挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」予想と10月期「流星の絆」予想

2008-08-21 00:18:43 | ドラマ・映画
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」予想

着実に知名度と実力を兼ね備えて堀北真希がフジ月9抜擢された。

中山美穂以来の月9、10代の主役という上に、「ラスト・フレンズ」の浅野さんがライターということで相手役が誰かで初回20%超えが期待される。

個人的には小栗旬を持ってきて欲しいがどうなるだろう。

さて、ストーリーの一部は公開されているが、それでサスペンスにするか純愛にするかでロングストーリーが異なる。

サスペンスにするなら「兄の無実を信じ、犯人探しをする中で愛を育む」となるが、純愛にすると「罪を犯した兄を支えて愛を育む」となる。

悲恋サスペンスにすると中山美穂・木村拓哉主演の「眠れる森」パターンで兄を犯人に仕立てたのは愛する人となる。

ベテランライターが単純なストーリーにするとは考えにくいのでサスペンス仕立てにする可能性は高いと考えている。

そして、上で書いたサスペンスの二つのパターンは使わないと個人的には思っている。

残されたサスペンスの選択は自分を助けて信頼を寄せている人間(親類縁者)が兄を陥れた真犯人というパターンと思う。

得るものより失うものが多い方が感動を与える…ドラマの原則から予想している。

そして、今回期待しているのが今までのように辛い境遇で暗いキャラクターにしないと前振りでは書かれていること。

明るく前向きに生きる主役なら視聴者は受け入れやすいと感じている上に、多用な演技力を手に入れた堀北真希の演技が楽しめると思っている。

演技としては日テレの「なまいきな女」のキャラクターに、少し女らしさを加えたキャラクターにすればいいような気がしている。


また、コンピレーションアルバム「First Kiss」で軽く10万枚を超えるヒットの原動力になった堀北真希。

主題歌を歌う歌手も喜んで楽曲を提供するだろう。こちらも誰が歌うか興味がある。

宇多田ヒカルが再び楽曲を提供するのが前のドラマの流れから面白いと思っている。

いずれにしても、初回の出だし次第で視聴率がどうなるか決まる。

フジテレビとしては月9のステータスを守るために大河の影の主役和宮役の堀北真希を起用したと思われるので主題歌も大物を起用するのは間違いない。

この月9が成功すると映画化される可能性があり、一挙に堀北真希はドラマの代表作と映画の代表作まで手にいれる可能性が出てくる。

と少し先走ったが、この世代では頭一つ抜けた演技力を誇る堀北真希。楽しみな月9抜擢である。

心配なのは、本格的な恋愛ドラマには出たことがなく演技的に恋愛感情に対する表現が現状乏しいことだろう。

その辺を日テレの「東京大空襲」の演出のように、演出でカバーできるかで視聴率に若干の影響がでるかもしれない。

それにしても、期待の女優の大きな舞台楽しみにしている。自由に飾らず演技すれば結果は必ずついてくる…と個人的に影で応援している。

将来の竹内結子級の女優の成長を早く見てみたい。



10月期「流星の絆」予想

東野圭吾作品の新作が文庫本になる前にドラマ化される。

クドカン脚本ということで、クドカンファンは期待するが、ドラマのクドカンは舞台の台本のクドカンと別人のようなシナリオを書くので不安だ。

この作品自体はそれなりに面白い。

二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が兄妹役として両親殺しの復讐を企図するが、妹の恋が…というストーリーだが、それをどう脚色してシナリオを書くか奇想天外なクドカンだとまったく予想できない。

