わくわくするもの.blog

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ヨルバ族の手織り布

2012年06月08日 | ベナン・アフリカ手仕事・布・音楽
 ぼんそわ~。カオニャオさんはただいま出張中。
泊まっているホテルの外を散歩すると、キリンやカバさんと
出くわしてしまうようなところに行っています。
 コメちゃんがお父さんの帰りを待ってますよー。

 先日に引き続き、ハンディクラフトセンターで見つけた素敵なもの。
上の写真は、ベナンお隣の国、ナイジェリアのヨルバ族の細幅手織布です。
緯糸(よこいと)に天然染色された手で紡いだ地場の木綿を使っています。
 知る人ぞ知る、西アフリカのすばらしい手仕事のひとつです。

 ヨルバの人たちはこの布を、「アショケ(ashoke)」と呼ぶそうです。
細い幅で手織りされていて、その布を横に縫い合わせて生地にします。
男性の職人が織ったからでしょうか。
打ち込みがとても強いので帆布のように厚手。洋服用だと暑そう~。
ヨルバの人たちは、主にセレモニー時に身に着けるそうです。
とても高価なので、お金持ちしか着られないそうです。
確かに、ナイジェリアのヨルバ映画で見たことがあります。
お金持ちのおじさんがこの「アショケ」を身にまとい、首には
アンティークのトンボ玉をじゃらじゃらさせていたのを。
でも、手織物の国ラオスに以前住んでいた私にとって、どうして
この布がそんなに高価なのかよく理解できませんでした。
 そもそも、この布は、日本ではあまり知られていないようですし。

 で、さっそく、ネットで英語のキーワード入れて検索してみました。
ありました!興味のある方、ぜひぜひこのサイトを読んでみてくださいね。
このサイトには、高価な理由を2つ挙げています。
ひとつに、高価な素材を使っていること。
伝統的な「アショケ」は、以下3つの素材を使って織られているとのこと。
1)天然染色された手紡木綿糸、2)地場の絹糸、3)外国産赤い生糸。
1)と2)の糸は、糸に仕上がるまでにどれほどの手間ひまかかることか。
ふたつめの理由は、織り上げるのに時間がかかること。
細い幅ですが、なが~く、なが~く織らなければならないとのこと。
 加えて、今では織り手である職人さんが少ないのでしょうね。

 そういえば、この布に以前から注目しているデザイナーさんがいます。
日本ではクウネル30号などでも紹介された、ニューヨーク発ブランド
dosa」のデザイナー「クリスティーナ・キム」さん。
赤い糸の縞模様の入った「アショケ」をナイジェリアから沢山取り寄せて、
新しいリメイク作品に取り組まれていたとのこと(クウネル30号より)。
どんなお洋服?バッグ?になったのか、気になります~。
 さて、私が買ったこの「アショケ」。何にリメイクしようかな~。

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