ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

森林鉄道観光事業化プラン。4

2011-03-31 11:50:59 | 観光資源提案
 今日の提案はサイクリングとトレッキングの提案です。
 場所は安田町と、北川村、奈半利町です。

 安田町では東島辺りから上流に向かい歩き始めると好いですね。映画館の大心会館は中継地点です。歩く場所には座る場所が必要になりますからね。少しベンチなどの設置を検討してもいいですね。
 さらに中山地区から安田川の上流域に向かって明神口辺りまで歩いたり、自転車で走ると、普段の運動不足を解消できると思うのです。

          
 
 北川村では小島鉄橋周辺から東岸線を南北に歩くコースは、結構楽しむことが出来るようです。周辺に北川村温泉なんかもあって、汗をかいたあと、一風呂浴びて帰るなどという贅沢を味わうことが出来ますからね。
 そうです。北川村宗の上(花の谷)も林道をゆっくり楽しみながら歩けるでしょう。

 
 こんなところも、キチンと提案すると興味を持っていただける方はたくさんいることでしょう。
                    

 サイクリングは無理なのですが、奈半利町から東洋町に向かって野根山街道があります。ここはトレッキングの全国大会などでも開催できるスケールを持っています。



 運動をする場所としての観光提案を真剣に考えてもいいと思っています。

 山男達には不満でしょうが、愛好家の方たちには丁度いいのではないでしょうか。

 さらに植生調査の結果について、これから検討する必要があると思っています。
 尾瀬ヶ原をご存知でしょう。水芭蕉の季節には多くの方々が散策を楽しんでいます。
 高知県の東部地域の植生についてもっと研究する必要があります。

 山歩き程の大層な体力も必要ではなく、器具も要りません。
 適度な開放感を味わっていただくための、場所です。
 ただ案内役がいれば、安心して歩くことが出来ますね。

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新しい道。

2011-03-31 11:06:41 | 今日の一面
 国道55号南国安芸道路は、高知県南国市から高知県安芸市に至る、総延長 約21.0kmの自動車専用道路なのです。その高知東部自動車道の一部、香南やすIC-芸西西IC間は、先行して着工されていたことで26日に開通となりました。

 新しい道をちょっと走ってみたくなって、行ってきました。

 なんとかとなんとかは、新しい方がいいといいますが、道も新しい方が明るくていいですね。

 道の整備促進運動などをやっているのですが、今回の東日本地震の影響を受けて、高知県東部地域の少ない道路整備予算がさらに削られるのではないかといった不安な要素もあるだけに、新しい道路の供用開始はうれしいことです。

 ただ、芸西から香南市夜須までですから、高知県の東部地域に住んでいる私たちからすると、普段はあまり利用しずらい道です。国道55号まで少し距離があるからです。
 
 なんとか早く物部川を越えて欲しいものです。

 今回の最大級の地震でも新たに作られた道路等の基盤事業は、安全性を証明しましたから、高知県に近い将来にくるであろう南海地震対策としても早急に実施をして欲しいものです。今のままでは、地震発生時には何箇所か寸断される事になりそうですからね。

 せめて東西の道だけでも、確保しておきたいと思うのです。

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印象の相違

2011-03-27 20:59:21 | Vision East
 面白いもので、季節感を感じる場所としては、自然の中が一番いいと思っていたのですが、ここモネの庭の公園の中でも、写真を撮り続けていると、同じ場所でも全く違う印象を持つことに気がつきます。

 今年の1月の写真です。
 茶色から緑へ。
 ちょっと明るくなりました。



 面白い。これから春夏秋冬、改めて季節ごとの撮影を敢行しようと思っています。

 今、お気に入りの場所がここです。

 

 いい場所にベンチがありますから、公園に分散してしまった仲間と集まる場所に決めてもいいかもしれない。
 そんな場所です。
 フランスのモネの庭にこうした場所があるのかどうか解らないのですが、ゲストと共に時間を楽しむ空間としては、GOODです。

