ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

NPT学習会

2004-05-16 13:19:12 | 行事報告
4月にニューヨークで行われた,NPT(核不拡散条約)再検討会議の準備委員会を傍聴してこられた市民団体「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」代表の大庭里美さんにその様子をお聞きしました。
スライド40枚あまりを見ながら,広島,長崎の市長のスピーチに対する反応,反核国際ネット「アボリション2000」の評議員として各国の市民団体と交歓を深められたこと,等について話されました。また,諸外国ではNGOと政府は関係が深く協力しあっていて,日本で起きた人質事件の政府の見解,自己責任論にはニューヨークのマスコミや市民も驚いていたとのお話も聞きました。
核兵器を今以上に持たないというNPT条約は,2000年の再検討会議で決まった核軍縮の約束を守らないアメリカや,小型核兵器の開発などによって「瀕死の状態」であり,私たちは 今!核廃絶を目指さなければならない。バヌアツのような小さな国が信念を持って呼びかけている例を挙げられ,小さな力でも自信を持って行動を起こすことが大切,と話されたことは私たち小さな市民グループも勇気付けられる思いでした。