ただ、コードブルーで演技力を増した戸田恵里香に興味がつきない。連続してドラマ出演で当たれば更に演技力は増すだろう。

これはドラマを見てみないとわからないが、原作の内容をある程度反映できれば10月期のドラマで堀北真希のドラマと肩を並べる期待が持てる。

ただし、クドカンがクドカン流のお遊びをふんだんに取り入れた場合、どんな視聴率になるか予想がつかない。


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「シバトラ」と「モンスターペアレント」

2008-08-20 00:22:58 | ドラマ・映画
「シバトラ」

コミック原作のシナリオ化に定評が出ているシナリオライターでも、やはりコミックのシナリオは難しいと感じさせるドラマだ。

数回で完結させる形態のドラマのため、連ドラでなれたシナリオライターにとまどいがあるのかもしれない。

今日のストーリーで面白く見せる方法は、主人公のキャラクターから思いつかない。

ありえない主人公で、覚せい剤の話しなら全国規模の暴力団にまで話しを膨らました方が話しは作りやすかったように思えるが、だからと言って面白くなるとも思えない。

とするとこのコミックを実写化するのが既に無理があったと思える。

個人的には実はコミックのドラマ化はシナリオライターをダメにする要因に思えているので、テレビ局のプロデューサーにはそろそろ企画化はやめて欲しいと思っている。

こうもコミックに頼るのはライターの企画力不足が原因なのだろうか。

だとしても、コミックの実写化は視聴者離れを加速させるだけということに気付いて欲しい。

理由の一因はフィクションが強調されてしまうことにある。つまり、ありえないことを見る側に気付かせてしまうということだ。

オリジナルドラマに回帰する動きがもう少しあってもいいと今週のドラマを見ていると考えてしまう。


「モンスターペアレント」

しばらく振りに佐々木蔵之助と米倉涼子が絡んできて、後半の方が面白いドラマになった。

だが、最後は弁護士ものにしてしまうのだろうか…予告編ではメインは通常の「モンスター」そして、サブストーリーとして佐々木蔵之助の話しと分けてラストに向かう展開だ。

このドラマは最初佐々木蔵之助と米倉涼子の組合せで面白く進んでいたのが、途中から平岡君にいつの間にか代わってしまったのが痛かった。

あちこちのドラマに佐々木蔵之助が出ているため、スケジュール調整の問題でポジションがすり替わったと予想しているが正解かどうかは分からないが。

ただ、最後は佐々木蔵之助と米倉涼子で締めるようだ。もっとも、そうでなければこのドラマ面白く終われないとも思える。

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織田裕二「太陽と海の教室」と宮菜穂子さんミュージカル「シカゴ」

2008-08-19 01:01:56 | ドラマ・映画
織田裕二「太陽と海の教室」

今週は構成から段組してドラマを作ったようだ。そのため、極めて理屈っぽい作りのドラマになっている。

そして、唐突に未履修問題を最後にクローズアップさせた。これも遅いくらいだが、極めて唐突に出した理由は来週以降の展開次第で分かるのかもしれない。

それから、今週のテーマの「努力と役に立つ事」だが、個人的な考えからいくとあらゆることに努力などいらない…と思っている。

努める力は継続するのが難しいからだ。これは心理学が証明している。それゆえ、部下には楽しんでする仕事のやり方を教えている。

ちょうどオリンピックが行われているが、「努力した」という言葉の先には「好きだから」という言葉が隠れている…と思っている。

また、学生時代の勉強は「脳の体操」だとも思っている。「数学」は計算能力、「国語」は理解力、「日本史や世界史」は想像力、「美術や音楽」は右脳の体操と
考えれば無駄ではないと面白く教えられるのではないだろうか。

と、個人的なことを書いたが破天荒な教師ならこれくらいの言葉を言う展開にもっていって欲しかった。

最近のシナリオは面白さを言葉だけで追及してしまう悪い癖がある。



宮菜穂子さんミュージカル「シカゴ」

「シカゴ」というと映画が有名だ。何年か前にブロードウェイミュージカル「シカゴ」としての来日公演を観たことがある。

ダンスの迫力は日本人には出せないものがあった。体格の差とそれに逆行するスピード。

先日褒めた日本版「ウィキッド」もアンサンブルのダンススピードをブロードウェイと比較すると明らかに違うのが素人でもわかる。

とにかく、「動く」と「止まる」の差がブロードウェイは激しい。日本人は激しく動くと急には止まれないで身体が流れてしまう。

さて、10月から始まる日本版「シカゴ」にわたしが応援している宮菜穂子さんがアンサンブルででる。

宮菜穂子さんのブログを読むと立ち稽古が始まったようだ。

この宮菜穂子さんは日本人離れしたダンスの持ち主なので、ぜひ一度見に行って欲しいと思ってブログに書いている。

恐らくはアンサンブルとは言っても、映画の6人の女の一人として出てくるはずなので。

見てワクワクさせてくれる舞台女優だ。
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「篤姫」と「Tomorrow」とwowow「犯人に告ぐ」