 このブルーの花が印象的でしたが、名前がわからない。



 浅学を恥じ入るばかりです。

 植物園だとこうした場所、一見してキレイだと思える場所が人気を集めるのですが、このモネの庭だと作為的に感じられます。



 きれいですけどね。それだけなのです。
 都会の商店街にもありそうなディスプレイです。

 何処にもありそうな物は、本当はこの場所、モネの庭には似合わないのですがね。
 営業政策上仕方なしといったところでしょうね。

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モネの春

2011-03-25 23:50:33 | 観光資源提案
 季節の移り変わりがここほどわかりやすいところは、ないかもしれません。

 現在のモネの庭の一押しは、この場所です。小庭園です。



 咲き誇っています。チュウリップと水仙等が満開です。
 フランスのジベル二ー、モネが造った庭には無い場所かと思います。
 しかしながら、ここでは多くの方々が写真を撮っていました。誰が見てもキレイです。

 

 これはモネの庭のミモザです。大きいでしょう。久方ぶりに見たのですが驚きです。
 先日ミモザの絵画を紹介しましたが、これは本物のミモザです。
 発見が一つ。黄色い本当に小さな花がたくさん集ったものでした。時々風に揺れる姿は圧巻でした。

 水の庭の睡蓮は、今はまだ準備中です。水の中の鉢の中から少し芽が出始めています。



 メダカがたくさん泳いでいました。


 水の庭の主役の一つ、水辺に降りる階段です。
 この辺りは、もう少し時間がかかりそうです。

 

 管理をしている方に話を聞いたのですが、2週間ほど予定から遅れているそうです。
 案外ここは寒い日が続いているのです。

 1月に撮った写真は、枯葉の茶色の世界が広がっていたのですが、今日の写真は緑が印象的で、これから植物達はどんどんと豊かな色彩を生み出してくるのでしょう。

 モネの庭・マルモッタンはこれからが本領発揮といった時期となります。
 今より、来週、そして来月とどんどん良くなることでしょう。美しくなります。



 

 いくつか、植栽の工夫を見つけましたが、又今度ご紹介します。
 時間があればモネの公園に是非お出かけください。
 気分は最高です。そんな場所です。

 小鳥も姿を見せてくれましたが、名前がわからないことが、少し寂しいですね。

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人間の力。

2011-03-22 18:57:02 | 今日の一面
 高知新聞の一面、小社会にこんな記事が!!。

 原発と戦車。
 信じられない組み合わせが今、この日本で起こっている。戦争映画でもパニック映画でもない。現実の世界の話である。

 いろいろと新兵器が導入されているが、核燃料や設備の温度を下げる作業は、結果として効果を上げているのは隊員達が被爆する危険を顧みず外から水をかけるという原始的な方法である。

 まあ、想定した以上の災害が起きてしまっただけに、対応策など一切なかったのでしょう。検討されたこともなかったことになる。

 今日福島に入った東京電力の役員達の訪問を、福島県知事が拒否したとのニュースもある。

 原子力発電所という最先端技術の粋も自然の力の前には、なすすべもなかったのです。

 さらに小社会はいいます。
 原発災害が突きつけているのは核をも支配できたという、そんな人間の錯覚かもしれない。

 錯覚か??。慢心でしょう。
 「絶対安全だ。」建設時には言い続けていたはずなのです。
 「絶対安全なのなら首都圏に造ればいいではないか。」そうした発言は無視して田舎に建設してきたのです。

 「絶対安全等という、嘘を言ったものは、世が世なら切腹でしょう。」

 今回のような事故が首都圏に建設された原発事故だったとしたら、今どんな状況になっているのか。考えたくもない。

 「人口が少ない田舎でよかったのか?。」そんな筈はない。

 ソフトエネルギーにチェンジするべきです。
 アメリカは原発推進に転換する予定です。
 建設に係わるグループに日本の事業体も参加しているのです。

 ただ少なくとも日本では、新たな原発建設については、ありえないと思っています。
 10年以上も前にスイスで原発建設に関する国民投票が行われました。
 結果、現在稼動中の施設については利用する。新たな建設については否決としました。

 日本でもこうした事になりそうです。
 でも、首都圏の電力需要が不足するのでしょうから、この際首都機能や政府の分散について検討をするといいでしょう。
 そうするべきです。

