占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

渋谷シエスパの爆発事故

2007-06-21 23:09:20 | 事故
19日午後2時半ごろ発生した、渋谷区松濤の温泉施設シエスパ別棟の爆発事故は、昨年1月の開館以来ガス漏れに対する検査をしていなかったことなど、極めて人災の色合いが濃くなった。
地下1500メートルから汲み上げる東京の温泉水は天然ガスが含まれており、分離装置でガスを排出する必要があるらしい。どうやらその設備のある地下室にメタンガスが充満し爆発したと見られている。

ところで前回、前々回と当ブログで触れた新月図における関東での地震の可能性を読んだチャートであるが、どうやら読み違いをしていたのではないだろうか。
新月図において、第4調波でHN4火星がネイタルの東京MCと合を形成したチャートは、地震ではなく、大地及び地下に関係する事故を表示していたのではないかと改めて気づかされた。

第4調波というだけで地震と思い込んでいたが、地震を表示する主天体ジュノーと火星とは関係しておらず、火星中心に読んで地下施設に関する事故という可能性も視野に入れておくべきであった。

しかし東京圏域に渋谷シエスパのような安全管理のずさんな施設があったゆえに、それがトリガーとなって爆発事故となってしまったと考えることもできる。チャートの表示を満たすに十分な、管理に問題のある施設が東京圏域にひとつも存在しなければ、あるいは軽い地震が発生することでチャートの表示が満たされたのではないか、と思う。
鉄骨ALC造を完全に吹き飛ばす破壊力も、都民1000万が受ける有感地震で割れば、わずかな揺れのエネルギーにしかならない。

そのような意味でも、この事故は起こしてはならない人災であり、3人の犠牲者も亡くなるべきではなかったと言っておきたい。



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水星逆行中に地震はない?

2007-06-18 01:24:34 | 地震占星術
前回の記事で関東に前兆地震が起きる可能性を示したが、15日新月当日は日本全国どこも有感地震は記録されなかった。
新月図に示された地震の兆候が兆候のまま終わるのか、別の視点で検証したい。

大分の群発地震で新たに気がついたことは、今年2月15日から逆行に入っていたジュノーの進行が、6月5日に順行に戻ったことである。ジュノーの逆行明けに地震が発生することは、最近では2004年9月5日の三重県南東沖地震がそうであった。そういう意味では6月5日は特異日であったわけで、今後の研究に生かしたい。

これと同じ意味を為すのが、いわゆる「水星の最大離隔において地震が発生しやすい」とする占星術師の初代銭天牛氏の説だ。最大離隔とは内惑星における順行、逆行の切り替わり点である留(stationary)の時期のこと。水星は今月16日から逆行に入り7月11日に順行へと切り替わる。

最近10年間の気象庁による被害地震を調べると、すべてではないが、水星の最大離隔に近い時期に発生した地震がいくつか発見できる。しかし注目すべきなのは、気象庁の命名する大規模被害地震はほとんど水星順行中に発生していること。そうでないものは鳥取県西部地震のみであった。
同じことがジュノーについても言え、大規模被害地震はジュノー順行中で起こっており、逆行中のものは能登半島地震のみであった。

占星術による逆行中の天体は、その天体の影響力が発揮しにくいと言われる。従って逆行明けの時期に、逆行中に蓄積され発揮出来なかった地震エネルギーが解放されると考えることができる。
先日6月26日に紀伊半島沖地震の可能性について述べたが、水星逆行中のこともあり、予測が実現する可能性も少し低く見積もるべきかもしれない。ただし逆行明けの7月11日以降に先延ばしされるだけかもしれないので、引き続き注視している。



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大分の群発地震

2007-06-09 22:43:27 | 地震占星術
大分県中部を震源とする地震が頻発、6月6日から9日にかけて震度4が1回、震度1~3の揺れが50回以上観測された。

これはまずい兆候だと思った。前回の記事で次に来る地震の第2候補として東経131.9度の地震を挙げていたが、このたびの大分の群発地震はその位置で起こっている。
すでに次の新月の影響が出始めていると言ってもよい。大分の群発地震は次の15日の新月図における太陽ー月とMCが合となる位置で発生しているからだ。

これで15日新月当日に発生の可能性のある関東での地震についても、少し精度を高めて書かねばならなくなった。
東京新月図でネイタルMCとHN4火星が完全な合となるのは千葉、茨城あたり。発生時間はASCがネイタル火星を通過する午前1時すぎか、MCが通過する午前7時33分頃と予測。震度は手堅く4程度。震度5を予測するのは新月図のみでは冒険すぎる。

新月図の本命は紀伊半島沖地震だが、前兆となる地震の規模によって今後の地震規模の予測が変わる可能性もあるので目を離せない。



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大地震の予感?