2008-08-18 01:26:52 | ドラマ・映画
宮崎あおい「篤姫」

基本的に、作りがうまいと感じる大河だ。大奥と薩摩の切り替えに今週は京都帝のシーンがうまくはまって飽きない作りだった。

そして、待望の堀北真希。写真ではかつらが似合っていないように見えたが、さほど違和感はなかった。

また、その演技はこの年代ではもはや頭一つ抜けている。目配りだけで感情の起伏が分かるような演技は宮崎あおいでも出きていない。

来週からの衝突でどう宮崎あおいを生かしながら、堀北真希が演技をしてくるか非常に楽しみになっている。

相手を生かしながら、自分も生かす演技をする堀北真希の真骨頂が見れるいい機会でもある。

また、心を閉ざした最後の演技は心に残った。

とにかく、今週の演技は素晴らしいの一言につきる演技だった。



「Tomorrow」

このドラマ、テーマとしては医療ミスをした医師の再生と破綻した地方医療の再生を描くつもだったのだろうが、これまでのところ場あたり的にストーリーを進行させているようにみえる。

このドラマで気になるのは、地方医療や看護師の問題を果たしてどこまで調べてシナリオを書いているか。

特に、看護師に向かって面と向かって代わりがいる…とは今は間違っても経営者はいえないはずだ。

都心でも、地方でも看護師不足は現在かなり深刻だからだが。そこを語ったのが別の医療ドラマ「コードブルー」でもある。

そして、主人公が受身で動いているのもドラマとしての面白味をなくしている。何かが動いてから主人公が動くパターンは後手ドラマの典型だ。

ドラマは主人公が主体的に動いてこそ面白いはずだが。

このドラマ、緒川たまきがストーリーを動かす役になっているのに無理がある。

竹之内の役が明確な対立関係で、主体的に緒川たまきの動きを打開する動きに奔走するならこのストーリーでも面白いのだが。

ロングストーリーをきちんと考えていないでドラマ制作に入ったように見えるドラマだ。

地方医療の再生は医師を補充するだけでなく、市町村の合併、それによる地方病院の移転、国の政策転換による地方医療に対する補助、少子高齢化が進んだ地方に対する医療と介護の融合というような切り口でドラマ制作にかかる必要があった。