 そもそも東京一極集中が問題なのですからね。
 京都に文科省
 高知には高齢化対策の国務大臣がくればいいなあ。高齢化の先端地域ですから。

モネの庭・マルモッタン

2011-03-22 17:05:04 | Vision East
 高知県東部地域の貴重な観光地として成長を続けているモネの庭・マルモッタン。

 森林鉄道のツアーガイドをしていたのですが、今回からこの庭にもツアー客をご案内することになったことから、勉強を始めました。
 あの場所、開発当初はワイン工場の誘致をする予定だったのですが、事情があって今は公園になっているのです。

 今日親切にも資料を届けてもらったものですから、頭の角に入れております。記憶として残るかどうか定かではありませんが、とりあえず読み散らかしております。

 ちょっといい言葉があります。
「モネが愛した「モネの庭」はガーディナーの造った<庭>ではなく、”芸術家”が造った<作品>です。

 なるほどね、そうなのですか。
 ガイドをする前に一度、現場でその辺を感じ取る努力をしましょう。







 写真は1月に撮ってきたものです。
 3月下旬のモネの庭はもっと光に溢れ、色彩が踊っているように思います。
 1月にいったときには、日向ぼっこをしたら「いい感じ」でした。
 小鳥の声があちこちから聞こえ、数種類が姿を見せてもくれました。

 今週中にあちこちにあるベンチに座る時間を、普通に楽しみたいと思うます。
 ガイドツアーのロケハンです。資料を読むより公園の中で自分がどのように感じたのかを語りたいと思うのです。ただ聞かれて困るようなことにはなりたくないですから、資料を読み漁っております。

 ただツアーでは滞在時間が50分程度しかありませんから、そうしたゆっくりとした時間はとれそうにないですがね。

 この場所、私が考えている「花の谷」とは対極にある施設なのですが、北川村にその両方が在ってもいいじゃあないかと思うのです。
 花の谷に必要なのは生活感であったり、そこで自然と共生する人間の生き様が表現できたらいいと思っているのです。

 楽しみです。

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2011-03-20 15:41:53 | 木の記憶
 今朝、安芸郡北川村宗の上(花の谷)に行ってきたのですが、もう既に春が来ていました。



 野の花が満開でした。

 まあ、どれがどれやら解らなかったのですが、色が溢れておりました。

 花が咲いていると、周囲が明るくなって気分が好いのです。



 私にも梅と水仙は解ります。
 今日は好い日です。

 例の作業をしていたのですが、午後から雨が降り始めたことから急遽中止。
 沢の水はいつもどうりに、きれいでしたね。

 魅力満載の場所なのです。

 花の谷を、もう少しきれいにすると、みんなに楽しんでいただきましょう。
 少しずつ手を加えると、花の谷が徐々にさっぱりしています。
 3月も中旬を過ぎて、春だけど、少し寒い。
 今日は雨にぬれたから、風邪を引かないようしよう。

 高知県の中には、こうした場所はたくさんあると思うのですが、あまり利用されていません。ここで何が出来るか、検討です。
 こうした場所は高知県にとっての未利用資源でしょう。
 山里再生事業ですね。
 昔は材木を積んだトロッコが頻繁に動いていたところでもあります。

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卒業

2011-03-19 10:32:19 | ちょっといい話。
 卒業式のシーズンです。あちこちで卒業式が行われております。

 一昨日にご縁をいただいている高知県立中芸高等学校で委員会があり、ちょっといい話を聞いてうれしくなっています。

 中芸高校には現在、昼の生徒達以外に定時制のクラスがあります。さらに定時制のクラスに聴講生まで受け入れているのです。その定時制のクラスの卒業式が3月2日に行われました。

 定時制の年限は4年間。昼間に働いて夜間学校に通うのですから大変です。一食250円で夕食まで用意されています。
 
 その定時制の卒業生の中に70歳の女性がいたのだそうです。理由があって若いときに学校に通うことが出来なかったのだそうで、改めて中芸高校の定時制に通っていたのです。中学校を卒業してきたばかりの子供達と机を並べての4年間の高校生活だったのです。

 その話を聞いて素直にうらやましいと思いました。
 学びたいという気持ちを持ち続けて、若い子供達に混じって学習するのです。
 多分子供達の方が彼女から学んだことが多かったろうと思います。

 定時性にはいろんな事情を抱えた生徒が集ってきます。生徒の年代も多様です。
 しかしながら「学ぶ」という意欲に関しては、普通の高校生より高いものがあるのかもしれません。

