ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

1月10日(日)の「瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウ」の開催のお知らせ。

2010-01-04 13:52:31 | お知らせ
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月10日(日)に、「瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム」が
あります。
3学会の方々により、瀬戸内海の豊かさ、そこに生きる生物への温かいまなざしが
伝わってくるのでは・・と思います。
その生物と私たちの暮らしとの相互関係等も見えてくるシンポかと思います。
瀬戸内海が私たちに与えている恩恵にも気づくシンポだと思います。
そこに建つ予定の原発と瀬戸内海の多様な生物との関連等も
必然的にみえてくるかと思います。
お誘い合わせてぜひご参加ください。

                             
                                 
 「瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム」
 開 催日: 2010年1月10日(日)午後1時30分~4時30分
 会  場: 広島国際会議場 国際会議ホール「ヒマワリ」
 〒730-0811 広島市中区中島町1-5(平和記念公園内)
 電話 082-242-7777
 会場周辺地図(http://www.pcf.city.hiroshima.jp/icch/pdf/plan_map01.pdf)
 参加費:無料




主催者からの協力依頼を貼り付けます。
瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム
(2009年1月10日、広島市)へのご協力をお願いいたします。


拝啓
日頃より瀬戸内海の環境保全のためにご尽力いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、日本生態学会・日本ベントス学会・日本鳥学会では、それぞれの保全部門の共催により、2010年1月10日に、広島市でシンポジウムを開催いたします。このシンポジウムは、山口県の上関原発建設計画と密接に関係しておりますが、原発そのものの是非を論じるのではなく、瀬戸内海の環境と生物多様性保護の重要性に関係したもので、これまで学会から出された「なお慎重な環境アセスメントを求める要望書」の内容をできるだけわかりやすく一般向けに解説します。
日程が差し迫ってからの連絡になってしまい誠に恐縮ですが、どうか、貴会内外の方々にご案内いただきますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
上関町の原発建設予定地は、今、海域埋め立て工事着工寸前の状況です。しかし、「生物多様性や水産資源の宝庫」あるいは「絶滅危惧種にとっての最後に残された生息地」としてのこの海域の価値の高さは、多くの生物学者の一致した見解であり、少なくとも、今のままの不十分な環境アセスメントでの開発計画は見直してほしいという点では一致しています(原発の是非はさておき)。このままでは、将来、大きな禍根を残すのではないかと思います(そのような歴史を、私たちの社会は何度も繰り返しています。水俣病や、諌早湾など)。たとえば、広島名産カキの養殖場は、上関からそう遠くありません。しかし、今のところ、広島のカキ養殖に関わる人々は、上関の問題に全く無関心です。隣の県のことがほとんど報道されないこともありますが、「原子力発電所が水中のプランクトン(カキの幼生もプランクトンです)を大量に殺す」という事実そのものが、ほとんど知られていないのではないでしょうか。
このような問題は、被害が出てしまってからでは、もう手遅れです。未然に防ぐことが何よりも重要です。小さな生物を研究している者は、そのような危険性をある程度知りうる立場にいるわけですから、これまで、異例とも言える10件もの要望書を提出し、今、その要望書の内容を一般向けに解説するためのシンポジウムを企画している次第です。これまでは、「原発に賛成か反対か」という点だけが論じられ(それも重要ですが)、場所の特殊性が忘れられているように思います。
多くの方に参加していただけるよう、広報にご協力いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
敬具

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瀬戸内海の生物多様性保全のための三学会合同シンポジウム

「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」

シンポジウムの趣旨
瀬戸内海は、日本の沿岸海域の中で、ひときわ高い生物生産力と生物多様性を有する内湾だったが、その生物学的な豊かさは、近年の沿岸開発によって大きく損なわれてしまった。その中で、周防灘の上関周辺は、本来の豊かさがよく残されている稀な場所である。
しかし、今、ここに、原子力発電所の建設が計画されている。その環境アセスメントは、きわめて問題の多いものであった。これに対して、生物学研究者の組織である3つの学会(日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会)は、生物多様性保全の視点から、もっと慎重な環境アセスメントを求める要望書を事業者に提出している。しかし、これらの要望書は、全く無視され、埋め立て工事が着工されようとしている。
このままでは、今までかろうじて残されてきた瀬戸内海本来の豊かさが完全に失われてしまうかもしれない。そのような取り返しのつかない損失を防ぐために、学会の「要望書」の内容を多くの人に知っていただきたい。

開 催日: 2010年1月10日(日)午後1時30分~4時30分
会  場: 広島国際会議場 国際会議ホール「ヒマワリ」
〒730-0811 広島市中区中島町1-5(平和記念公園内)
電話 082-242-7777
会場周辺地図(http://www.pcf.city.hiroshima.jp/icch/pdf/plan_map01.pdf)
参加費:無料

主  催: 日本生態学会 自然保護専門委員会
日本鳥学会 鳥類保護委員会
日本ベントス学会 自然環境保全委員会

後  援: (財)日本野鳥の会、(財)日本自然保護協会、(財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本


事務局、問い合わせ先:
日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会
代表:安渓遊地(Tel: 083-928-5496、e-mail: ankeiyuji@gmail.com)
庶務:佐藤正典(Tel: 099-285-8169、e-mail: sato@sci.kagoshima-u.ac.jp)

プログラム案: 
13:00:開場
13:30:-13:35(主催者挨拶)立川賢一(日本生態学会自然保護専門委員会委員長)
13:35-13:50:はじめに(シンポジウム全体の趣旨説明)「上関原子力発電所建設計画のあらまし」佐藤正典(鹿児島大学)
13:50-14:35:講演1「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」
加藤真(京都大学)
14:35-15:05:講演2「上関に生息する希少な鳥類について」
飯田知彦(九州大学大学院・日本生態学会)
15:05-15:35:3学会の要望書の説明
安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)
向井宏(日本ベントス学会前会長)
佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)
15:35-15:45:コメント1「陸上生物、里山の観点から」
野間直彦(滋賀県立大学)
15:45-15:55:コメント2「生物多様性保全の視点から」
花輪伸一(WWFジャパン)
15:55-16:00:コメント3「生物多様性条約に基づく国の政策」国会議員(調整中)
16:00-16:30:質疑応答
16:30-16:35:(閉会挨拶) 風呂田利夫(日本ベントス学会会長)
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詳細は、以下のホームページに掲載されています。
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プログラム:


http://ankei.jp/yuji/?n=833



配付資料:

http://ankei.jp/yuji/?n=841


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以上です。拝