ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

6月10日の報告会はこれからのスタート。

2005-06-20 21:53:08 | 行事報告
 6月10日に国際会議場でNPT再検討会議ニューヨーク報告をしました。

30数枚のスライドを使って、4月29日から5月5日までのニューヨークの4日間の様子を映しました。
5月1日のデモの様子や国連内の様子、原爆展、NPT再検討会議場等、またニューヨークで行なわれた原水協のシンポジウムや六ヶ所に関する意見交換会等を簡単な説明で見ました。

その後、質疑応答、話し合いに入りました。
NPT再検討会議が決裂した結果は、ヒロシマにとって危機的なこととも言えると思うが、このことをどのように受け止めてますか?と意見がありました。
それに対して、4万人のデモ参加者は、10万人、100万人デモと聞いていたので少ないと思います。核情報が市民に身近なこととして知らされてないことを実感しました。私自身2020ビジョンの冊子を読み、NPT再検討会議で核兵器のことが決められていることを知り、驚き、これでいいのと動き出した感があります。

 青森県の六ヶ所で原発の核廃棄物から核兵器の原料にもなるプルトニウムを取り出すことを
反対する文書を日本政府に出したというグループからの報告がありました。六ヶ所に関しては
「憂慮する科学者同盟」や、グリーンピース・ジャパンや、ピース・デポや、ピース・ボート、多くの世界中のNGOが日本政府に無期限延期や反対を表明しています。

 日本、韓国、朝鮮民主主義共和国の3カ国による北東アジア非核地帯構想を市民で考えてみるのはどうだろうと…アジアとの連携も大事という声がありました。

 日本人は一人一人が自分で考えて自分で決めて行動することが問われているのではとありました。

 ドイツの若者は10代、20代で同年代に核情報を伝え、核兵器のない世界を作るきっかけつくりをしているとアンケートに書いていました。若者たちが育つ状況を作っているだろうか、若者は気負わずに伝えるので期待しているとありました。

 ポーランド(だったと思います)はすぐに降参して、占領されるのだけれども、昔の建物がそのまま今も現存していて、戦いあうことを考えてしまったという意見がありました。


 核情報を身近な問題として伝えるには…
 核兵器に頼らない安全保障を創っていくのを市民も…
 六ヶ所のことは核拡散につながるのでは…
 核情報と被爆体験とのつながりを強化するには…
 原発と自然エネルギーとの関係の整理…

話し合いの機会をまた持ちましょうと時間がたつのを忘れた意見交換会でした。
参加者は伸べ人数14名でした。

日本の若い女性たち

2005-06-07 23:16:07 | ニューヨークからの報告
 ニューヨークから2グループに分かれて別々に帰って来ましたので、情報交換をしようと集まりました。そのときに若い女性たちが話したことが嬉しく、若いっていいなって思いました。
海外の人たちにヒロシマを話し、海外の方の感性にふれ、ヒロシマが今までと違って見えたそうです。海外の視点を知るのは世界が広がるのでしょうか?嬉しそうに言ってました。
 
若い人たちが、いい体験をしてきたのが伝わってきました。
一緒に行った仲間とこれから細く長くつながっていけるといいと思いました。

NPT再検討会議ニューヨーク報告のお知らせ。

2005-06-01 23:28:52 | お知らせ
 NPT再検討会議は決裂して閉会してしましました。下記のようにニューヨークの報告をします。話し合う機会になるといいと考えています。


       NPT再検討会議ニューヨーク報告のお知らせ

NPT再検討会議は、核廃絶の前進なく決裂して5月27日に閉会しました。
参加した一員として残念です。英語が話せず、準備不足、実力不足のニューヨーク滞在でしたが、状況の一部を見てきました。思ったこと、考えたこと、アンケートの回答等、お話したいと思います。NPT再検討会議ニューヨークの報告をすることで、何かを見つけられるといいと思っています。参加者の方の質問、意見等から話し合うのもいいと思います。答えられないこともあると思いますが、今年は被爆60年ですので、みんなで話し合う機会になるといいと考えています。下記のように行います。都合がつく方は参加ください。


     日時    6月10日(金) 18時半~20時15分
     場所    国際会議場  3階研修室③
     報告    増田ちよこ
     内容    NPT再検討会議報告     18時半~19時20分
               休憩          10分
           質疑応答・話し合い     19時30分~20時15分
       
      主催   ボイス・オブ・ヒロシマ