占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

水星と出産-安藤美姫

2013-07-06 22:30:40 | 占星学
フィギアスケートの安藤美姫選手が今年4月に女の子を出産していたことを明らかにした。結婚はしておらず、父親のことには触れられなかった。2014年のソチ五輪には出場を目指していくという。

本稿ではとくに出産のタイミングを中心に分かることを読み取っていきたい。

◇2回の世界選手権金メダル◇

安藤選手は1987年12月18日生まれ。彼女は2007年と2011年の世界選手権においてシングルで金メダルをとっている。これは冥王星トランシットのタイミングとシンクロしている。

出生の太陽はいて座26度、同天王星はいて座28度。
2007年3月の世界選手権(東京)でのT冥王星はいて座28度で、出生の太陽-天王星に合となっている。トップに到達する強力な星位が成立している。

2010~2011年の星位は、出生のパラスがやぎ座2度、T冥王星は2~7度を通過し、この時期さらに高度な技術を身につける。2011年4月の世界選手権(モスクワ)でのTノースノードはいて座24度。ノースノードはこの時期T冥王星と交叉し影響力を受けており、それが出生の太陽とシンクロした。

一方2011年にはT冥王星は出生の海王星(やぎ7度)を通過。コーチであったモロゾフ氏との師弟関係を解消し、その後2012~13年のGPシリーズを欠場している。


安藤美姫のホロスコープ(2013年・部分。生時は暫定)

◇出産のタイミングは水星-セレス◇

2013年4月の出産であれば、受胎は2012年7月頃と考えられる。この頃から今年にかけて、彼女のプログレス(進行)の水星は同セレスとみずがめ座3度で合を形成している。セレスは出産に関する天体で、このことからこの星位が出産のタイミングであったと判断される。

プログレスの水星は、2007年に出生のセレス(やぎ24度)、金星(やぎ25度)と合を形成している。おそらくこの頃から結婚願望が強くなってきたと思われる。

水星による出産とは、意外と思われるかもしれないが、金星と水星は太陽の随伴者であり、太陽の意志を代わりに伝える役目もする。水星は2007年に出生の金星からインプレッションを受けて、金星になりかわって愛情を運んだものと考える。

◇子どもの父親について◇

父親について深く詮索する気はないが、進行の星位から考えると、今結婚式を挙げるタイミングではないと判断されたのではないだろうか。

彼女の出生の水星(いて23度)は、同土星(いて23度)と合。土星は目上の人や父親のような人、指導者を示す。愛情を運んだのが水星なら、お相手はそういったタイプの人を示すこともある。ただし水星のプログレスは一人の人物のみを表すとは限らないので注意したい。

彼女の父親は子どもの頃亡くなっているという。この水星-土星の合は思いのほか複雑な影を落とす。子どもの父親はコーチだったモロゾフ氏ではないかとの噂もある。しかし一見彼が立ち位置としては近いようだが、水星-土星がファザーコンプレックスとなればそれは彼女にとって重荷である。筆者の感想としては、同コーチが去った後の出逢いによるものではないかと考える。

◇引退後は第2子もー幸せな結婚生活へ◇

安藤選手は2014年までは現役を続けるという。その後を見通すと、2015年にはプログレスの太陽がやぎ24度に到達し、出生のセレス、金星と合を形成する。この組合せは結婚、出産にもっとも幸運な大金星の組合せだ。おそらく正式な結婚は引退後に行うつもりであろう。続いて第2子も生まれる可能性も高い。幸せな結婚生活を始められると期待できそうだ。

以上安藤美姫選手の出産とその周辺について考察したが、ここで言えるのは、彼女は自然のリズムに従って出産しており、それは常に正しく、また幸運であるということだ。

社会の不況と晩婚化で子どもが出来るタイミングをうまく取れない現代の日本人にとっては、彼女はむしろ力強い実例を示してくれたのだと筆者は感じさせられるのである。

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