内容は前回の続きです。前回の日記を見ていただきますと、より面白く見れる内容かと思います。
※参考
◆「NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 第3回」を見て
さて。この番組の後半に第1回で出てきた政治学者の二人(東京大学の御厨貴教授・北海道大学の山口二郎教授)に作家の高村薫氏を迎えた対談がございました。
実は第1回の会談は糞な内容に思え、この会談もロクなものではあるまいと思って見ていたのですが…予想に反して面白い部分がありました。
その内容をご紹介いたしたく、今回取りあげた次第。
タイトルはナレーション曰く「これからの政治に何が求められるのか」です。はたしてこのタイトル通りの展開となるか…注目してもらいたい。
※注意
注目すべき会話につきましては、「あの」とか「え~」などの会話部分のみ編集でカットし、主要な会話はすべてすっぱ抜きます。どこかさんの誰かさんの呆れた会話に注目して下さい。
まず、山口氏が小沢の著書である「日本改造計画」を紹介し、小泉批判と小沢ヨイショを大いに語り、そして最後に「民主党の「生活第一」の思想や理念がこれから問われるだろう」との内容で締めた。
それに対して高村氏が鋭い意見を投げかける。この内容が実に痛快。
「私は新しい政権に…説明をしてほしいのですよ。こういう政策をするのかなぜかと。そして…この政策は何を目指していて「これから皆さんの生活はこうなりますよ」というところから説明をしてほしい。その説明がないので例えば農家に対する戸別所得補償制度は単なるバラマキに見える。子供手当もバラマキに見える。また「バラマキでいいじゃないかと」と思っている有権者もおられる。だから、そうではないということを、本当にこまめにこまめに説明していたたけないと、新しい政権が交代したメリットが見えなくなる。それを心配しています」
高村氏のこの正論に、心なしか動揺が見える山口氏が回答する。
「その政策を実行することによってどういう社会を作るのか。そこの部分ですよね。それは多分"理念"…とか、あるいは"思想"というふうに言い換えてもいいかと思います。」
→もう何が何だかわかりません、この方の言っていること。
※高村氏に回答する山口氏の画像。
山口氏は高村氏の目を見て話そうともしませんでした。明らかにキョドってます(笑)。

挙句にはこんな発言をして御厨氏に助けを求める始末だ。
「「政党政治家にとって今、思想って必要ない」という意見もあるけど御厨さんはどう思いますか?」 と。
→思想を必要としない政治家?それって…"政治家"ではなく"政治屋"じゃねぇか(笑)!何言ってんのこの男!
「意見もあるけど…」なんて他人からきいたふうなこと事ぬかしているけど、この意見って"貴方の意見"じゃねぇのか!
すると御厨氏はこう語る。
「無いと持たないと思いますよ。高村さんがさっきから言っていますが、バラマキには限度があるんだし。「とうやって止めるの」って話をすると、止めるときに説明がない。「止めるから止めるんだ」では説明になってない。自由民主党というのはずっと政権を取ってきたから説明する必要がなかった。やるっていうことにも説明してないし。全部それできた。たから民主党として今大変なのは、止めるときにやる方の論理が。やると思想があれば、止める必要があるのだけれども、やるほうには実は思想がなくてずっときているので、そこで止めてどうするかという話。やっばり、ちょっとね、直ぐに言えないという感じがする。ただ、それを言わなかったら僕は民主党政権は息詰まると思う。だから…思想は言えますよ。哲学的に深いところまでとは私は言わないけれども、それがないと、説明してても説明が空虚になりまからね。したら…政治家自身がそこはあんまり明らかすること、好まないですね」
→自民党の悪口と民主党の大変さをひたすら説く御厨氏。自分の主張をかき消され、このわけかわからない言葉の羅列を聞かされ、高村氏は非常に御不満な様子です。
※弁舌を振るう御厨氏の内容を聞く高村氏の画像
高村氏の顔を見るに「何を言ってんだこいつは」と言っているように思えてなりません(笑)。

高村氏が「それはなぜ見せないんですか?」と発言した矢先、山口氏が高村氏の話題を遮り発言する。
