GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言われた白洲次郎を取り上げた初のドラマ化をNHKで放送するということで、全三回の放送を見ました。自分、白洲次郎好きなので今回はその内容について取り上げたいと思う。
※参考資料
◆白洲次郎 NHKドラマスペシャル
で、昨日、最終回(第三回)を放送を見て、6か月前位に放送した第一・二回の放送を見たわけなのだが…正直、予想通りの展開に失望があったことは否めない。白洲次郎といえば「コレ」といった内容が薄いように思えましたので。
ますもって構成からして納得がいかない。白洲次郎といえば、天皇陛下からのクリスマスプレゼントをマッカーサーに届ける際のエピソードや日本国憲法制定、サンフランシスコ講和条約は外せない。ここを最も力を入れて(時間をかけて)白洲次郎という人物を紹介してほしかったのですが…NHKの番組構成は以下のような内容だった。
●第1回「カントリージェントルマンへの道」~次郎のイギリス留学から開戦まで
●第2回「1945年のクリスマス」~敗戦から近衛文麿の死まで
●最終回「ラスプーチンの涙」~憲法改正、講和会議、そして晩年
最終回は「お~いゴットマン 時間がない♪」と歌を歌えそうなくらい、1時間半で放送するには時間が少ないと思った。時間が少ないとなると当然訴える内容も薄っぺらになることは容易に想像がつく。案の定、自分が見た限りでは薄いと言わざるを得なかった。
そしてなによりも、この番組で気に入らなかったことは"諸外国を意識したとしか思えないフィクション"であったことですね。
まるでとこぞの国や組織を意識したかの如く、GHQ案に基づいた日本国憲法草案の話を時間も掛けずにあっさりとまとめ(これが一番ムカついた)、吉田茂の「GHQなんかGo Home Quickly(さっさと家に帰れ)」の台詞もないときている。
広畑製鐵所のエピソードはあっても通商産業省設立から戦後の経済成長を支えた話はロクに取り上げられず、番組が取り上げたは「ラスプーチン」の異名…。
第二回の最後でのことだが、天皇陛下からのクリスマスプレゼントをマッカーサーに届ける際のエピソードでは内容がまるで異なっていた※。
※天皇陛下からのクリスマスプレゼントをマッカーサーに届けた際、マッカーサーから「どこかその辺でも置いておいてくれ」と言われて激怒し「陛下からの贈り物をそんなところにおけるか。持ち帰る」と帰ろうとした。その態度にマッカーサーは謝罪し、新たにテーブルを用意して贈り物を受け取ったのだが…。
これでは白洲次郎の魅力が半減したような内容に思えてならない。
そして、最終回のタイトルでの「ラスプーチンの涙」とあるが、なぜ白洲次郎が涙したかがあの番組内容では伝わりにくいとも思った。
氏は、日本が戦勝国アメリカからの占領から解放されることを何よりも望んでいた。それから解放された時、白洲次郎は人目をはばからず涙した。自分が知る白洲次郎という人物はそんな希有な人物なのだが、あの番組でそれが理解できる内容であったとは到底思えない。
NHKが白洲次郎を取り上げてくれたことは良かったと思うし、評価は出来ます。
しかし惜しいとも残念とも思ったはその"中身"。
白洲次郎の功績を。そして日本国憲法について氏はどのように思っていたかをもっと訴えてほしかったよ。正しい歴史観をもってして。
ソフトバンクファンからすれば、さぞ自分の意見はお怒りに思うだろうが、あえて書く。
カミさんに、ソフトバンクCMに「お父さん入院する編」があることを教えられた。ソフトバンクが大嫌いな自分に「なぜそんなことを?」と思ったら、その内容に首をかしげたからだということで紹介したのだと。
で、見てみました。その「お父さん入院する編」を。
※参考資料
◆YouTube - SoftBank CM 白戸家 「お父さん入院する」 篇 '09.09
で、感想。
何これ…医者が「人間とは思えない回復力だなぁ」とか言ったり、上戸彩演じる白戸家の"わたし"とやらが「父は立派な人間です」とか…
犬は犬だろうが!なんで犬を人間と強調するんだよっ!
過去の日記ソフトバンクのCMがやたらとムカつくのですがでも取り上げているのだが、あのCMには凄くソフトバンクの悪意を感じてならない。
あと、この広告とは別に「おとうさんスリッパ編」というCMがあって、それはしゃべるおとうさんスリッパを紹介する内容なのだが…
上戸彩演じる白戸家の"わたし"とやらの台詞を借りるならば、犬(父親)を足元に敷けと?父親はスリッパ扱いか?と思ってしまうのよ、自分はね。
自分は愛犬家でもないし、動物愛誤者もとい愛護者でもないから説得力に乏しいのだが…
本当に怪我をしたわけでもない犬にあんなに包帯を巻きつけて問題とならないのですかね?
