ボイス・オブ・ヒロシマ

2002年に広島市の主催で行われた「広島・長崎講座」で、被爆の
実相を多角的にとらえることを学んだ受講生で結成したNGOで
す。命を慈しむ多くの市民と共に被爆、核、戦争、平和等を学
び、相互に発信し、活動することに取り組んでいます。    
     

「消費者と生産者の連携が六ヶ所再処理工場をとめる」の学習会に参加して。

2008-03-29 16:58:51 | 行事報告
 兵庫、京都、東京、滋賀、広島からの参加があり、約100人の参加者で学習、討論が行われました。まず、六ヶ所再処理工場の現状について説明がありました。高レベル放射性ガラス固化製造の不備で、その不具合が取り除かれ、検査の後に本格的な運転が開始されます。早くて6月ごろになるのではないかとのことでした。すでに不良品のガラス固化体ができている可能性があり、どのような危険性が起こるかわからないということに、恐ろしい気がしました。
 映画「六ヶ所村ラプソディー」でトマトを作っていた「再処理工場について勉強する農業者の会」会長の哘(さそう)さんのお話から、青森県の生産者の思い、青森の人々の様子が伝わってきました。心に残っていることを書き出してみます。
「消費者の人が、何も言わないで青森産を買わなくなっていくことだけはしてほしくない。買わないなら、買わないと言ってもらったほうがいい。その方がほんとのやさしさだと思う」と。
また、青森県や原燃の人たちと話をするときは、なんと言ったら、反対側に引き寄せられるかを常に考えながら話をしている。
生産物を青森県産とだけ表示し、六ヶ所村とは表示していない。
青森県知事に、六ヶ所再処理工場の本格的な運転決定権があるが、県民の意思はどうなっているのか、そこらを調べたい等。
 わが子を、子どもたちのことを考え、放射能を放出しないでと、言い続けている
哘さんに感銘を受けました。哘さんのような方々がいる青森県を、放射能で汚染しないようにしなくてはと、できることをしようと思いました。

大阪での学習会「消費者と生産者の連携が六ヶ所再処理をとめる」のお知らせ

2008-03-19 15:11:56 | お知らせ
 3月20日(祝)に講演・討論集会があります。
「六ヶ所村ラプソディー」の中でトマトを栽培されていた青森県の農業者哘清悦(さそうせいえつ)さんがお話をされます。
演題は「消費者と生産者の連携が六ヶ所再処理をとめる」です。
再処理工場が本格運転すれば、青森の農産物は放射能に汚染されます。ニンニクや長いも等の青森産品の消費者である私たちとどのように連携して、六ヶ所を止めて行けるのか、青森の農業者の声を受けて、討論会が下記のように行われます。

日 時:3月20日(祝)午後1:30~5:00
場 所:エル・おおさか 7階708号室(地下鉄谷町線、京阪「天満橋」 歩5分)
  地図はこちら http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

 内 容:(予定)
◇ 六ヶ所再処理を巡る状況報告(主催者)
◇ 講演:哘清悦さん (再処理工場について勉強する農業者の会)
 -消費者と生産者の連携が六ヶ所再処理をとめる-
◇ 討論
参加費:一般 800円/大学生以下 500円
 ※参加には事前の予約はいりません。

 ◎案内チラシはこちらです。
http://www.jca.apc.org/mihama/annai/toronkai080320.pdf
  


私たちの生活と六ヶ所再処理工場のお話会を終えて

2008-03-05 10:42:19 | 行事報告
 3月1日に滋賀県から坂山康之さん(やっちゃん)が、下記のように広島で私たちの生活と六ヶ所再処理工場についてお話をしました。


         私たちの生活と六ヶ所再処理工場
 ―滋賀県から青年を迎えて― 

◆日時    3月1日(土) 15時~18時
◆場所    広島国際会議場3階 研修室②
◆お話    坂山保之さん
    各地で六ヶ所再処理等、平和に関する話しをして
    各地を結びつける役割を果たしたいと願っています。 
◆話し合い  1時間前後 
◆資料代   500円 学生は半額 
(もしよろしければ坂山さんの交通費、
宿泊費へカンパをお願いします) 

◆主催    プルトニウム・アクション・ヒロシマ
   ボイス・オブ・ヒロシマ
◆協賛    原発はごめんだヒロシマ市民の会



感想と、参加者のSさんが送ってくださった写真と録音で報告します。
やっちゃんは1995年の阪神淡路の震災と息子たちのアトピーから、生命を見つめる生き方を模索しはじめ、ベジタリアンの息子3人とパートナーと5人家族で築100年の滋賀県の古民家で、自活する生活をしています。
 六ヶ所再処理工場は現在の問題の縮図と思い、六ヶ所村へ旅立ったそうです。六ヶ所村で生活する人々(六ヶ所村ラプソディーに出ていた人たち)と会い、過ごし、話しました。核燃に依存しない生活を続けている菊川さん、食に限りない愛着を持って過ごしている苫米地さん、木を育て自然をはぐくんでいる方々や、六ヶ所村にすんでいる人にに会い、希望も見てきたと教えていただきました。そんな方々の上に六ヶ所再処理工場から放射能が放たれています。六ヶ所再処理工場で働く人は不安はあるけれども、六ヶ所再処理工場があるという現実と、時代の流れに何とか乗れた等々思っているのでしょうか…
すんだ空気、六ヶ所村をいとおしく思う人たち、心を込めて作られたお米、自然の力を再生しようとしている人々、これらをなくしていく産業に私たちは何もいえないのでしょうか。
私たちは、食を、自然を、人の思いを大事にして生活していく術を見つけられるよう、願いを持って模索したいと思います。
            やっちゃんは「土鍋かふぇ楽ちゃん」を営んでいます。


Sさんからです。
http://eeknow.jp/project/env/nuclear/080301yacchan/

  

2008年

2008-03-05 09:57:56 | 市民の願い
2008年、どんな年になるのでしょう。
遅い書き込にに反省しながら。
今年は、昨年に続き、重要な節目になると思われます。
私たち市民の選択しだいで、これから進む道が決まるかと。

命が軽んじられていくことに、
勝ち組になるのではなく、負け組みを少なくしたい、
働くことが、人生の喜びとつながるように
誰かの犠牲の元に、自分の生活を守るのではなく、
お金、脅威に、惑わされない仕組みは…

私たちは、今の時代を省みられるときに、
何をしていたの!といわれるのではなく
踏ん張ったんだねと云うことを目指そうと。
各自の果たす責任を各自で模索しながら行いたいと思います。
私たちしだいで、時代が決まるかと思います。

青森県知事へ寄せ書き送付

2008-03-05 09:38:03 | 行事報告
 原爆ドーム前、各学集会で、寄せ書きに六ヶ所再処理工場が本格的な運転を始めないように、思いや名前を書き込んでいただきました。約70の方々の思いが込められました。
1月25日に「原発ごめんだヒロシマ市の会」「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」「ボイス・オブ・ヒロシマ」の3団体で記者会見を行い、26日に青森県知事に
六ヶ所再処理工場を運転させないでくださいとの要望書を添えて、寄せ書きが送付されました。お父さんに名前を書きなさいといわれ、不思議そうにでも、素直に書き込んだ子どもたち。再処理工場のことが書かれたチラシをじっくり読んで書き込んだ若者たち。名前だけでいいならと快く書かれた年配の男性。色や絵柄を書き込んだ人。青森県の女性が嬉しいと言って書き込んでくださった思いがけないこともありました。そっと控えめに思いを書かれた方。
寄せ書きに書くことができなかった方々の思いも寄せ書きが伝えてくれることを願います。