贋作・罪と罰

NODA・MAP第11回公演「贋作・罪と罰」を観に行ってきました。

急遽行けなくなった人がいて、チケット譲ってもらったんですが
ヨメがNODA・MAP大好きなので、オイラもその尻馬に乗って連れて行ってもらおうと考えていたんです。

しかし前日、当のヨメが風邪ひいてダウン。
当日も熱が下がらず、一人で行ってまいりました。

去年からミュージカルを観に行く機会は何回かありましたが、演劇は割と初体験です。
渋谷シアターコクーンに着いてみれば、満席の上に立ち見までいるじゃないですか
ポツンと空いてるのはヨメの席だけ。うぅ、周りの視線がイタイ。。。


で、観終っての感想ですが

「松たか子スゲェ、、、」

ファンの人には失礼しちゃいますが、甘く見てました。
つい先日「有頂天ホテル」で見たときとは、当たり前だけど全然違います。
まっすぐな性格の攘夷志士、三条英をビックリするテンションで演じていました。

立ち見が出るのもむベなるかな、一気にラストまでみせる野田演出と併せて、必見です。

演劇に疎いオイラは、古田新太とか知りませんでしたが
この人も素晴らしい好演。劇中で、思いつめる英を笑わせようとする場面は日替わりのアドリブだとか。
かといって只ひょうきんなだけではない。
ラストは「ひょっとして・・・」と期待してしまいましたが、史実どおりになってしまいました。


シアターコクーンは中央に位置する舞台を取り囲む形で客席があります。
つまり舞台袖が無いので、役者は出番が終わると客席の最前列の更に前に置かれた待機用の椅子に座っています。
相撲で言うと、物言い付ける親方達が座ってるような位置かな。

この待機中の役者が持ち回りで効果音(ノックとか、ドアの開く音とか)を出してたりします。
場面転換も、舞台から降りる役者と登る役者が手分けして一瞬で終わる感じ。

今回は少し後ろの方の席だったんですが、次に行くときは絶対前のほうに座りたいと思います。