「ゴンゾウ～伝説の刑事」と「正義の味方」

「ゴンゾウ～伝説の刑事」

キレる刑事には見えない。殺害リストを見た時点で、そこにピアニストの名前がなければ犯人でないことに気付かなければ名刑事ではないだろう。

このドラマは典型的な雰囲気芝居の様相を呈してきた。中堅ライターが担当しているが、どうもこの手のシナリオは苦手にみえる。

また、心理学の勉強もしたのか疑問だ。ゴンゾウの症状からとある病名が想像できるが、これだけ頻繁に出て来るようなら日常生活に支障をきたす状態になる可能性が高い。

そして、もしある病名を土台にして書いているなら正確には少しおかなし描写でもある。

架空の病名だとしたら使いどころがおかしく感じる。

ということで、かなり消化不良のドラマになってきた。

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「正義の味方」

志田未来がこれほど表情豊かな女優だとは思わなかった。毎回顔を見るだけで笑わせてもらっている。

ストーリーは実はもうどうでもいいドラマに個人的にはなっている。

志田未来の面白い顔を見るだけで日ごろのストレスがなくなるくらいだ。

もっとも、こんな変なドラマの見方をしているのはわたしくらいだろうが。

シナリオ的にはもう手のほどこしようがないドラマに見える。

コミックの原作は「姉」が主役だろうが、ドラマ的には「妹」の志田未来が主役として描写したのはいいが、シーンの割り当てが悪すぎる。また、いらないシーンも多すぎる。

とシナリオで見てしまうと妥当な視聴率になっている。

主役志田未来としては、もったいないドラマといえなくもない。
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