このドラマはテーマだけで、実現の可否はともかく解決策の提示を主体的に主人公が未だ模索していないところに問題がある。




wowow「犯人に告ぐ」

過去に捜査の失敗により左遷された男が、6年後に再び起こった似たような事件で再び神奈川県警に呼び戻され事件解決をする物語。

原作を読んで見た為、余計な演出が邪魔だったがそれなりに面白かった。


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「ヤスコとケンジ」と濱田めぐみ「ウィキッド」

2008-08-17 02:18:27 | ドラマ・映画



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「ヤスコとケンジ」

「ごくせん」と同じ作りなので、特に考えないで見ているドラマだ。

「ごくせん」との違いは、松岡君と広末涼子を両方立てた筋立てを考える必要があることくらいだろう。

一話完結で最後の締めは毎回ほぼ同じだが、今回はコミック原作にありがちな極端な演出がうまく出演者のアラを消している。

誰のアラかはファンが多いのであらためては書かない。

個人的には広末涼子の演技が見たくてこのドラマは見ている。あまり極端な演技は持ち味を殺すが、さりげない演技は好きなタイプだ。

多部未華子は、このドラマではモノローグが多すぎて損な役回りになっているような気がしている。

表情とモノローグを別々に撮っているため、必ずしも表情が適切でないケースがあるからだ。

本人の女優としての成長を考えるとこのつくりはかわいそうだ…と同時にモノローグの多用は最近気になっている。

シナリオ学校などでは、モノローグは基本使うなとよく言われるが現実のドラマは最近モノローグが多い。

見ていて感じるのは、やはりモノローグはうるさく感じる。使うなと言われる所以は納得できる。

そして、このドラマは多部未華子にもう少し演技をさせた方が視聴率的にはプラスに働くと個人的には思っている。

それくらい将来性が期待できる女優だからだが。




濱田めぐみ「ウィキッド」

基本的にミュージカルの感想はホームページに載せているが、さすがに33回目となると見る人が限られたページには書きにくい。

そこで、このブログに書いておく。

また、ぜひ今のメインキャストで観て欲しいとも思っている。

さて、「ウィキッド」を知らない人のために簡単なわかりやすいキャッチフレーズを。

「もうひとつのオズの魔法使い」

悪い魔女と良い魔女は実は親友だった。

これ以上は実際に劇場で観てもらえば感動がある。

しっかりした台本で作られており、一幕の前振りが二幕で見事に感動を引き起こしている。

後に書くが、「前振り」による感動を分からせてくれるミュージカルだ。

このミュージカルの前振りの言葉は「見方を変える」というセリフだ。

そして、「オチ」も「見方を変える」というセリフになっているのが意味がある。

これがうまくいくのは、セリフ、演技をうまく適切に演じる俳優、女優がいてこそである。

下の三人の演技は、この「ウィキッド」というミュージカルの理想的な演技になっている。

主演の三人、エルファバ(ウィキッド)濱田めぐみ、グリンダ:沼尾みゆき、フィエロ:李 涛

この三人の素晴らしさは中々言葉では表現できない。本日も観客全員スタンディング、隣の男性はハンカチを取り出して涙を拭っていた。

濱田めぐみさんだが、女らしい演技から男っぽい演技まで自在な演技をし、その歌声もHI-Cを超えたところから低いところまで歌える。

沼尾みゆきさんは母音の「さ行」の発声が少し不安定だが、それをのぞけば前半は軽いキャラクター、後半は大人なキャラクターと違和感なくキャラクターを成長させる名演技をみせている。

李 涛君は日本人より正しい日本語を話す。歌も抜群だ。ラストの人間でなくなった演技は、その動きだけで涙を誘う。

わたしが、テレビでの俳優の動きに厳しいのは実は舞台俳優の演技を目視できる位置で長年見続けてきたところにある。

舞台という狭い空間では、俳優は体中を全て使って表現する必要がある。

例えば「泣く」という演技は「ただ涙を流す」以外に「右ききの場合は、右肩を少し落とし顔をやや伏せ、左下に目線を送る」とか、「舞台で横向きになり唇をかみ締め、顔を左上にして目線を送る」といった動作だけでストーリーにはまれば「泣く」演技に見える。

そして、舞台の台本は比較的テレビのシナリオより精緻に作られているのが多い。

これも、狭い空間で話しを進めるためにシナリオの基本である「フリ」「オチ」「フォーロー」をきっちり使っているからだ。

この具体例は前の「ウィキッド」の記述で書いている。

視聴率は全てではないが、10年前より落ちたテレビの視聴率は「フリ」の無い最近の粗いシナリオに原因があると思っている。



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「魔王」と「ロト6で3億2千万円当てた男」と「元劇団四季北井久美子さんの復帰を願って」

