ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

失敗!失敗!

2011-04-30 21:44:56 | 日記
 またやってしまいました。失敗です。

 年をとったということではなく、若いときから時々やって、ヒンシュクをかっていたのです。今日もまたやってしまいました。

 

 写真は高知県立美術館です。今日は午後に現在ここで開催されている「日本近代洋画への道」展を見るために出かけたのですが、つい寄り道をしてしまい美術館に到着したのが午後4時55分だったのです。意識がありませんから、それほど急ぎもせず入り口に行ってティケットを出すと、申し訳なさそうに言うのです。
 
「あと30秒程で終わるのですが。」
 なんと、分単位ではなく秒単位で終了を宣告されてしまいました。
 いくらなんでも30秒では何にも出来ませんから、若い女性の顔をゆっくりと見てから「仕方ないですね。」

 すこし買い物をして帰ってきたところです。
 
 困ったものです。相変わらずのバカヤロウです。

 入り口にあったメッセージボードを紹介しましょう。



 6月12日までやっております。
 午後5時までです。

 早めに行きましょう。
 高橋由一や黒田清輝、青木繁等の作品に出会えます。

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花の谷の今・2011

2011-04-30 13:00:44 | 花の谷
 ゴールデンウイークの第一日目。
 昨日、花の谷に行ってきました。

 ここにもうれしい便りがありました。少子高齢化がすすむこの場所でも鯉幟が立てられていました。



 今日の情報は何処からかの「便り」です。

 
 山の中にVサインがありました。シダの種類です。名前は分からないのですが、季節が来るとちゃんと毎年Vサインをしてくれます。

 
 今回は15~16本の竹の子を取ってきました、我が家では小さいものが3~4本もあれば十分なのですが、他はおすそ分けの分です。


 

 

 

 これらの花々も、誰かからのメッセージでしょう。

 これからどんどんといい季節になります。

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鮮明な思い出

2011-04-28 23:31:37 | 新聞雑感
 本日の新聞を読んでいると久方ぶりに見る顔写真が出ていました。
 高知新聞の13面。追想(メモリアル)のページでした。

 「木や石扱わず粘土一筋」具象彫刻家3月30日没 98歳 佐藤忠良

 帽子のシリーズで有名な彼の作品を随分と前に箱根の美術館で見た記憶がよみがえってきました。彼の作品は上品でしたし、都会的で洗練されていて美しいと思っていました。
 もちろん会ったことはないのですが、優しい人だったろうと思います。

 

 ナゼだか解らないのですが、以前から好きでしたね。
 彫刻家といえばロダンとかマイヨール、ムーアなど有名な方々が多数おられますし、それらの作品も各地の美術館を含めて、あちこちにありますが、印象に残っているのが佐藤氏と船越氏でした。

 また彼は別の顔も持っていました。



 この絵本は有名です。絵を描いたのが佐藤忠良氏でした。
 この絵本を子供の頃に見て楽しんだ方々もたくさんいるはずです。

 そんな彼が、「自分は職人だから、毎日、同じことを繰り返す。だが毎日、初心に戻るのは本当に難しい・・。」と言い、「芸術は、”必要無駄”」と看破するのです。

 日本でも最も有名な彫刻家の一人である彼にそんなことを言われたら、考えてしまいます。
 

 合掌。

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もったいない。

2011-04-28 17:10:17 | Vision East
 

 先日撮った写真があります。柑橘類なのですが、誰も取る人がいないことから、実が自然に落ちて散らばっていたのです。もちろんこのままでは、腐って肥料となって循環するのですがもったいないなあと思います。
 こうしたもったいない事例が田舎のあちこちに結構あるのです。高知県安芸郡の資源なのですがね。
北川村でも柚子が木に残っているのを結構見た記憶があります。

 まだまだあるのかもしれません。もったいないね。

 それに、耕作放棄地が増えているように思います。

 森林も間伐すると資源が当然のごとく生み出せるのです。先日も直径15cm程度、長さ180cmの杭を北川村から1000本ぐらいかな、出荷したようです。行き先はもちろん東日本ですね。
 伝聞なんですが100万本単位のそうした資源があるようですから、どんどんやるべきです。森林もきれいになりますよ。



 先日竹林を見て回ったときの空き時間にちょっと収穫した竹の子です。
 山間部のもったいないの代表は竹の資源かもしれません。
 間伐さえすれば、もっときれいな竹林になるでしょう。
 竹の密度が上がりすぎて、立ち枯れ状態になっている竹林が多いですからね。


 まだまだあるはずです。
 もったいないね。あるものが生かされないというのは!!。

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森の伝説 1

2011-04-26 01:38:32 | 森林鉄道物語
 写真を見比べてください。
 一枚目は

 

