心配していた雨もそんなに大降りにはならず、涼しい夏のナイトゲームとなった大宮戦。絶対に勝たなければならないゲームのはずでしたが、残念ながら1-1のドローでした。まぁ負けなかったし、アルビレックスのいい面もたくさん見れた試合でしたが、「やっぱりボクらは勝ち点3が欲しい!」って気持ちが募りました。じゃぁゲームを振り返って、思いついたことを羅列しますね。
先発は2トップに新太とシルビーニョ、2列目は右がロメロで左が至恩、ボランチは島田と中島、SBは右が史哉で左が新井、CBはマウロと舞行龍、GKは藤田という布陣でした。「インドの虎」マンジーは、予想に反してリザーブです。あと気になったのは、大本と堀米の2人がベンチ入りもしていなかったこと。疲労の多いSBは完全にローテーションで起用っていうのが、アルベルト監督の方針なのかな?
開始早々に大宮にやられます。まだゲームが始まったばかりの5分、ゴール前にスルーパスを通され、先制点を許します。まだまだ!始まったばかりだよ!これから!これから!
ところがその後も、大宮の華麗なパスワークが目立ちます。藤田のファインセーブ(ん?さわってなかったか?)でかろうじて失点を防ぐ場面も。前半の最初10数分間は、「もしかして今日はホームで大虐殺を喰らうのでは?」って不安な気持ちになりました。ごめんなさい。
前半26分、ロメロが同点弾を大宮ゴールに叩き込みます。至恩のショートコーナーから島田とのパス交換、至恩のゴール前への切り込みがあり、島田がシュート。相手のクリアボールを、ロメロが胸トラップして左足を一閃。ゴールネットを揺らしました。あっぱれ!ロメロ!同点だ!大宮は今シーズン初の前半の失点なんだってさ。
前半終了間際の中島のFKは惜しかったですよね。ポスト直撃でした。あと数センチ、いや数ミリずれていたら、ビューティフルな決勝ゴールとなっていたところでした。セレッソから途中移籍してきた中島ですが、「オレがゴールを決める!」って意欲がボクらに伝わってくるのがいいですよね。新太や至恩に対するライバル意識もあるでしょうしね。
気になったのは、アルビの右サイドです。どうも、マウロ→史哉→ロメロの連係がイマイチなのでは?って印象を受けました。先制点を許した場面でも、マウロと史哉の背後のスペースをつかれた失点だったし、アルビの攻撃が史哉でストップしているように感じる場面も少なくありませんでした。「史哉!そこで前に行け!ボールを戻すな!」って、思わず何度か叫んで(もちろん心の中でね)しまいましたよ。
後半はアルビの攻撃が機能して、いい展開の時間帯が多かったです。だからこそ、チャンスに決めたかった。「シルビーニョ~!」「そこは決めてくれ~!」って大声で叫んだ(もちろん心の中でね)シーンも2回ほどありました。「新井~!そこはパスじゃない!お前が撃て~!」って場面もね。
途中交代で田上、矢村、マンジーがピッチに入り、その後も新潟は何度となく好機を作るも、大宮の好守と審判の不可解な判定に阻まれ、1-1のドローで試合終了となりました。これで3試合連続ドロー。ドローゲームが10試合中6試合ですよ。「負けない」ことはいいことだけど、「勝ちきれない」この状況ではとてもJ1昇格は実現できません。選手が頑張っているのは十分わかっているんだけどね。
ちょっと気になったのは、ゲーム終了後のマンジーのこと。ゲーム後の整列もそこそこにピッチから引き上げ、スタンドの観客へのあいさつ時にも選手の輪の中に姿を見ることはありませんでした。どうしたのかな?審判の判定に腹を立てて?…じゃないよね?
そうそう。大宮戦の前に、新潟市出身で英国ロイヤル・バレエに入団することが決まった五十嵐大地さんの紹介と挨拶がありました。アルビサポの五十嵐さん。「バレエは4歳から始めましたが、アルビサポは2歳からです」「イギリスでも早朝4時とかにアルビの試合を見てました」と、アルビサポをアピール。幼年時代のノザとの2ショット写真も紹介するなど、ボクらアルビサポを喜ばせてくれました。
実はボク、五十嵐さんのご両親とは古くからの知り合いで、毎年いただいていた年賀状で大地さんの成長ぶりを拝見するとともに、小さい頃からさまざまなメディアで取り上げられる姿にエールを送り続けていました。これからも地元新潟出身、アルビサポの世界的ダンサーの存在は、ボクらを勇気づけてくれることでしょう。いやぁ~今回の五十嵐さんの登場、嬉しかったです。