ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

国連内、原爆展、六ヶ所の学習会等。

2005-05-03 15:31:39 | ニューヨークからの報告
 5月2日。IDカードを取るのに時間がかかり疲れました。10時過ぎに並び、1時前後頃だったと思います。やっと国連内を自由に歩けます。日本被団協の原爆展は地下の一部を占めていました。被爆60年だからでしょうか。画期的なことだと思います。訪れた方に被爆者の方が説明をしています。英語を上手に話される被爆者の方もいます。質問に丁寧にも答えています。日本各地から参加の被爆者が交代で通訳のかたも同席しての対応もあります。顔見知りのかたもおられ、平和会館に遊びに来てくださいと言ってありました。

そばのIAEAの展示は、30メートルぐらいは展示してあったように思います。今年のNPT再検討会議で核拡散防止に力を入れてほしいと思います。IAEAは核軍縮に力を入れてきたかどうかと思う人も多いかと思いますが、今回のNPT再検討会議ではエルバラダイ事務局長が「核燃料サイクルの5年間凍結」を提案しています。このことは核拡散を防ぐことにつながると考えています。
 
 日本語の国連内ガイドツアーに参加しました。国連が世界政府でないこと、多くの国の出資金で世界の平和のために各会議場で話し合いが行われ、実践されている。あいている会議場だけは入りました。NPT再検討会議場は、会議中で何秒間しか入れませんでした。一部だと思いますが、国連を身近に思いました。安全保障や国連の役割等の説明がありました。

 少し遅れて、六ヶ所の話し合いに急いで行きました。参加者が少なく驚きました。今日の疲れが出てウトウトする始末でした。六ヶ所は今年12月に今の試験運転から、本格的に作動されるようです。被爆国としてとにかく止めなければということでした。ですがこのことを理解して賛同してもらうのは容易ではないと…私も気になりながら、何をしたら良いのか明確でありません。
大事なことですので、みんなで考えていく必要があります。


(今日は私たちのグループの合同夕食会があり、明日のための話し合い、若者の誕生会で、おなかいっぱい食べました。皆さんのパワーに、元気をもらいます)

伝えるのが遅くなりました。キャサリンさんと偶然お会いしてお茶を飲み、お話をしました。この時に大庭さんのご家族のことを涙をためて心配していらっしゃいました。

明日、1日になりました。
今日の成果は、被爆展で日本中の被爆者が国連でパネルと各地でのとりくみを交えて、原爆の実相を伝えていること、また、IAEAが思っていた以上に力を入れていたこと。
六ケ所は難しいことですが、取り組んでいる方がいるのが分かり、連携がとれて行くといいと
考えています。(増田)


  @NY時間  5月3日 午前2時30分 
          

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