納屋にねずみがいた。
庭で走っているのもみた。
天井裏でがさごそしているの知っている。
しかし 1週間前から台所に侵入。
食べ物を外に置かないようにしているが
どっちにしても退治しなきゃ。
昨夜 走ったのを見かけた。
やつは 頭がいい。
そこらへんのねずみホイホイにはひっかからない。
冷蔵庫の裏に隠れた。
昨夜11時。
体力があれば みんなで囲みつつきだして
叩くのであるが、
気力がない。 冷蔵庫の周りにホイホイおいたが
ばあさん、「そんなの 隙間から逃げるわ。」 当然である。
昔のばあさんなら 率先してつつきだして
なかなかの反射神経で 叩いて気絶させてたが、
いまはもうその気はない。 私もその気ない。
その気ない私を見ているから娘も当然ない。
主人は肝心なときにいないからねずみと遭遇したことはない。
さてきょうの昼ごはん。
ばあさんはどこかに潜んでいるはずのねずみにつぶやくように
「ねずみといっしょに お昼ごはん食べよか」
すっとぼけたことが言えるのは 体調まだましの証拠。
朝から検査に病院へ送って
私は自分の歯医者。
済んだら病院に迎えにいって
買い物行って 私の午前中は済んでしまった。
ばあさん 胃も腸も悪くないらしい。
「なのに なんでこんなにしんどいのだろ」
「年のせいだよ」 年寄りのじいさんが言えば
一時的に納得するらしい。
私が「年のせい」とは言えない。
私もばあさんの血を受け継いでいるはずだから
そろそろ ねずみ捕り物劇を展開しなければならないな。
「猫飼ってもいい?」
「だめ 家をガリガリするから」
「ねずみだってしてるじゃん」