9月18月曜日。台風一過の敬老の日。
京都で使っていけない言葉に「お婆ちゃん」「おじいちゃん」があります。
関東の旅行者がよく使って失敗しています。
京都で高齢の女性にお婆ちゃんと呼びかけると「私はあなたのおばちゃんではありません!」ときりっと言い返えされます。
京都では伝統文化を担っている人が多い。女性が活躍するのが60才からが当たり前なのだ。
裏千家やら南座に集まる女性に対する声掛けは「奥さんまたは先生」が正解!
先生と呼びかけると全員が振り返るぞ~!
大阪の人が時折私に向かって「おっちゃん!」と声をかけるがこれもダメ!あんたの友だちじゃないで~!と気分が悪くなるのでご主人と呼ぶのが正解です。
大阪ではおっちゃんとおっさんの区別でその地位が決まる。おっさんと呼ばれたら怒ることだ。
京都の親子関係の場合、娘や息子が親に呼びかける場合親しく「あんた!」と言う。
ところが九州では使ってはいけない。九州人の私にはビックリ驚きます。「アンタ」は目下の人に使う。
九州では子供が親に向かってアンタ‼と呼びかけるのは禁句なのだ。一度に空気がサーっと冷えます。
今日は敬老の日。「ヨロズ気を付けましょう」
時計は見やすい文字盤でロゴが大きいものがいい。
昔、こんなお年寄り向きの時計を作って販売したが売れませんでした。
そこで売り場で直接それらしい人をつかまえて聞いた。
「お年寄りとは思っていないじいさん、ばあさんに「お年寄り向きの時計」と言って売るバカがいるか!」と怒られる。ごもっともでした。完全に販促の失敗。
私の母親も高齢だがお年寄りと言われると傷つくそうだ。
売り場で70才になっても時計は購入するお客さんが多い。
ヨーロッパではツーシーター・二人しか乗れない車を高齢者が運転していることが多い。同じようにカルティエ・ロードスターやらロレックス・デイトナをつけて運転している場面を見かけます。
車の運転は富裕層のスポーツなのだと改めて感心する。
スポーツカーは成功した大人の証明の車なので若者には手が出ない価格設定なのだ。
日本国内では二人乗りの車が安く手に入るのでありがたい国なのでしょう。
ヨーロッパでは百貨店や高級時計に出入りする高齢者が多いのも特徴でしょう。
日本のように20歳代の若いお客は少ないので今日あたり売り場で高齢者を見てもおかしくない風景なのです。
民進党の政治家のようないい大人でも脳みそが下半身に集中して失敗している人も多い。
そろそろ脳みそが頭に移動してくるお年頃の高齢者です。侮ってはいけませんよ~!
あるピアニストの巨匠曰く「脳みそが下半身から定位置にもどったのが80才くらいかいな~?」
私が尊敬するチェリストのP・カザルス氏が結婚したのが80歳代でしたね~。
カザルス氏のようにいつまでも現役でいたいものです。