京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の先送り時間」

2018-04-24 09:42:18 | 時計修理

4月24日㈫大安。久しぶりの雨です。
草花にとっては慈雨。私にとっては酷雨。
明日は水曜日せっかく25日天神市の日なのに残酷な雨になりそうです。
4月、5月の市は年間でも掘り出し物が多い月です。特に五月の市は見逃せない。
さらっと見て廻ることにしましょう。

写真はブルガリ・ブルガリ。
電池交換の依頼が多い工房の常連モデル。10分程度で出来上がる楽々時計。
ところが心配事はある。
電池交換の際に電池カバーが外されているのをちょくちょく見かけます。
以前はメーカー代理店に依頼したとお客様は言う。
その際に電池カバーを除外して電池のSR621から626の0,5ミリ大きい電池に変えられたか?
こんなことができるのはメーカーしかありえないのでそのままSR626SWに入れ替えています。
電池カバーがそのまま残っていたほうがホコリや湿気が機械に入り込まないので安心ですがそのまま黙ってふたをする。
何となく不安なまま問題の先送りだ。

京都、大阪、神戸の三都市で京都だけにないものがサッカーJ1チーム。
これが京都人にジレンマになってこれが気に入らない。
資金不足で貧乏チームの倒産寸前だった長崎が昇格後に頑張っているだけにポツンと取り残された感がある。

前期はプレーオフにも出場できないまま問題の先送り。監督はそのまま残った。
その結果最下位になった。やがてJ3陥落か?そのままビジネスモデルの教科書になりそうです。

他所のチームでは社長から監督まで解任して再生に動くのですが京都は不思議と先送り。
どちらの判断も勇気がいることでしょう。
どっちにしても亀岡の競技場ができるまでにはとっととJ1へ昇格して欲しい。

時計修理の場合なら機械式時計は先送りすることが多い。クオーツ時計は即修理を勧める。
特にアンティークでストップウオッチレバー式タイプはレバーが折れると終わり。
中には少しヒビが入っている場合もある。
これが折れると私の責任になる。工房に来るまでうごいている場合言い逃れ出来ない。
最近時計メーカーのグループ再編の動きによって昔の部品の入手が、ますます難しくなってきた。
特にオメガなど70年代に作られたスウォッチグループのモデルは黙って見送る事が増えた。

40~50年以上使っている場合同時に数か所の故障は当たり前です。
特に香箱、二番車、カンヌキ、オシドリが物理上摩耗が激しい。

そんな地雷を踏むのは勘弁!先送り、ババ抜きゲームのババは他の時計師に引かせる。
こんな経路でババの終着点の工房に修理依頼が来るパターンが多い。

昨日、他所の時計屋さんでやらかした失敗の後始末が来た。
ロレックスのバンドが上下さかさまについています。アームに傷をつけないで取り付けるのに慎重な作業がいる。
お客さんは当然簡単な取り付けで無料だと思って工房にきていました。仏滅!

北朝鮮、中国問題もオバマ政権では同じく先送りされてきました。
間もなく南北トップ会議が始まります。
なぜかこの何もしなかったオバマ政権はメディアには受けが良かった。
長い間放置されて先送りされた結果、緊急の優先事項の問題になってしわ寄せがトランプに来ている。
ICBMは直近にアメリカ本土に届く。

昨日の朝日新聞。ブッシュ政権下で北朝鮮問題など担当したアジア部長ビクター・チャ氏のコメントが載りました。
この人、イラクは油が出るのでアメリカの利益になるので攻撃、北は油も何も出ないの先送り。金王朝は思う存分朝鮮人民をいじめられた問題の先送りした人だ。日本語ではこれを無責任という。
トランプ政権で次期韓国大使の就任前にクビになった。
「北朝鮮攻撃では日本、韓国の数百万人が危険にさらされる」と言って攻撃を中止したいという。
ICBMが本土に届くまで問題をなかったことにしたい。こんな人は世のなかに結構多いと思う。

何もやらないで平和に過ごせる日本。
市バス46系統は今朝も超満員、女性の学生さんが大混雑で冷房もなく気分を悪くされていました。
小手先のダイア改正では何も変わらなかったね~。
京都市バスの民営化議論も問題解決の糸口になるかも?

明日は定休日。午後から工房を開ける予定です。観光シーズンが終わり一気に修理品がやって来た。
「鳩が豆鉄砲を喰らった!」そんな先送りできない時間なのじゃ~。
休みが水曜日の皆さんは午後からお持ちしておるのじゃ~!















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