2008-08-16 01:18:33 | ドラマ・映画
「魔王」

演出と大野君の演技的には姉に正体がばれたシーンは、情が厚すぎた印象を持つ。そして、生田君の過剰な演技は演出でおさえさせた方がいい。

特に、生田君の演技は過去に後悔を持っている人間に見えないのが痛い。人の命の重さを感じ、刑事という職業を選んだとすれば今のような突っ走る人物像は違和感だらけだ。

この人物像だけは原作及び韓国版の方がよく描かれている。

また、ここ2回は物語の進行がほぼ止まっている。

そして、予告編から想像すると8話で終わる可能性が出てきた。ラストが原作と同じとすると終わらせ方は自在だが、下手に使うと拍子抜けするラストにもなる。




「ロト6で3億2千万円当てた男」

どうでもいいが、フィクション化に失敗している。唐突に加賀まりこまで引っ張りだしててこ入れしようとしているが、これほど場当たり的に出しても効果はないだろう。

始まりがサスペンス調なのだから、せめてそのサスペンスを毎回引っ張るようなシナリオにしなければ初回の意味がない。



「元劇団四季北井久美子さんの復帰を願って」

最近、舞台を観ているときちんとした若手のメインキャストが少なくなっていると感じている。

そう考えると思い出すのが「元劇団四季北井久美子さん」。アンサンブルでかなりの人気もあるだけでなく、将来性もたっぷりあると感じている。

このブログを読んでいたら復帰を考えて欲しいと思っている。以前のような元四季のネームバリューは効かないが、実力で大きな舞台のオーデションは通ると考えられる。

また、華がある女優であるのも復帰を期待したい理由でもある。

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山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」と「四つの嘘」と「 トゥーランドット」

2008-08-15 00:38:16 | ドラマ・映画
山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」

また、似たようなネタを使ったが新垣結衣のシーンを作るためにひねりだしたように見える。

このブログのタイトルでは新垣結衣を使っているが、ドラマ的には山下智久・比嘉愛未を中心に何気にドラマを作り出している。

比嘉愛未の演技力は5人の中では抜きん出ているため、視聴率をある程度維持するためにも仕方ないだろう。

それにしても、わずか2年でこの演技は驚く。

やや他の役を喰ってしまう演技は今後の課題としても、山下君とのシーンでは山下君の演技をうまく引き出している。

そのため、ここのところ主役山下君との組合せが多くなっている。もしかしたら、人気も出てきているのかもしれない。

今週はテーマとしては3つ、いい話だった。
「偽善も意味がある」
「冴島はるかの恋人との別れ」
「藍沢と祖母のふれあい」

来週は戸田恵里香がストーリーに絡んできそうだ。比嘉愛未と競う前に引き離されたが、このドラマで新たな一面が引き出されたのは大きい。

次の戸田恵里香のドラマも面白そうだ。

そして、それ以上に比嘉愛未の次のヒロインドラマも早く見たい気がしている。いいドラマに出会えば、才能が一気に華開くと感じている。

さて、最後に新垣結衣。どうしたのかなぁ。それなりの才能はあるはずだが、このままでは使われるドラマは限られてくるだろう。

現状では、長澤まさみと比較しても演技力は劣ると言えてしまう。一度、お嬢様役から離れた役をやると再び成長するような気がしている。

もっとも、長澤まさみの方は処方箋が見えない分、新垣結衣の方がましかもしれない。

個人的には、長澤まさみの才能を高く評価しているが、何故成長しないかこちらも不思議な気分でいる。



「四つの嘘」

詩文が話しの中心で全ての嘘を知る立場に今のところなっているが、それでどうするつもりのドラマか分からない。




安倍なつみさんWOWOW「 トゥーランドット」

さっくり書いて終わっていたので、安部なつみさんの演技部分だけ抜き出して感想を。

この舞台を見るとなぜ女優を中心とした活動をしないか、どうしても不思議に感じてしまう。

舞台、テレビ、映画と活動の場を広げて、そこで歌手活動をした方が今より広い層に売れる歌手としても認知されると個人的には思っている。

声質はかなりきれいな部類に入るだろう。

もっとも、歌手としてだけの安倍なつみさんには、ほとんど興味はないことは付け加えておく。

さて、宮本亜門さんと相談の上感情を露わにするキャラクターを作ったという話だが、裏を返すと脇役を維持しながら主役として「トゥーランドット」を引っ張る役を任されたということだろう。

