ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】里の茶屋 風土 [和食@伊達]

2008年08月07日 22時06分46秒 | 外食記録2008
里の茶屋 風土(さとのちゃや ふうど)[和食@伊達][むしゃなび]
2008.7.13(日)19:50入店(初)
注文 お刺身御膳 1580円

 
・時間が遅くなってしまったので、この分だと飲食店が皆閉まってしまう、とヤキモキしつつ田舎道を車で走っていると、『営業』の文字が書かれた看板と電飾が目に留まりました。その場は一度通り過ぎたのですが、ちょっと迷った末にもと来た道をUターンしてどんな店だか見てみることに。こんなところに飲食店があるなんて初めて気がつきました。こちらは伊達と壮瞥の境目付近の道道519号線沿い。伊達のIC付近から昭和新山に抜ける途中、左折してトンネルをくぐるところを左折せずに直進して2kmほど先です。そのまま道なりに行くとオロフレ峠まで続く道、と言っても地元民じゃないとなかなか分かりづらいかもしれません。

・お店の前は畑が広がっています。月が出ていい風景。写真になってしまうとつまらないですが。店の横には犬がつながれていて、私の怪しい雰囲気を察知したのか猛然と吠え立ててきました。

・店には靴を脱いで上がります。小ぎれいな店内はカウンター4席、大きなテーブルの椅子席が1卓と座敷が5卓以上ありました。聞こえてきた他のお客さんと店員さんの会話によると、古い民家を改装した建物のようです。BGMは癒し系音楽。
 
・イイ感じの器で、まずはお茶が出てきました。

・メニューはそば中心で、軒並み千円越えのやや高めの値段設定。他には豆腐やゆばと、他ではあまり見かけないメニューも。そばにしようか迷ったのですが、晩飯にそばだとお腹が空きそうなので、ちょっと豪華そうな『お刺身御膳』を注文。小さなそばが付いている事を期待したのですが、残念ながらそれはありませんでした。しかし、出てきたお膳はなかなか美味しそう。

・まずは漬物を一切れパクリ。お!?……野菜が甘い。前出の『旬処 天馬』の漬物もこんな味がしました。まずは先制パンチ。

・ご飯は普通の白米ではなく、玄米ともまた違う何か別の物が混じっていました。これが美味しいかというとビミョーですが、お店の食材へのこだわりが感じられます。
  
・刺身盛り合わせ。マグロ、サーモン、イカ、タコ、エビ。いずれも新鮮な感じがしました。そしてわさびが、きちんとその場ですったもので風味が強烈。このわさびだけでかなりのポイントアップ。

・野菜サラダ。おそらく地元産の有機野菜。

・お吸い物。一口すすって感動。絶妙な味加減の上に柚子の香りがよく効いていました。底には正体不明の固形物が入っています。イモで作った団子??

・見た目は普通の茶碗蒸しですが、スプーンを入れるとびっくりするほどの、キメの細かさと滑らかさ。これまでも何度か美味しい茶碗蒸しに出会ってきましたが、それらの更に一つ上を行く美味しさです。具も凝っているようで、エビとイモらしきものと他いくつか。

・衝撃を受けたのがコレ。自家製ゴマ豆腐。箸で割ろうとするとモッチリした手応え。豆腐がこんなに美味しい物だとは初めて知りました。上に乗っているのは豆をペースト状にした物のようで、"豆" 独特のなんとも言えないイイ甘味が。
・下調べなくフラリと立ち寄って、これだけ美味しい店に当たることは滅多にありません。文句無くオススメの店ですが、いかんせん田舎過ぎて立地的に厳しいものがあります。食事目的でわざわざ室蘭から1時間弱かけていくのはちょっとツラいですが、この近辺を通過の際は一度立ち寄る価値はあると思います。

  
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【写】富浦漁港・登別漁港(... | トップ | ▲閉店【食】カフェ居酒屋 お... »

コメントを投稿

外食記録2008」カテゴリの最新記事