動物愛護者の皆さま。広告の為とはいえ、動物の虐待は許さなくてアレは許せるのでしょうか?
結論。
自分はあのCMを「面白い」という目線で見れません。感想が疑問文で占めてしまい、申し訳ありません。
今回は久しぶりに、民放ネタで。
昨日、「テレビ朝日で放送した緊急!世界サミット”たけしJAPAN”2009日本を考えるTV」を見ました。"Yahoo!テレビ.Gガイド" を見るに、このような番組はこんな内容でした。
(引用)
景気、政治、外交・・何かと将来を危ぶまれる日本。そんな日本を世界の人たちはどう思っているのか?今夜、ビートたけしが総勢50名の外国人と緊急サミットを開催!“日本人が知らないJAPAN”について大激論!当番組は、ビートたけし率いる“たけしJAPAN”が、日本人だけのサミット控室で議論の相手となる国についてトーク。その後、世界27カ国50名の外国人が集まる“世界サミット会場”に乗り込むスタイルで進行。
たけしJAPANvs中国「日本人は中国人に偏見を持ちすぎだ」。コピー商品、食品問題と何かとマイナスイメージが報道される中国。果たしてこれは偏見なのか?さらに外国人に問う“アジアのリーダーはどっち?
たけしJAPANvsオーストラリア「日本は鯨を捕るのを即刻止めよ」。現地の国営放送では、捕鯨を続ける日本を強烈に皮肉る番組が放送されていた。鯨は人間に近い頭脳を持つ動物だと、強烈に捕鯨を反対するが・・・
たけしJAPANvsアメリカ「日本人は何でも言うことを聞く腰抜けだ」。世界の大国・米国から日本はどう映っているのか?政治、経済で何かと密接な関係のある両国関係を示すある文書の全貌を公開!
(引用終わり)
まぁ、おおよその予想はしていましたが、見事なまでの反日番組でした。NHKのシリーズJAPANデビューと大して変わらない。"日本という国を陥れることを前提に作られた番組"であったと思うよ。
自分がもっとも失望したのが、ビートたけしの番組の締め。
憲法9条は世界に誇れる、とか言ったこと。
番組の流れから発言したのかもしれないが、ビートたけしはいつから共産・社民党支持者になったのだ(?)と思ったよ。
平和論にしろ、失望するに十分な内容でした。自分はもうビートたけしを支持することはないだろう。
番組でもっとも失笑したのが、たけしJAPANvsアメリカ編でのこと。
「日本人は何でも言うことを聞く腰抜けだ」に対して、自分の国はアメリカの圧力に屈しない、と回答した国が…
核保有国しか手を挙げていなかったようだ(笑)。
これについての突っ込みは無し。さすがはテレ朝である。
まぁ、日本の美点を語ってくれたインドやタイ等のアジア諸国の意見があったのがせめてもの救いだったといえる。
私的に不愉快だったのが、たけしJAPANの面々。
核や平和について語るには現実を見ていないお粗末すぎる発言ばかりをし、なによりも日本という国の歴史をロクに勉強していないことが発言からわかってしまった。
極めつけは、諸外国の日本に対しての暴言をロクに止めることもできなかったこと。たけしJAPANの面々が不勉強故かテレ朝のヤラセかどうかは判断しかねるが、自分はこんな連中に日本を語ってほしくないと思ったよ。
追記。
そういえば、ヨーロッパ諸国の意見が皆無と言っていいほどなかったな。これで世界サミット云々とよくも言えたものだ。
今回は"桜プロジェクト"で紹介されました、NHKラジオ体操の替え歌である「NHK解体の歌」の歌詞を取り上げたいと思います。
どれも名曲ぞろいです。
これからも替え歌を応募するとのことですので、ご興味のある方は是非。
そしてラジオ体操に縁あるお方は是非お勧めします。
※NHK解体の歌
(生の歌をお聞きになりたい方はこちらへ)
◆YouTube - 【NHKの大罪】「NHK解体の歌」ご披露[H21-7-16]
【第一】
「アカ」らしいNHK 似たよな朝日
捏造に やらせ歪曲 売国放送
中共の声に ひれ伏すNHK
この酷いメディア壊せよ
それ NHK 解体!
金返せNHK 受信料を返せ
日本一高い給料 仕事もせずに
やるのは捏造 偏向報道
この反日 放送を許すな
それ NHK 解体!
【第二】
ジャパンデビューで嘘ついた 歴史の嘘を
でたらめを流し続け 国民騙す
反日 偏向 謀略 自虐
この日本の敵を倒せよ
それ NHK 解体!
