7月30日、PHP公共経営セミナー『地方議員のための「政策力アップ講座」』(全5回シリーズ)の第2回が開催され、穂坂邦夫・地方自立政策研究所理事長(前・志木市長)、南学・横浜市立大学エクステンションセンター長の両氏が講演しました。
はじめに、穂坂邦夫氏が、「プロフェッショナル議員の仕事術」と題して講演。議会を動かし政策を実現していくには、論破ではなく共感を拡げるいき方が大切。それには政策を理詰めで議論できる勉強と準備、枝葉は譲っても幹は譲らない硬軟併せもった態度、行政職員や住民の声に耳を傾ける姿勢、また反対意見もよく聞いて課題設定を過たないこと、コスト削減の果実をどう使うかプラス目標を設定し、住民の理解を得ることなどが必要と指摘されました。
続いて、南学氏が、「自治体財政の隠れた時限爆弾とその対応」と題して講演。
多くの地方自治体では、高度成長期に建設した施設やインフラの老朽化が進み、今後10年ほどで「寿命」を迎えるが、その補修・建て替え、長寿命化にどれほどの費用が必要かも把握できていない。これは、単年度会計がもたらした「いつ爆発するか、どの程度の規模かもわからない時限爆弾」と指摘。
この対応策を検討するには、地方公会計を基準方式に改め、固定資産台帳を整備することが不可欠としました。
両氏の講演を受けて、参加者と幅広い問題点について質疑が行われました。
第3回は、8月9日に開催されます。
*第3回~第5回の受講申込を受付中です。
詳しくは、http://research.php.co.jp/etc/060/ をご覧下さい。
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