わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

手づくり和ろうそく

2011年08月08日 | 日本の手仕事
 今日は豊橋から電車で15分ぐらいのところにある岡崎に行ってきました。
ちょうど岡崎の実家に戻ってきていたお友達Oちゃんと13年ぶりの再会。
八丁味噌の工場(カクキュー)を見学したり、もう一軒の八丁味噌屋さん
(まるや)で有機大豆の八丁味噌を買ったりして、 徳川家康を生んだ城下町、
岡崎を思いっきり楽しみました♪Oちゃん、ありがとう~☆
 八丁味噌屋さんで頂いちゃった八丁味噌のお味噌汁、美味しかった!

 岡崎には、知る人ぞ知る、すばらしい手仕事が今も残っています。
それは、和ろうそく
今日は、Oちゃんと一緒に、岡崎で、素材にこだわった和ろうそくを
手づくりしている蝋燭屋さん(磯部ろうそく店)に行きました。
 写真は、私が買った、磯部さんが手作りされた、小さな和ろうそくです。

 お店で、おばあさまからいろいろとお話をお伺いしました。
日本の木蝋の原料は、櫨(ハゼ)の実の脂肪。
蝋燭の芯は、藺草(イグサ)の皮を除いた「ずい」の部分。
イグサでないと、炎のゆらぎ方、たち方、蝋の吸い取り力などに
違いが出てしまうとのこと(表現が間違っていたら、すみません)。
 とにかく、芯が木綿ではなくイグサと聞いて驚きました。

 本物の和ろうそくは、徹頭徹尾の手仕事だそうです。
イグサの皮を除く作業、それから芯を巻く作業、巻かれた芯を溶かした蝋に
何度も何度もつけて肉付けして手で成形する作業・・・。
今では小さな和ろうそくの芯を巻く作業は海外でされる場合も少なくない
そうですが、大きな和ろうそく用の芯は熟練がいるので地元でするとのこと。
季節の花を明るい色で描かれた和そうろくも地元の人の手によるものだそうです
(もうすぐ初盆を迎えるカオニャオさんのおじい様用に買いました♪)。
 自然の恵みを分けていただき、人間の手を通して一本一本丁寧に作られる・・・。
 
 いつもは蜜蝋ですが、今晩は、和ろうそくを燈して、ヨガをしよう。
自分のために使うのは、なんだかもったいないような気もしますが、
櫨の木と藺草と職人さんたちにも感謝しながら・・・。


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