浅ましい犬HK 中共の犬か
皇室に敬意払わず 日の丸憎む
北京の声に ひれ伏す経営者
毎日 君が代 流せよ
こら! NHK 解体
【第三】
解体の時が来た 非道のメディア
喜びと誇り抱き 受信料拒否
平均年収 千六百万日本一!
無駄飯食いのテレビ局
お前だ! NHK 解体!
払わんぞ 払わんぞ 受信料拒否だ
銀行の自動引き落とし 必ず解約
不払いの決意 日本のためだ
一億火の玉 払わんぞ
どんと NHK 解体!
(以上)
最後に。
自分はNHKの「JAPANデビュー」のやらせ、歪曲、捏造を決して許しはしない。
※過去日記。NHKの「JAPANデビュー」の感想
◆「シリーズ JAPANデビュー第2回 天皇と憲法」
◆「シリーズ JAPANデビュー第3回 通商国家の挫折」
◆「シリーズ JAPANデビュー第4回 軍事同盟 国家の戦略」
まずはおさらいということで、今回の放送内容をHPで確認。番組紹介文を引用したうえで自分の思うことを述べることに致します。
(引用)
日露戦争で軍事面でも“一等国”に躍り出る日本。しかし、それは世界のパワーバランスの中できわどく勝利を得た戦争だった。イギリス、アメリカそしてフランスといった列強が日本とロシアのそれぞれをつぶさに分析し、自国の国益をしたたかに計算していたのである。開戦直前に結ばれた日英同盟などによる技術や情報の提供が、日本軍を利したのは明らかだった。しかし、以後日本は自国の力を見誤り、外交的にも戦力面でも情報戦を軽視し、国際協調の機会を失う。日本が地獄を見る太平洋戦争は、「敵を知らず己も知らない」戦いに陥る。「軍事強国」をめざした日本が、なぜ瓦解していったのか。新資料を駆使し、主に国際的な同盟関係を巡る情報戦の面から描いていく。
(引用終わり)
いやはや。このシリーズは相変わらずですな。
つくづく不愉快にさせてくれる番組だよ(怒)。
国際的な同盟関係を巡る情報戦の面から描いていくと謳うわりには、いきなりアメリカ・イギリス・中国の関係を意識して、日本をことごとく陥れているではないか。
もっとも酷いのが「二十一カ条の要求」の話だ。
この二十一カ条自体は中国人同士(袁世凱と孫文)が争った経緯のある代物であること。そして…
"袁世凱がその内容を歪めて(日本の悪口を)国内外に宣伝した"代物であること。
これらを見事なまでに語らず、挙句には中国側の報道を垂れ流すとは…
日英同盟にしてもおかしい。
義和団事件での日本の在り方が評価された故であることが全く紹介していない。
この事件で日本は諸外国に対し慎重な態度を示していた。そしてイギリスからの四度目の要請で出動。その時、日本は現地で略奪を行わず、軍紀の厳正さを諸外国から高く評価されている。
ちなみに義和団に対抗する連合軍の半数は日本軍であり、もっとも活躍したのも日本。にも関わらず賠償金については多く要求していない。これらの日本の対応がイギリスとの同盟に深く影響しているといえる。
大虐殺を平然と行う"どこぞの国"とはえらい違いだとは思わないのかNHKよ。
NHKは日本の美徳である規律のなんたるかを紹介せず、悪い部分をより悪く報道している。これではNHKが紹介している新資料とやらも疑わしい。
その資料とは"中国・朝鮮側の資料"としか思えない。
NHKは受信者に全額受信料返還しろ。そして、こんな番組を報道したことを日本人全員に謝罪しろ。
(引用)
太平洋戦争後、GHQが徹底的に解体した企業があった。明治から大正、昭和にかけ国家と一体となり経済の屋台骨を支えた三井物産である。
150年前、貧しい島国として世界にデビューした日本は、貿易によって富国強兵の「富国」を実現する戦略を立てる。明治政府が貿易立国の担い手としたのは元徳川幕府騎兵隊長の益田孝が作った三井物産だった。世界に残された最後で最大の市場、中国に打って出た三井物産は、日清日露戦争の時代は綿製品の加工貿易で、重工業の時代には資源の獲得でイギリスやアメリカと熾烈な戦いを繰り広げた。
世界恐慌後の1933年、日本の綿製品輸出は世界一を達成し、経済大国へとはずみをつけた。しかしまさにその時、世界の貿易は自由貿易から保護貿易へと枠組みが変わってしまう。石油という戦略物資をめぐり英米の国際資本と激突した結果、富の源であった世界市場から閉め出されるに至る。 貿易を通し世界経済の激流のなかで日本の興亡をみつめ、未来への生存条件を探る。
(引用終わり)
自分は第1回も第2回も見ている。本来ならば見るのも不快なのだが、国営放送がどんな歴史を紹介するのか。それを見届けなければとの意思故に、今回も見た。
第1回も第2回も酷いものだった。今回もだ。これが本当に国営放送なのかと疑いたくなる。事実を伏せるのよりまずもって、嘘をつくのが許せない。 何が中国が「宝の山」だ。ふざけんな。
だいたいにして、タイトルで掲げる"通商国家の挫折"を訴えるのに三井物産を中心に放送する必要などはなく当時の世界の経済状況と戦争の歴史を忠実に放送すればわかることである。
当時の日本は生死に関わる局面にあった。世界の貿易は自由貿易から保護貿易へと枠組みが変わった根幹はアメリカとイギリス。事実だろう。しかしその内容は非常にぼやけたものだった…
なぜに関税に関する「ホーリー・ストーム法」と「オワタ会議」を大々的に紹介しないのか。なぜに当時の日本は自給自足能力がないのだとハッキリ紹介しないのか。肝心なのは其だろうが!