 彼女はどんな高校生でしたか?「いい生徒でした。」

 先生方より人生の先輩なのですが、ここでは生徒だったのです。
 彼女は卒業をしたのですが、多分生きている限り学び続けることでしょう。
 知的好奇心さえ失わなければ、何処にいても学び続けることは出来ますからね。

 私もやってみたいですねえ。いつか。
 すぐ?
 無理だなあ。
 やらなければならないことが多すぎますからねえ。
 目標を立てましょう。70歳で卒業ですから、66歳までに入学すれば好いことになりますね。
 聴講生だけだったらもっと自由で好いかもしれません。
 知るための努力をする。
 問題解決能力を高めるための努力をする。これは自分への約束です。

 いまはせいぜい図書館通い程度ですねえ。

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ミモザ

2011-03-17 17:49:05 | 好きなもの
 一枚の絵。モイーズ・キスリングの作品で「ミモザ」と題されているものです。

 

 先日参加しているSNSの中で、素敵なご両親にミモザと名付けられた女性が結婚したとの記事を拝見したのです。久方ぶりのGOODNEWSだったことから,コメントを出したのです。
 そのとき、この絵画が頭をよぎったのですが、作者の名前があやふやで調べることになってしまいました。

 ご紹介します。モイズ・キスリング作、「ミモザ」です。圧倒的な明るい黄色がキレイです。たしかパリ市立近代美術館の所蔵作品です。
 どこか東京の美術館で移動展があり、この作品を見たのです。

 キスリングはエコール・ド・パリの画家達の中では、幸せな人生を送った少数派の一人です。陽気で面倒見のいいリーダーだっとそうで、モディリアニやピカソ・藤田やパスキン達とも交流がありました。
 私は、彼の多くの作品群の中では女性像が好きですね。圧倒的な迫力をもち、愁いを帯びた表情は官能的ですらあります。



 鮮やかな色使いなのですが、すっきりとしています。画家の力量の術でしょうね。
 彼の描く人物は多くの場合、印象的な目を持っています。記憶に残る目です。

 彼はどんな人だったのか。モディリアーニが書いたキスリングの絵画が残っています。
こちらをじっと見つめています。静かなインテリなのでしょうが、やはり目が印象的ですね。


 キスリング。ポーランドで生まれてフランス、パリで大成し「モンパルナスの帝王」と呼ばれた画家です。
 新たな人生の門出をくぐったミモザさんのこれからの人生が幸運なものでありますように。
 
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誇らしいと思う。

2011-03-16 19:37:42 | ちょっといい話。
被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では 略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。

 こうした情報が伝えられた。

 以前の神戸震災の際にも、世界中のマスコミが驚嘆していたことを思い出す。
 日本人はなぜ略奪・暴動に走らないのか、疑問に感じている取材陣が多いのだ。
 配給にしてもちゃんと並んでいるのだ。

 かえって聞いてみたくなる。略奪をしたからといって問題が解決するのか。
 驚かれると、褒められると奇異に感じる。当たり前じゃあないのか。

 普段は金・金と言っていても、ここというときにはバランス感覚が面に出てくる。

 争うよりも和を尊ぶのだ。
 ただ私自身そうした状況の中に身を置いたことはない。
 もし不幸にもそうした状況に遭遇したとしたら、自らを試されることになる。
 今回の被災者同様落ち着いて行動が出来ればと思う。

 現在の日本人も捨てたものではない。
 驚きの情報として外国のメディアがこうした状況を配信するたびに、誇らしくなる。

 自分にうそは付けないし、誰かが見ている目を意識しているのかもしれない。
 それは自然かもしれないし、何者でもないのかもしれないが、それでいいのです。

 自分以外の存在を意識して自分を律する力を持っているのです。
 侮れないぞ。日本人。

 それに日本で災害が起きているのに相変わらず「円高ドル安」なのだ。円の評価が上がっていることになるのだが、専門家の分析では日本の企業等がドルを売って円を買いますのではないかと言った憶測からこんな事になっていると説明している。

 円が上がっていることには、驚いている。なにしろ1ドル79円台ですからね。
 不足資材を外国から輸入しても、安く買えることになるからだ。

 いまは円高歓迎。これも海外からの評価です。