主役のアーメイが日本語がうまく話せないため、アーメイを象徴としての主役ポジションで生かしつつ物語を面白く見せるために苦肉の策で演出家宮本亜門さんが考えたと個人的には思っている。

しかし、テレビで改めて見ると劇場で観た印象より少し嫌味が出る。

これはテレビの場合、どうしてもカメラワークで個人にフォーカスが当たってしまうため実際の劇場の印象より強めに出てしまうからだと感じる。

もっとも、劇場でも2~3割程度は少し悪い印象を持ったようなのでこの演技はまだ工夫の余地はあるかもしれない。

走ると首を傾ける癖を他の舞台では見せていたが、この舞台では気にならない走り方をしている。稽古がそれなりにできた成果だろう。

今後もこの舞台で得た成果は維持して欲しい。

そして、歌。先日も書いたが安倍なつみさんのソロ部分だけ音楽劇用ではなく、かなりミュージカルに近い歌になっていた。

そのため、安倍なつみさん自身感情の起伏がつけやすく舞台効果としては満点の歌声を披露している。

「月の人」はシングルで出しても相当売れるだろう。

ただ、wowowの録画された時点では慣れない複式呼吸による発声の疲れが出ていた時期なのが残念だ。

初日から10日後あたりの発声が一番きれいに聞こえた。御園座も聞いているが、長い舞台の疲れが出ていてwowow録画時よりやや良い程度に過ぎない。

さて、まとめると演技の幅が思っていたより大きいのが分かった。「仔犬のワルツ」から「リュー」までの演技ができるのは財産だ。

特に感覚で「目配り」ができるのがいい。できればある程度意識して出来るようになればもっと面白い演技ができる。

そして、今回手に入れた複式呼吸による発声。磨きをかけて欲しい。できれば、少しだけ劇団四季の「母音法」も訓練して欲しい。

母音の発声が正しくできれば、安倍なつみさんが舞台で時々やる噛み癖はなくなるだろう。

と最近は楽しみな女優が多い。

個人的には「宮菜穂子さん」「安倍なつみさん」の二人が別格で、「長澤まさみ」の成長を期待している。
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「ゴンゾウ~伝説の刑事」と「正義の味方」と「元劇団四季石丸幹二次回作」

2008-08-14 00:37:46 | ドラマ・映画
「ゴンゾウ~伝説の刑事」

唐突に回想に持っていったのは、恐らくネタに困ったからだろう。しかも、その回想の組み立てがこれまでのドラマのパターンになっていたので分かり易かった。

前振りも十分だったので途中で見る気がなくなったのにはまいった。

このドラマは「魔王」より組み立てが雑だ。




「正義の味方」

志田未来だけ見ているとそれなりに面白いドラマだ。

ただし、志田未来の演技力だけでもたせているだけのドラマなので志田未来のコミカルな演技が面白いと感じる視聴者しかみないドラマでもある。

それで、この視聴率を取れているのは将来が楽しみな女優と志田未来に関しては思っている。



「元劇団四季石丸幹二次回作」

2007年に退団した石丸さんの復帰舞台。石丸幹二ファンが大喜びのニュースが入ってきた…が、こんな300席しか入らないホールで4日間ではチケットを取るのは相当難しい。

わたしも行きたい…と思っているが、都内だけで石丸幹二ファンが何人いるか考えるだけで諦め気分になっている。

ちなみに、下にも書いたがチケット発売日は未定だそうで会場等に問合せても応えられないそうなので続報待ちになる。

内容は書かないが、どうやら演じるというより詠み聞かせのような舞台になりそうだ。

ようやく活動を始めたがテレビ、ドラマどこでも通用する人なので、引っ張りだこになりそうだ。

語りと音楽のための舞台劇『イノック・アーデン』(チケット発売日未定)
<東京公演>
日時 : 2009年1月9日~12日(予定)


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織田裕二「太陽と海の教室」と「シバトラ」と「モンスターペアレント」