 魚梁瀬森林鉄道奈半利川線の北川村島の写真です。
寺田正氏の写真誌によると、昭和32年北川村島駅との記述があります。
 明るい笑顔が印象的です。

 ここには商店や旅館が軒を連ねて、商店街を形成していたのです。
 旅館を経営していた方の記録を見てみると、自分達家族の寝る場所までなくなるほどのお客が引きもきらずに押しかけていたのだそうです。来ていたのは山師(山の立ち木の売買人)や行商、セールス関係、ダムの工事関係者たちであったらしい。
 それも、道路がつくとバスが走り始めて、客は減っていったのです。

 

 そうして現在の北川村島地区の森林鉄道の軌道のあった場所です。
 歩く人もなく、寂しい限りです。
 森林鉄道が疾駆していた頃のような、かつての賑わいを取り戻すことが出来るんだろうか。
 
 

 道路を歩いていると納屋に見たことがないものがありました。かぼちゃを縄で括って吊るしてあります。とはいえ、そのかぼちゃは、干からびて細っていました。保存のためというよりも、種を取るのかと考えてみたのですが、よくわからないままです。

 現在の北川村島は柚子生産の拠点になっています。
 それと林業で生計を・・。そうした時間が経過している場所です。
 

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2011中芸の春の花

2011-04-25 10:21:40 | 好きなもの
 4月も終盤ですから、今年の春の花々を紹介します。
 野の花々といっても、全く自然の花とだけともいえず、種を蒔く人たちの感性に乾杯したくなります。



 この花々を見ながら、黒澤明監督の「夢」という作品のことを思い出しておりました。
 そのまんま、雛祭りですね。ピンクと黄色と緑が目に飛び込んできました。



 梨の古木をカットしていたのですが、芽が出て枝を広げて花が咲いています。
 植物ってのは「えらいねえ」。人間では、首を切られて生きているなんてありえないのに、木は新しく命を育みますからね。



 特別な何もないのに、印象的でした。
 一工夫で周囲と素晴らしい空間を作ってくれます。



 写真を撮れといわれたような気がして、シャッターを押していました。
 花にも引力があるようです。

 次は夏の花に期待しましょう。

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これから

2011-04-24 09:54:57 | 手前かってな推論。
 地震から津波が発生したことで、原子力発電所自体が壊滅的な状況になってきました。
 避難住民が東京電力の社長に向かってこのように言いました。
 「原発を東京にもって帰ってくれ。」
 無理だとわかっているのに、言いたくなっている彼らの心情はよくわかります。

 電力の大量消費地東京の需要を賄うために、福島県に原子力発電所を設けて発電能力を一挙に拡大した結果、このような事態になっているのです。
 直接的な原因は地震であり津波なのですが、そうなのです。

 東北の災害については、出来る限りの義捐金を送ること。
 それだけしか出来ませんが、高知県でこれから起こるかの知れない南海地震対策について考えています。

 キーワードは循環と分散。
 結果としては、地域が自立を目指すことになるのです。
 食料品とエネルギーの自給自足。それこそが自立するということではないかと思っているのです。



 花の谷(安芸郡北川村宗の上)にある砂防ダムです。こうしたダムが何箇所もあります。こうした場所で小水力発電が出来ないだろうか。
 
 北川村には既にダムが3ヶ所、発電所が3ヶ所ありますが、これらは四国中のもの、これから谷に住む人々が必要な電力を作るのです。

 そして作付けが出来ない、放置されている田畑を耕作することで、そこに住む住民の食料品を作るのです。

 ゆっくりとゆっくりと問題をやっつけていこう。
 きっと楽しい作業になるでしょう。

 今日はいまから選挙に行って、それから花の谷に向かいます。
 また、石垣に向かいます。そして帰り際に竹の子を獲れればいいですね。

山の生活。

2011-04-22 17:49:46 | 木の記憶
 今日紹介するのは、元営林署で働いていた職員の記憶です。

 彼の父親も営林署の職員でした。彼は高知農林高校(現在の高知農業高校)を卒業後、昭和28年に営林署に入ったのです。最初の赴任地は野根営林署管内の竹屋敷事業所でした。野根営林署から竹屋敷に向かう方法は、東洋町野根から室戸岬を回って奈半利町まで来て、そこから魚梁瀬森林鉄道奈半利川線にのって二又まで、ここまでは定期便に乗っていく。さらに竹屋敷作業所に連絡をして迎えに来てもらうのです。そこから安倉、尾河、菅の上を経て竹屋敷まで、奈半利からの距離だけでも40Kmほどです。

