やっと完結したのか,という思いである。
実写映画化されたとき,映画館に行った。マンガの設定とは若干異なったが,映画だからマイルドにしないと難しい描写が多いとは思った。
それにしても,南勝久のマンガは「時間軸」が長い。単行本1巻で10分ぐらいしか進まない。『ナニワトモアレ』を読み始めたときも,懐かしいグランドシビックが出ていたので買っていたが,途中で挫折した。
実はこのファブルも15巻ぐらいで挫折して,1年以上経過して5巻も進んだはずなのに,ストーリーが続いているという不思議さにまた驚いた。
それにしても,南勝久は画業20年らしく49歳だとか。ということは29歳から漫画家になったということなのだろうか 同じく,三田紀房も30歳で漫画家デビューしているとか。講談社は,矢口高雄先生の30歳デビュー以来,純粋培養漫画家でない路線を歩んでいるのだろうか。
ともかくこれでこのマンガともやっとお別れである。
買ってすぐに読み,不要になったら売る。面倒だが,古本屋が機能していない以上は,フリマで売るしかないだろう。送料も結構かかるので,できるだけ郵便を使わないとね。
そしてまた,一つのシリーズが終わった...。