2008-08-13 00:00:49 | ドラマ・映画
織田裕二「太陽と海の教室」

凛久役の北乃きいの活き活きとした演技だけが目立つドラマになっている。逆に書くと連続ドラマとして筋の通った話になっていない。

本来の問題である未履修問題をチラつかせもしないで、一話単位で話しが進んでいく現状では本筋の出し方によっては目が点の話しになるだろう。

どうも中味がわからないドラマだ。

生徒役に何人も将来の主役候補がいるのにドラマとして生かせていないのももったいないと感じている。

黒瀬真奈美、谷村美月だけが主役候補ではないというのが生徒役にいる。

そして、月9ではありえない視聴率になっているが、前回無理やり反則技を使った反動が出ているような感じがしている。


「シバトラ」

書く事がないドラマになってきた。前振りなしに唐突に出して、次に使うためにあっさり逃すという話しを見て面白いと感じる人間がいるのだろうか? 

どうも、コミックものを持て余しているように見える。


「モンスターペアレント」

始まった当初は、タイトルに振り回されないか心配したドラマだが、意外に中味のあるドラマになってきている。

そして、米倉涼子はこんな雰囲気のドラマはそつなくこなす。少し面白い女優と見直している。


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岸谷五朗主演・安倍なつみさんWOWOW「 トゥーランドット」と「篤姫」と「Tomorrow」

2008-08-11 00:00:29 | ドラマ・映画
岸谷五朗主演・安倍なつみさんWOWOW「 トゥーランドット」

安倍なつみさんの演技を再び見ることが出来て、その意味では面白かった。コロコロ変わる表情、力強い目。

最近の女優さんには無い珍しい演技をする天賦の才を感じる。
この舞台では「月の人」が挙げられるだろう。この歌のシーンは何度観ても泣けるものであった。

そして、再び観て気付いたが安倍なつみさんの歌詞とシーンだけがミュージカル仕立てになっていること。

音楽劇で歌詞が作られているのに安倍さんが歌う二曲ともミンとの会話や動作で成り立つように作られている。

これはその方が観客に訴えかける効果があると演出家が判断したためと考えられる。

ちなみに、最近の舞台女優の多くは、決め打ちで演技をするケースが多く、それが舞台の面白さを奪っているケースがあるが、相手の演技によって自在に演じかたを変える才能を安倍なつみさんには感じている。

発声が安定し、経験を積めば人々の記憶に残る女優になると感じている。

さて、それはともかく放映自体楽しみにしていたが、赤坂ACTシアターの劇場の構造上の問題で音がこもる、セリフが聞こえない場所があるということを意識しないで音を拾う機材のセッティングがされていたため、声も歌も劇場で聞いた音よりこもって聞こえてしまった。

実際の赤坂ACTシアターで生で聞いてもイライラした音声が、今回の放映では増幅されたため工夫ができなかったか疑問に感じる。

マイク機材と連動して録音できなかったか正直残念だ。せめて、DVDが発売される場合は、その部分を改善して発売して欲しい。

この放映をDVD化したら、とても演劇好きには耐えられないDVDになる。

また、カメラ割りもかなりいい加減に感じた。ほとんど下見しないで撮影したようなアングルが多数見られた。

ということで、生で見た人間には勧められない録画だった。



「篤姫」

今日は別れがテーマのようだ。「一方を聞いて沙汰するな」は粋な言葉だ。

さて、来週からは期待の星「堀北真希」が出てくるが、和装が似合っていないように見えた。予告編では。

それを差し引いても、演技を見る事ができるのは楽しみなことである。



「Tomorrow」

また、随分あっさり患者側に医療ミスを認める発言をしたなあ…というのが最初の感想で。

そして、どうもテーマが分からない。一話完結で何かを訴えるテーマにしたのか、医師として立ち直る話しがテーマなのかどうもわからないドラマだ。

地方医療の再生というテーマを表向きは出しているが、具体的な何かがあるわけではなく、異なるエピソードだけが浮いたように出て来るのが焦点をぼやけさせる原因の気がする。
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