占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

カムチャツカM7.2など最近の地震について

2016-02-01 01:35:46 | 地震占星術
1月という月は比較的大型地震が多いのだが、最近も24日にアラスカ州M7.1地震、30日にカムチャツカ半島でM7.2地震が発生した。最近起きた地震について、新たな解析手法を使って分析する。

1月下旬に発生する可能性のある地震について、原図の候補として上がる新月図は、2011年7月31日の新月図だ。プログレスでは現在、月が土星に合となるタイミングに当たっており、この新月図が活動を活発化させやすい時期にあると判断できる。



次に地震発生地を判断するための軸を判定する。中心となるのは太陽-月が天頂、または天底にあたる地域で、MCはメキシコ、ICはインド洋を通る子午線である。

二番目の図は、新月図を占星術解析ソフト(Stargazer)のマップ機能を用いて出力した。メキシコを通る子午線と、インド洋を通る子午線の、それぞれ太陽-月が位置する黄道上の点を中心に、同心円状の赤い線が引かれている。これらはMCからのアスペクト(角度)であり、占星術でよく使われる角度が表示されている。

まず着目したいのは、1月22日にメキシコ沿岸でM6.6の地震が発生していることだ。震源地は新月図太陽-月が南中した地域ジャストであり、当該新月図の影響が呼び出されたことを示している。



次に24日にアラスカで発生したM7.1地震を見ていくと、これはICからトライン(120度)の角度差を示す赤線に近接した震源地となっている。太陽-月のIC(天底)の中心は、インド洋の黄道と子午線の交点となる。

最後に、上昇点及び下降点を示すライン(Moon-ASCの矢印)に注目せねばならない。このラインが通る地域において、25日にモロッコ沖でM6.3、そして30日にカムチャツカでM7.2地震が発生した。

占星学上でのトライン、また上昇点-下降点(ASC-DSC)とで作る角度は、重要度の高い角度として知られている。太陽と月の通る子午線からの角度が、時期を支配する新月図において、震源地を探る上でも重要な観察対象となることが、今回あらためて認識することができた。

これらの重要な角度と、地震活動が活発な地域が交差する場所が、地震発生の可能性がより高い地域となったと、占星学的に捉えることができる。

続いて紹介する三番目の図は、オーストラリア気象局が提供する、電離圏F領域臨界周波数マップである。1月16日頃から図のグレイ色で示されたインド洋のエリアで、電離圏に強い磁気嵐が観測されるようになった。



磁気嵐は1週間ほど続いたが、発生地域が当該新月図の天底に重なるのは、単なる偶然ではないように思われる。この符合は今回新しい発見だった。

磁気嵐と地震の発生には関連性があるとする学術研究もあり、筆者も電離圏F2臨界と新月図の活発化の相関関係について、今後継続して注目していきたい。


コメント (1)
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