ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

六ヶ所再処理工場について、市民で冊子を作成します。

2005-09-19 12:07:38 | お知らせ
 2005年のNPT(核不拡散条約)再検討会議が核兵器廃絶への前進が無く、各国の話し合いは決裂し、核保有国が増える懸念を残したまま終了しました。このような状況の時に青森県の六ヶ所再処理工場が今年の12月から商業運転を開始しようとしています。

 再処理工場とは使用済み核燃料(核燃料のゴミ)からプルトニウムを抽出する工場です。プルトニウムは長崎型原爆の原料であり、アメリカで作られている核兵器はプルトニウム型が多いといわれています。

 原爆の原料を日本で作りだすということはどういうことなのか、また、再処理工場が人や環境に与える影響について学習会を行うことにしました。市民で六ヶ所再処理工場のことや、これからのわたし達の生活について考える機会になるといいと考えています。

第1回は9月16日(金)に「六ヶ所再処理工場の問題点」についてプルトニウム・アクション・ヒロシマの西塔さんからお話をお聞きしました。
 多くのことを学びました。要約してみした。
六ヶ所再処理工場が稼動すると、大気中や海中に考えられないほど多くの放射能を放出するそうです。それは六ヶ所村の人、再処理工場で働く人、近県の人たちに、また、海産物によって日本中に放射能物質が人々の口から体内に入る恐れがあります。このことは被爆者と同じ苦しみを増やすことになると思います。
 学習会で多くのことを知って、考えていけるといいと考えています。

次回は、鎌仲ひとみ監督製作の「六ヶ所村通信」を見る予定です。
日程等は、後日このホームページでお知らせします。