スイスの電池メーカー「レナ-タ。」
329番。
この電池は現在、スウォッチだけで使用されています。
今日、数年ぶりにこの電池対応のスウォッチがやってきた!
料金は1000円で電池交換。
お客様はこの電池交換料金1000円が不満のようです。
コインで開く様に出来ている簡単なスウォッチなのだ。
簡単な構造なのになぜ普通の電池交換料金と同じなの?
ー自分で電池の手配をスイスに手配してください!
電池の一個当たり最低 数千円の費用が必要になるのです。
せっかくの思いやりが裏目に出たケースだ!
京都は不思議な街です。
パスティーシュ工房のある大宮通り。
大宮通りの由来の「久我神社」は工房のすぐそばにある。
ちょうど5年前。
この神社に呼び寄せられるように、工房の場所が決まりました。
京都では通りが人を呼びます。
「通り」の性格がその人の仕事の性格も決めてしまうようなところがあります。
大宮通りは商店会の通りです。
京都で一番長い商店会。今出川から北山・御園橋商店街まで突き抜けています。
上賀茂神社までの商店会。
「必要なものは無い!商店会だが、生まれる前からある。」
京都に来たら、この商店会を歩いて欲しい。
体力と、好奇心が必要。どちらか一つでも欠けていたら、大切なものは見つかりませんよー!
食品のお店を一つ一つ潰していくような根気が必要なのだ。
季節限定の商品もあります。突然、行列が出来る店もあるのだ!
手つくりのお店がほとんどなので「手つくり」のブランドはここでは当たり前です。
手つくりの「ソーセージ」・手つくりの「うなぎの蒲焼」・手つくりの「???」
などなど、奇妙な手つくりもあります。
今日の怖いお話。
「電池交換。お願いします!近所でお買い物してきますので一時間ほどで戻ります」
ーお名前は?
「近所の000です。」
ーはい!それではお帰りをお待ちしています。
気軽に受け付ける。いつもの主婦の皆様のパターン。
近所の生協の帰りに受け取っていくのだ。
ところが、閉店時間になってもお客様は来ません。
そのまま、数ヶ月経ちました。
今日、一年ぶりにそのお客様が来ました。
「この前、電池交換の時計。できてますかー?000です。」
ーはい!この時計で間違いありませんか?
電池はあと一年。大丈夫だと思います。
「おおきに!また、よせてもらいます。」
ーありがとう御座います。
このお話は実話なのです。
このようなお客様が本当の、「天然」記念の京都人なのです。
それでも最近は少なくなりました。
電池交換料金は1000円。
今日も元気なヌーベル・パスティーシュのオヤジだ!