自分の知る歴史観はこうである。
明治以降、日本はアメリカを筆頭とする西欧諸国を模範として多くのことを学んだ。しかし学んだ結果を実践したら他国と衝突することになった。
これについては、かつて五千円札の表紙になった新渡戸稲造もかの言葉を残している。「亥年」(Year of the wild boar)を出版したヘレン・ミアーズも同様の内容を紹介している。
(引用)
私たちはアメリカから多くのこと、とくに隣接地域の不安定政権にどう対処するかを学んできた。そして、学んだことを実行すると、先生から激しく叱られるのである。
(引用終わり)
通商国家は挫折したのではない。させられたのだ。
日本は諸外国に対して真面目すぎた。真面目すぎた故に自らの首を絞めたのではないか。そして今も首を絞め続けている。そんな首を絞めるのに協力するNHKは国賊・売国奴といっていいだろう。
挫折に至る経緯もさることながら、"挫折の真の原因を語らない"とは無責任にも程があろうよ!
今時間、スカパーのアニマックスで"映画機動戦士ガンダム"の三部作一挙放送をやっているわけだが…
我ながら飽きずによく見るなぁと思うよw。
一体何度見たことか。カミさんにも「またか」とか「懲りずに」とかよく言われるw。
当然ながら今回もまた同じような台詞を言われた。まぎれもない事実だから反論もせず「そうだな」としか言えない。まぁ、なんだ。
展開なんてわかっていて見ているのだから本当に始末が悪いわな。でも、放送してたらつい見てしまう。まことに救い難い人間だな自分は。
ちなみに自分はガンダム好きかもしれないが、"オールドタイプ"であるw。知る範囲はZZガンダムあたりとGガンダムまでです。ガンダムVあたりから自分は一気に冷めている。だからその後のガンダムシリーズはよくわからない。いやね。
ガンダムシリーズのCMを見るに、主人公の少年が戦場に駆り出されている傾向にあるわけで。
ZZは"仏の顔も三度まで"で見れたけど、その後も続くとなると複雑な心境にもなるのよ。テーマがあってそうしているのだろうが、自分も一応は人の親なんで、関心はしないし"見たい"とも思わないのだよ。
…この番組は自分も見た。途中から不快感が増して後半は見るに堪えなかったな。こんな番組が国営だと思うと受信料を払うのをやめようかと思ってしまう。
で、昨日放送した「天皇と憲法」も見た。ネタとして。感想は前回とまったく同じである。
まずもって最も気に入らなかったのはコメンテイターが天皇陛下を天皇と呼び捨てにしていたことである。内容についても前回同様大事な部分がすっぱ抜けている。
例として同じNHK番組「その時歴史が動いた(番組終了しましたけど…)」では天皇陛下のイメージが公家の代表から軍人の元帥に代わるいきさつで西南戦争を紹介している…にも関わらずこの番組ではその中身はまったくと言っていいほど紹介されていない。
天皇を元首から降ろし、新憲法を制定して天皇を象徴にしたのはアメリカであること。皇室、国家と緊密な関係にあった神道を国家から切り離したり…そんな内容があの放送にあっただろうか?挙句には偏見右翼を祭る始末…もう呆れるしかない。
まぁ、偏見もここまでくればたいしたもの。チャンネル桜でも批判がまた飛び出るだろうな。放送が楽しみだよ。
なんてこった。この番組(その時歴史が動いた)と"ストレッチマン2"、"おかあさんといっしょ"があるから我ら家族はNHKに料金払っていたんだぞ。
そもそも、日本人が日本の歴史を知ることのできる番組自体稀有なのだ。番組構成に多少の認識誤差があってもあの番組は自分が支持できる"いい番組"だ。それなのに終了ですか。残念至極なり。
…再放送は是非してほしいと思う。