パナソニックの経営が厳しくなっていて、業務変革などの経営改善を行っていると言う経済雑誌の記事が多くなっている。10兆円企業のリストラとか聞きたくもないので、詮索しないが、自動車のネットワーク・サービスCASEに力を入れていると言う記事が多々出ている。その中身を見てみたら、素人目には?と見えた。
最初に、2014年に、テスラとLiバッテリーの共同製造会社ギガファクトリーを設立したが、その後、両社はうまくいっていないとする報道が多く、そうこうしているうち、テスラは中国に工場を作りモデル3を10万台作ったとか。パナのバッテリーが使われたとは聞かない。中国には世界最大のバッテリー会社BYD やCATLが在って、それらから調達したのでは?
数年前には、CASEのための、部品提供を宣言。
昨年には、小型電気自動車(EV)の開発を手掛ける米スタートアップ企業、トロポステクノロジーズと組み、同社に遠隔管理やソフト更新の基盤技術の提供を始めた。米ユタ州では当局と組み、自動車と道路に設置したセンサーなどを組み合わせて運転の安全性や利便性を高める事業を進めているが、5月以降、対象車両を現在の30台から2000台に増やす。米二輪車大手、ハーレーダビッドソンもパナソニックのつながる車の基盤に対応した車種を増やす。
そして、パナソニックは、そのためのカメラ先進技術が在るとか、AV 技術が在るから、自動運転に大きく貢献できるとしている。しかし、パナソニックは、画像認識や、通信が強いとは思えない。自動運転には、各種認識技術やインターネット技術が基盤になるから、ピントがずれている。
この認識は多くの人とも共通であるからこそ、パナソニックの経営が大丈夫かと言う事になる。ソニーもぱなとおなじように、映像やAV センシングが強いが、その分野のコンテンツも、映画とか、音楽ソフトも手掛けているからこれらをビジネスにすることで業績を更に伸ばしているのと対照的。
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