京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の名月」

2017-09-07 09:59:31 | 時計修理

9月7日雨。
朝一番に銀行周り。四条烏丸のバス停には修学旅行の皆さんで一杯!もう秋の修学旅行のシーズンに入っていたのでした。

昨夜は満月でした.あいにくの雨で名月は見られませんでしたね~残念!
旧暦文月望月(8月15日)西暦9月5日京都で月を賞ずるのを月見という。

ちなみに旧暦9月13日(西暦11月1日)は後のお月見です。十三夜の豆名月です。
京都をいっぱい楽しみましょう。
ということで「名月をとってくれろと泣く子かな」一茶は8月15日に詠んだことになります。
百貨店の和菓子屋さんではお月見団子が一斉に売り出されています。
その競争が激しい中で名店仙太郎のお月見団子を頂きました。
白い団子には帯の様に黒い餡がかかっています。この餡は雲がかかっていることを表しています。
ちなみに昨夜は雲だけの夜でしたのでおはぎのようなお月見団子になるか?おはぎだったら鳴海だ!

写真はショパール。ハッピーダイヤモンド。
満月の日にショパールがやって来る。満月の日はヨロズ事故に注意する日。
特に集中力が欠けて失敗するおそれがあるのでこの日は危険なものはやらない。
このモデルは文字盤のガラスが二重構造になっています。下のガラスは薄く作られているので透過性はいいがショックに弱い。落すと割れる!取り扱い注意。

時刻を見る時にダイヤが邪魔だ!などと無粋なことは言わないでください。
アバウトでいいのだ。
部品は電池以外すべてスイス製の安心設計だから気持ちにゆとりができます。スイス製の時計で電池だけはセイコー、マクセル、ソニー3社の日本製が安心できます。レナータが採用されている場合熱帯性気候の高温が続いた日本では液漏れが気になる
。昨夜の雲のように気持ちがウッとカスミます。

そのあとにG-SHOCKがの電池交換依頼が来た。
結果「水入り故障!」基盤が錆びています。ユーザーに防水性の信頼度が高いのか結構水入り事故が多い。
中国生産品なので防水パッキンがガイドからずれているものも多い。修理作業を中止して外したベルトを付け直す。これが何ともむなしく厄介なのだ。

今日は満月の翌日です。時計のトラップに気を付けて1日無時にすぎるようお祈りしますね~。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする