化石燃料に過度に依存した文明の今の形は変えなければならない。
◆福島第一原発は、“水棺”にすべし◆
原発に戻ろう。いつ収束するかわからない状況だが、占星学的に見て解決策は一つある。それは本来の座に戻った海王星の力に頼ることだ。核燃料を納める原子炉圧力容器と、さらに外側の原子炉格納容器に水を満たして水没させること、いわゆる“水棺”を提唱する。できるだけ技術的複雑さ(天王星)を回避した形での冷温停止が望ましい。この方法は米原子力規制委員会(NRC)が提案している方法だが、政府がこの原子炉水没案を取り入れて一日も早い事故収束が図られることを願う。占星学的には、事故収束は海王星が逆行する6月には具体的な作業が開始され、みずがめに戻って再びうおイングレスする来年2月には冷温停止状態が完成すると見込まれる。1年以内に事故収束させることが、これ以上放射能被害を出さない上で必定である。
◆事故の占星学的背景◆
東日本大震災の発生時期から見る占星学的な重要ポイントは、3/3のノースノードやぎ0度通過と、3/12天王星おひつじイングレス、そして4/4海王星うおイングレスという3つの重要転換点の特徴が、一つの大災害によって表象されているということだ。つまり、地震、津波、原発事故は1つのセットということである。
1)やぎ座冥王星をノースノードが通過。(2010年秋)
やぎ0度をノースノードが通過。(2011/3/3)
=冥王星(原子力)とやぎ0度(地殻変動)による事故
2)うお天王星とみずがめ海王星によるミューチャルレセプションの解消。
天王星がサインうおを脱出(3/12)=地震、発電所事故、津波被害
海王星がサインみずがめを脱出(4/4)=発電所事故、放射能による海洋汚染。
これらの天体現象が1ヶ月以内に集中したことが、深刻な原発事故の背景にある。このうち特に(2)を取り上げて解説する。
天体がサインの境界線を越えていくとき、何らかの特徴的な事象が発生することがある。天王星は2003年3月にサインうおにイングレスしたが、「電気」の象意を持つ天王星が、「海」「水」の象意を持つうお座に入ったことは、天王星の性質が一時的に減衰することを意味した。2003年8月には北米で記録的な大停電事故が発生している。(wiki-2003年北アメリカ大停電)
今回天王星がサインカスプを超えて、うお座を出て行くときも、「津波」により「発電所」が大事故を起こした。これが原発である理由は、やぎ座冥王星とノースノードの関係が明かすところだ。天体のサインカスプ超えは、サインから出て行くときもサインの壁を破って出て行くものであることを見せつけられた。天王星のうお(水)からおひつじ(火)への遷移は、水素爆発を引き起こした。海王星のみずがめからうおへの遷移は、発電所(みずがめ)から放射能汚染水(海王星)が海(うお)に流れ出ることとなった。
◆原発の構造の占星学的意味付け◆
今回の事故で知ったが、原発というのは際限なく発熱する核燃料を、常に大量の水で冷やし続けなければならないということである。炉心から外した後も、保管プールで半永久的に冷やし続けなければならない。このことから、原発の占星学的構造は以下のように説明できる。
核燃料(冥王星)→冷却水、蒸気(海王星)→タービン、発電機(天王星)
つまり冥王星のエネルギーを海王星が受け止め、変容した力から天王星が電気を取り出している構造だ。特に冥王星である核燃料は、海王星である水にスッポリ覆われていなければならないのだ。今回の事故はこれら3者の関係性が崩壊したことを意味している。特に今回海王星と天王星が同時にトラブルを起こし、関係性が崩れた(ミューチャルレセプションの解消)。本来冥王星と海王星の相性も非常に悪く、結果この事故は原発システムそのものの危険性を露呈するものとなった。
◆エネルギー問題からの占星学的問いかけ◆
天王星はおひつじに入り、新たな84年の公転周期のテーマに入った(天王星の新サイクル)。地球温暖化問題から原発に再びトレンドが動きはじめた矢先に、この事故発生は、科学技術とエネルギー問題の進化の方向性を問い直すものとなるだろう。新たな科学技術の公転サイクルが始まるとき、古いテクノロジーは捨てていくべきなのだ。核燃料で蒸気機関を回すのは、それぞれの持つ物理学的技術的本質から乖離しすぎており、無理がある。
また過去記事で「カーディナルクライマックスと海王星」という記事を書いていた。そこではメキシコ湾原油流出事故から、ミューチャルレセプションの解消によるカタストロフィの可能性を、特に2011年春をターゲットに見て解説を試みていたが、結果福島第一原発のレベル7事故という形で現実のものとなった。
エネルギー問題としての視点として、原発だけでなく石油についても実は問題がある。陸上から掘削できる石油埋蔵量は枯渇しかかっており、サウジなど産油国では油田に海水を突っ込んで、油田の底に溜まった原油をむりやり吸い取っているという。深海のさらに1Km以上も掘削して海底を掘り進むというリスクを敢えて冒してまで石油を掘らなければならない理由はそこにある。やぎ座に冥王星が存在する期間内に、エネルギー問題は必ず持ち上がる。核燃料を含む化石燃料に過度に依存した文明の今の形は変えなければならない。
◆福島第一原発は、“水棺”にすべし◆
原発に戻ろう。いつ収束するかわからない状況だが、占星学的に見て解決策は一つある。それは本来の座に戻った海王星の力に頼ることだ。核燃料を納める原子炉圧力容器と、さらに外側の原子炉格納容器に水を満たして水没させること、いわゆる“水棺”を提唱する。できるだけ技術的複雑さ(天王星)を回避した形での冷温停止が望ましい。この方法は米原子力規制委員会(NRC)が提案している方法だが、政府がこの原子炉水没案を取り入れて一日も早い事故収束が図られることを願う。占星学的には、事故収束は海王星が逆行する6月には具体的な作業が開始され、みずがめに戻って再びうおイングレスする来年2月には冷温停止状態が完成すると見込まれる。1年以内に事故収束させることが、これ以上放射能被害を出さない上で必定である。