京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の空白時間」

2020-03-19 09:10:02 | 時計修理

3月19日木曜日。明日は春分の日。
新型コロナの影響でバーゼルフェアがやっぱり中止。解っていたけどがっかり。
なんとなく春の高校野球球児の皆さんの喪失感、がっかり感がわかるような気がする。
独立時計師のこの日までに仕上げた時計たち、長い間準備していたセイコー、シチズンの努力が一瞬で消える。
バーゼルフェアの不味いお寿司が懐かしい。
日本からの急遽やってくる得意先のお客さんのために毎回のように追い出されるホテル。
仲間の部屋に入れてもらい徹夜で飲んだ。最後に残った不味いパスティスの味。

「あ~あ!」今朝はなんともやりきれない気分で工房入り。
香港のキュー・タイ・ユウさんはお元気でしょうかね~?ㇳゥールビヨンが有名になる前に独学で作った人。
そんな技術があるのに何故かお土産用の安い時計ばかり作っていました。
バーゼルでしか出会えない奇跡のような偉い人だけど偉そうでない気さくな9歳歳上のオヤジさんを思い出す。
そんな時計師にあこがれた私です。

明日はお彼岸の中日、不要不急の外出としてあっさりかたずけられたのが不満、お彼岸のお墓参り。
お寺さんなど関係先への送金も終わり私の春があっさり終わりました。
長崎市内の桜の名所立山公園へも今年は見送り、新地の中華街へも行くことはない。がっかりです。
ぼんやりして出勤中に手袋を片方落とした。
これから気合を入れなおしてお仕事に向かいます。

コロナが怖くて「床屋」さんへいけない。昨日も理髪店の前で躊躇したのですがお客さんがいてそのまま素通り。
下京図書館もひどくせき込む人がいて何となく不安なので予約本を引き取るだけで早速出てきた。
何故か図書館はくしゃみだ出るような造りになっているのでしょうか?毎回のようにくしゃみの音が聞こえる。
 なじみの居酒屋へも出入り禁止。淋しい春になったものですね~。
今日も6時30分までしっかりと受け付けております。お待ちしておりますじゃ~。



コメント
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