京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「ボンクラの時間」

2016-01-30 09:36:58 | 時計修理

1月30日土曜日。
西陣から下京区の風早町へ引越しして1週間が経ちました。

蔵書をほとんど処分して来たのが今頃がっくりと影響が出てきた。
山崎豊子さんの「大地の子」、田辺聖子さんの「ジョゼ・・・」などほとんど捨ててきた。
なんとなく身体の一部がなくなったような気分。身軽になったがその分、脳みそがボンクラ化してきたようです。

「ボンクラ」の語源はバクチ打ちから来ていると聞いた。
893の計算がさっと読める盆に明るいバクチ打ちが優秀。893(やくざ)の計算が出来ない「盆に暗い」ばくち打ちは軽蔑されるのだ。
歴史的にやくざと時計師は数字に強くないと生き残れないのでしょう!

引越しか決まり、最初に保護したのがチェロなどの楽譜。必要のない昔使った総譜まで持って来た。次に200枚以上、山のように積っていたCDの順番で工房に引き上げた。
書籍が後回しになってしまった結果、疲れ果てて判断力が鈍ったのか大事な本まで捨ててしまったようです。
開高健、吉村昭、石牟礼道子、筒井康隆やらファイトクラブの原書までみんな捨ててきた。
他人様にボンクラと言えなくなった1週間でした。

今週は日銀黒田総裁のドボン!悲惨なマイナス金利バクチやら、甘利氏のいけにえ秘書の顛末などボンクラの話題が満載!
負けると解っていながら突っ込んでしまうバクチを誰も止められないのでしょうかね~?

写真はショパール・ハッピースポーツの電池交換とオーブレ・ベルト交換の依頼です。
フランス製オーブレは最近見かけるようになりました。革ベルトも入手できるようです。この時計ベルトは染め上がりが見事は発色です!
尾錠までいっしょについているので簡単だがただし素手では触ってはいけない。
必ず手袋をつけましょう。手の油が無残な染みになります。

本がなくなった影響なのか?時計の仕事に集中出来て1週間過ぎた。
次の月曜日は早いものでもう2月です。
とっとと仕事を始めましょうかね~。
お昼はゆっくり目に時間を取ってパスタにしよう!





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