「思想を明らかにすれば、共鳴する人もいるかわりに必ず反対する人がいっぱい出てくるわけですよね。あんまりハッキリしたベクトルを出しちゃうと、嫌われるってことで。要するに、好かれるよりも嫌われないということを目指していきたいということですね」
→自分は、山口という男、人間としても大嫌いだな。
この山口氏の思想は、民主党の"友愛"思想まんまじゃねぇか!誰からも嫌われないということは、"相手の言うことを否定しない"ということに他ならない!それはいわば"自分を主張するな"と言っているに等しいことだ。
政治家は敵を作らない方がいい?そんな思想を推進するならば、相当の屑野郎だなこいつは。
ここで「駄目だこいつらは」と思ったのかは定かではないが、高村氏は別の話題を投げかけます。
「今の時代は産業も、生活者も、将来自分達が…例えばどんな職業を選べばいいのか。企業なら何をつくればいいのか。本当に先が見えなくて、みんなが…誰か先を教えてくれと、誰か将来の見取り図を描いてくれと、国民は思っているんですね。それが先生方がおっしゃったように、政治家はとにかく皆さんに嫌われては困るで…政策だけを出す。思想はとりあえず置いておく。それでは…私たちはいつまでも将来が見えない。民主党の政治というのは…本当にこれまでとは違う、政治家らしい思想や…構想意欲を持っているのだろうかと言えば…それはまだ見えない。というのが私の今の感じです。それが不安です」
→高村氏の前半の発言に異論がありますが…後半は支持できます。
民主党の政策の観点から、例えとして政権公約を見てみると…
この政権公約が"手段"ではなく"目的"では国民は困るわな。どこぞの脱税首相はやたらと政権公約を強調しているが。まずもって、こんな政策ではまともな国家運営など成り立つ道理はない。
国の安全を軽視しているのですから。
ましてや"東アジア共同体"といった代物は、目的でも手段でも勘弁していただきたい代物だ。
そもそも民主党の連中は…現実の問題を直視していない!
これは奴らが裏でやっていることからして明らかだ。奴らは"日本解体"を目的としているといわれても仕方がない所業を次々としている。日教組の教育改悪推進、東アジア共同体の構築、選択的夫婦別姓制度、外国人地方参政権…。
おまけに脱税だの土地だので騒がしい方が上にいる。これでは国民が不安に思って"当たり前"だわな!
山口氏が事態の収拾に努める。
「要するに…今まではたぶん手段が肥大化していのだと思いますね。今までの政治は。つまり民営化…とか規制緩和ってやっぱ手段なんですよね。何の為に…その目標なる価値についてまぁ実は小泉さんは明確に説明していなかった。今度は民主党がその逆で、分配政治をします。私はそれは正しいと思うんだけれど、何の為に。どういう社会を作りたいのか。まさに高村さんがおっしゃるような、意味での理念とか思想というものを伴って、政策を展開してほしいなと思う」
→山口さんよ。高村氏の発言を取りこんでうまくまとめたつもりだろうが、言っていることかおかしいぞ!ここで小泉の野郎のことを語ると長くなるので差し控えるが、民主党のしていることを直視しているのか?
締めは高村氏。
「政治家は…私達の本当の不安や…将来か見えない不安を本当に救いあげてくれているか否か。民意というのは生活や仕事に直結していますので、これからしばらく…不安定になるでしょうし、長期的にモノを眺める忍耐が民意の方には期待できないかも知れないと思います。不安はあります。だからこそ政治は、私達の忍耐を失った目先の民意に…もちろんそれも大事であるけれども「そうではないのだ」ということを政治の側が示していかなければ…あまり望ましいことにはならないのではないかと、というふうに感じています」
→なんか高村氏の発言にイラついてきました。あまりにも「不安」連呼しますので。なによりも政治に過度の期待をしていることが伺えますもので。テーマからして「これからの政治に何が求められるのか」ですからやむを得ないのかもしれませんが。
追記。
一国民としてこのテーマ「これからの政治に何が求められるのか」について考えてみます。
…自分はこのテーマからしておかしいと思います。
政治を良くするか否かは国民の手によって成り立つものではないですか。何の為に国民に選挙権があるのか。
求められるのかって何よ、その他人行儀な言い草。違うだろ!国民が求めなくてはいけないことでょう。自分の足で日本という国をよくすることを!