こんにちは。サンパウロは晴天です。
一昨日、サンパウロで交通事故があり日本からの駐在員の方が亡くなりました。
事故はサントスに向かう高速道路で起こりました。
大型ダンプカーが荷台を上げたまま走行し、荷台部分が歩道橋にぶつかりました。
そのはずみで歩道橋が落下し、そこにちょうど走ってきた車が激突したものです。
日本では考えられないような事故です。
ダンプカーは荷台が上がっている事に気づかず走行していたようですが、周りの車はクラクションを鳴らしたりして教えようとしていたようです。
またパトカーも気づいて停車させようとしたようですが、運転手はそれにも気づかず走行していたようです。
現地の状況がわからない中なので、あまり軽はずみなコメントはできませんが、周りの車は異常に気づき減速したりしていたようですが、事故に遭った車はそのまま走行したようです。
事故車の運転手は助かり、助手席にいた駐在員の方だけが亡くなりました。
例えばの話ですが、運転していたのが駐在員の方であれば、日本的な運転を心がけ危険を回避できたかもしれません。
また写真で見る限りの話ですが、事故車は小型車でエアバッグ等も無いように見えました。もし付いていない車であればこれも一因でしょう。
事故はまさかという時に起きるものです。
そしておそらく前後１０秒ずれていれば事故には遭わなかったのではと思います。
運が無かったといえばそれまでですが・・・。
駐在員の間でもこの件については昨日の朝からメールが飛び交いました。
亡くなられた方をご存知の方、知らない方様々ですが、信じられないというコメントが多く寄せられていました。
ブラジルでは交通事故で年間約５万人が亡くなっています。日本が６千人弱ですから約８倍。人口を勘案しても約６倍ほどになります。
運転にはそれだけ注意が必要ということです。
ブラジルリスクと言ってしまえばそれまでですが・・・。
亡くなられた方の奥様は出産の為日本に一時帰国をされている最中だったとか。
何とも痛ましい結果となり言葉もありません。
謹んでご冥福をお祈り致します。