 さすがに営林署の職員さんはルートが違います。以前に紹介した竹屋敷の学校に通う教員は野根からダイレクトに山に登ることで、分校に到着していたのですがね。

 初任給は6千円ほどだったようですが、当時の山仕事をしている方々の給与が2万円ほどだったそうですから、山仕事の方々の3割程度だったことになります。
 休日は月に一回。「定木(じょうもく)」と呼ばれる休日があったそうで、当時流行っていた映画を見るために、トロッコに乗って海岸部まで出かけたのです。

 各事業所ごとに配給所があり、日用品のほとんどが手に入ったのですし、手元に現金がなくとも「ツケ」で品物を受け取ることが出来たのです。そして給料から天引きされたのです。自分が勤める事業所以外の配給所で買い物をしても同様なシステムで決済が出来たのですから、当時としては画期的だったのでしょう。
 最も売れていた商品ってのは、「酒」だったのだそうです。よく飲んだのでしょう。

 海を見たことがない子供達がたくさんいたところですから、閉鎖社会で不便だったのです。そして危ない仕事だったのでしょう。
 面白い記述がありました。

 「山の仕事で最初に覚えなければならないのは、雨でも火を焚けるようになること。」
 なるほどね。



 現在の竹屋敷の写真です。ここにかつては分校があり子供達の声が山間に響き渡っていたのです。
 いま住んでいる人は3人の老人だけです。住めば都なのでしょうかね。

 海岸部に生活している私達とは、日常が違っていたのです。

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開設だそうです。

2011-04-21 22:06:55 | Vision East

 FM高知が安芸支局を開設して5月7日から「We Love Kochi 東海岸まるごと探検隊」
というラジオ番組をスタートさせるらしい。
 先日の高知新聞に掲載されていたような気がしているものの、最近はラジオを聞かないし、特にFM放送には縁がない分だけ、関心がなかったことから、記事も標題だけの棒読み程度でした。
 それがね、私のこのブログに美しい女性がコメントを入れてくれた関係で、カテゴリー「Vision East」にこの記述を載せることになったしだいです。

 しかし、ラジオって最近聞かないね。なぜかね。ついついご縁が無くなって久しい。
 以前はよくRKCラジオなんかにも出て、スタジオにも何度となく行ったものですが、いまは縁遠い存在になってしまいました。ワロー氏も井津さんも元気だろうか。

 番組が成功してずっと継続してくれればいいのです。スポンサーが付けばいいけどね。
 
 情報の発信力こそが、地域活性化の基礎なんだけどなあ。

 頑張って、としかいいようがない。

 そういえば、最近あまり動いていないなあ。ラジオに出て話すテーマが無いのです。
 体力が無くなって、事業も出来ないからなあ。仕方なし。

 これからの高知県東部地域は改めて観光事業を見直して産業化の方向に向かうはずですからFM高知の安芸支局はいい時期に開設されたのかも知れないですね。
 期待しましょう。

 いままでは、「お接待」だったからね。
 サービスのレベルを上げてゆくことになるのです。

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お願いします選挙。

2011-04-21 09:59:51 | Vision East
統一地方選挙の後半戦,市町村議会議員選挙も中盤となりました。 妙に静かです。

 何台か街宣車が走っていますが、言葉が頭の上を通り過ぎます。
 「お願いします。」「お力を貸してください。」としかいわないのです。
 名前の連呼。だけですからね。
 4年間何をするのでしょうかね。
 3期~4期と続けている議員の方々。いま町はいい状態ですか?
 「これからの課題はどんなものでしょう。」「どんな解決策がありますか。」
 「何時ごろまでに解決できますか?」「どれぐらいの予算がかかりますか?」
 「誰がそれをやるのでしょう。」
 
 みんな評論家みたいに、他人事です。
 4年間という時間を使って何をするのか。
 言葉で発言して欲しいですね。
 

 さめています。
 なにかを期待しても仕方がないのです。ですが彼らに負託する以外にないのです。
 悲しいことに、そうなのです。

 早く終わって、ください。
 それだけです。
 当選者を決る選挙というより、落選者を決める行為のようです。
 

 私はまだ議会不要論には賛成できません。
 議員定数削減には賛成です。
 行政執行部、さらに職員方は議員の方々以上ご縁がないのです。
 議会議員以上にわからないのです。

 いまは、未だ何かを、神風が吹くかもといった期待をしています。
 住みやすい町になればいいのですがね。
 ただ、わからない分、漠然とした不安感を拭うことは、無理だなあ。

 高知県の東部地域の首長さん方。頑張ってください。
 10年後の地域のために。子供達のために。

 私は私で出来ることをするのです。
 いまも街宣車が走っています。よろしく、よろしくと・・・。
 なにがよろしいのやら・・。