挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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織田裕二「太陽と海の教室」と映画「どろろ」

2008-08-05 00:00:27 | ドラマ・映画
織田裕二「太陽と海の教室」

櫻井の過去があっさりばらされた。事情は分かったが無理やり言葉で感動系にもっていったために逆に反発がある作りではないだろうか。

今の教育に問題があったとしても「高校生がかわいそう」などと語られては見ていて気分は良く無い。

随分傲慢なシナリオに見える。一部取りざたされている教育の問題の本質の取材をして描写しているならいいが、このシナリオではそうは見えない。

シーンと展開の意図も見え見えで、詰め将棋のような作りだが、唐突にシーンが作られているので違和感が大きい。

このドラマはこの調子で作っていくのだろうか。そして、テーマは何だろう。また、誰を成長させるのか。

どうも、偏った思考を押し付けるドラマに見える。

ドラマは多様な人間が多様な視点で見るからこそ面白いと思っているが、このドラマはその点が欠けているように見える。



映画「どろろ」

ノーカットでも話しの繋がりが今ひとつなのにテレビで大鉈ふるってカットされるともう話しがつまらない。

どうせカットするなら妙な怪獣との闘いをカットした方が面白かった。

この映画は企画を整理して話しを作れば、それなりに面白い映画になったはずだ。面白そうな雰囲気を出しつつ、最後まで面白さが出せず残念な映画だった。



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