2007-06-04 01:15:09 | 予測
少し気が早いかもしれないが、今月15日の新月図について書いておきたい。
6月15日の新月図ではジュノー(Lib12)が1ハウスに位置し、国内で地震の兆候が表示されている。またIC(Cap00)にほど近い位置に冥王星(Sag27)があり、地震が起こるとしたら、かなり巨大なものとなる可能性がある。またMCがかに、ICがやぎのサインで、地殻変動を表す表示としては典型的なかたちだ。

1.東経136度が震源

まず新月図による震源位置の割り出しであるが、ICにほど近い冥王星がICと合となる位置は東経136.3度となり、東経ではこの位置が一番震源として疑わしい。
ただし、この東経136度というのは今年に入って発生した能登半島地震や亀山市を中心とした地震ですでに地震エネルギーが解放されており、ふたたびこれらの地域で大地震が来るのか、疑う余地もある。この経度で危険性を疑うなら、南海トラフという可能性もある。
第2候補として太陽ー月(Gem23)とMCが合となる東経131.9度の九州地方も考えられるが、こちらは可能性は低く、新月図のメイン表示ではないと考える。

2.発生日は6月26日

次に第4調波図でもっとも地震発生の危険が高まる日を予測する。6月15日から次の新月である7月14日までに、新月図ジュノーを通過するハーモニクス4の天体は月と金星であり、進行速度の遅い金星が新月図ジュノーに接触する6月26日がもっとも地震発生の可能性が高いと判断する。

3.発生時間は午前7時34分

次に6月26日の東経136度において、地震発生の危険の高まる時間を割り出す。仮に輪島市でチャートを作成する。発生日の分析において、キープラネットが金星であることから、金星にASCが通過する午前8時15分が地震発生の危険時間と判断する。このときICと月が合、DSC付近に海王星が来ており、地震図のチャートと判断するに遜色ない。
ただしもうひとつ、第2候補としてはASCと新月図金星が合、MCとネイタル火星が合となる午前7時34分を見逃すわけにはいかない。ここで詳細に検討すると、東経136度上で新月図金星とASC、MCと火星の合が完全となる緯度が北緯33.4度となり、和歌山県潮岬にほど近い沖合が震源の候補に挙がる。
項目1で述べた理由で、東経136度上での新たな地震の可能性はこの潮岬沖が最も高くなるので、第2候補を繰り上げ第1候補とし、地震発生時間を午前7時34分と判断する。

4.まとめ

以上の分析から6月26日午前7時34分頃、和歌山県潮岬沖の東経136度、北緯33.4度付近を震源とする地震が発生すると予測する。規模を正確に割り出す方法は確立されていないが、新月図では震度6以上の可能性を疑うに足る表示であると思われる。
ただし現段階で確かなのは東経と発生日で、発生時間と位置の詳細はまだ研究段階の域を出ていない。

*補足

先日記事に書いた「大気イオン地震予測研究会」においても全国各地の調査地点で次々と異常値を検出していることもあり、地震についての備えを改めて確認する必要があるだろう。

15日の新月当日にも関東地方で揺れが来るかもしれないが、こちらは軽いものだと思われる。この日HN4火星とネイタルMCが合であり、この日地震があれば火星もキープラネットとなり、26日の潮岬沖地震の可能性がはね上がると判断する。



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関東で大雨、ひょうも降る

2007-06-01 00:49:37 | 気象
5月31日午後、関東地方の上空に寒気が流れ込んで、雷雨のほか、前橋市や東京では直径1センチのひょうも降るなど荒れた天気となった。神奈川県東部で午後6時までの1時間に約90ミリの大雨を記録、このため気象庁は「記録的短時間大雨情報」を出した。

今日のような突然の豪雨など、占星術ではどのような表示が出ているのだろうか。31日のチャートによるとジュノー(Lib12)に火星(Ari11)がオポジションを組み、これが主要な表示であろうと思われる。午後2時頃ジュノー-火星軸はASCを通過し、同6時過ぎに月がASCを通過しており、激しい雷雨の時間帯とも一致する。

ジュノー火星軸だけでは荒天と判定し難いので、月の上弦図(5/24)を見てみると、ASCに水星(Gem22)が合、DSCに冥王星(Sag28)が合、ICに月(Vir02)が合であった。ASCのふたご、ICのおとめのサインルーラーである水星が、ふたごで冥王星とオポジションを組んでいるということで、気象は大荒れとなる表示がこの図で示されていた。しかしトリガーとなったのは31日のジュノー-火星軸であった。

気象占星学で雨の降る位置の特定は難しい。チャートの変化は常に東から先であるが、日本の気象は西から東へ変化するのが常だからである。予測の方法は、このたびのように荒天となりそうな低気圧があれば、それにホロスコープのチャートを重ねて判断するしか、今のところ思いつかない。

記録的短時間大雨情報とは、気象庁によると「現在の降雨がその地域にとって災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するもの」ということらしい。ジュノーと火星のハードアスペクトもそれほど頻繁には起こらない。この組み合わせと気象の関係について注目してみるのも良いかもしれない。



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