ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

道端の花

2010-05-30 13:27:31 | 好きなもの
 歩くのが楽しい季節です。

 道端にも花が咲いていました。
 普段は気にも止めないのですが、ちょっとレンズを向けてみました。
 今日は午前中に、中土佐町の商工会婦人部の方々が、遠路奈半利町まで来てくれた関係でご案内をしておりました。
 その帰り道で咲いていた花をご紹介します。今が盛りと咲き誇っております。

庭の花々

2010-05-29 11:41:38 | 日記
 今、我が家の庭にも花が咲き誇っています。正直に言うと名前をほとんど知りません。

 ただ季節が来ると、ちゃんと咲いてくれます。
 自然とは、凄いのです。











無罪の公算

2010-05-27 22:43:52 | 今日の一面
 本日の高知新聞の一面。
 厚労省文書偽造事件で村木元局長が無罪になる公算が大だと言うのです。

 郵便制度を悪用して虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われていたのです。

 しかし恐ろしいのは、次の一文です。「調書は検察の作文」
 検察というところは、作文をして、証拠書類として提出するんですね。
 何をやってもいい事になります。
 
 裁判長は「取り調べに問題があったと言わざるを得ない。」と。
 
 もしそうだとすれば、検察の責任はどのようなものになるのだろうか。
 無実の方に、罪を着せようとしたことになるのです。

 法治国家・日本。誰のための法なのだろうかね。
 村木元局長は現在休職中なのだそうです。
 彼女のキャリアに傷がつかなければいいのですが。
 そして、彼女が受けた心理的な圧力について、誰かが責任を取らなければならないと思うのです。
 罪人を造るのが、法の精神ではあるまいに。

 人間のする判断に間違いはあるとしても、「作文」は意図的ですねえ。作文を書いた人がいるわけで、また、命令を下した人がいるかも知れず、さらに証拠として採用することを決定した責任者がいるはずです。彼らの発言を聞いてみたいものです。

 せめて、高知県ではこんなことが起きませんように。罪を作るようなことをする者が出ないように、願うばかりです。

忙しい一日

2010-05-27 21:15:50 | 日記
 忙しかったのです。

 今日は午前中仕事で2人にあって話をした後で、午後には香川県から120人を越える方がお見えになって、ボランティアガイドを、かってでておりました。

 最初聞いたときは誰からか、愛媛県からの方々だとの情報だったのですが、違っておりました。香川県高松からでした。観光客の方々も忙しいことで、一箇所に30分とか長くて1時間。そんなに急いで何処に行くのか、聞いてみたいほどです。

 ツアーだと仕方がないですね。
 けど、案内をするほうは、ストレスが溜ります。
 15分とか何分以内とか制約があればあるほど、何を喋るのか考えてしまうからです。

 香川県から高知県の東部・安芸郡にまで来ていただいたのですが、日帰りなんですね。
 一泊すると、費用がかさみますし参加者が減るのかもしれませんが、ゆっくり来ていただきたいところです。

 藤村製糸株式会社を案内して、中岡慎太郎館に送っていきました。

 高知県の東部地域にはまだまだ魅力的な場所があるのです。
 せめて食事でもしてくれたらいいのになあ。

 それに、案内をして帰ってくると、携帯電話に出なかったといって、叱られてしまいました。そんなに怒るほどのことなんだろうかね。

 バスの中で、マイクで喋っていただけなのです。携帯電話の着信音が聞こえなかっただけなのですが、いやみです。
 頑張っているんだけどなあ。これも仕方なしです。

 

EV

2010-05-24 11:49:22 | 日記
「日本EVクラブ製作による電気自動車(EV)が、茨城県下妻市にあるオートレース選手養成所のオーバルコース(1周689m)を1456周して1000km以上を走行、EVによる1充電航続距離の世界新記録を達成したようです。同クラブは、この記録をギネスに申請する予定だそう。」

こんな情報が出ておりました。
 凄いことになっているようです。
 楽しみになってきました。

 EVですか。ハイブリッドの時代が当分続くと思っていたのですが、一挙にEVです。

 車が電気製品になってきますね。
 エコになりました。
 電気の需要が増えるのですし、やっぱり電池の性能アップですね。これからです。

職人さんの、独り言

2010-05-24 08:12:33 | 建造物入門
 面白いというか、悲しくなるような話です。

 文化財の修繕等にかかわっている職人さんの話です。
 
 修繕等についての予算が、宮内庁関係の仕事であれば、かつては陛下の「おこずかい」から出されておりましたから、長年そうした事業に従事してきた職人によって施設が維持されてきたのです。それが宮内庁の会計監査を基に取り仕切られると、入札制度がはいってくるのです。
 ご存知のように入札制度では、伝統文化を維持する技術やノウハウはなくとも、安ければ落札できてしまうのです。

 文化財を維持するのに、安いほうに委託するというのですから。悲しくなります。

 価値を維持したり、それ以上の評価を高める作業の内容より、安ければいいのです。
 職人が持っている技術への評価をする、公務員がいないのです。

 無駄遣いとはいえないと思うのですが、何でもかんでも安いほうという方向は、「違う」と思うねえ。

 文化財を守るということの本来の役割は、伝統文化を守ることで、安い費用で保守管理をすることではないと思うのです。

 金がなくなると、文化事業に最も早くしわ寄せが来ます。
 高知県にも東部地域にも、放置されたそうした施設がありますが、いいのでしょうかね。
 自分達の生活のなかで、大事にしなければならないことの一つに、文化の伝承というのがあると思うのです。
 「金がないから出来ません。」といっています。困ったね。

 

選挙?

2010-05-23 07:54:23 | Vision East
 選挙?立候補者にとっては、誠に重要な一連の作業なのですが、私のような選挙民にとっては、今回はどうもよくわからないですね。

 争点がないのです。高知県の東のほうに細々と住んでいると、普天間問題もどうもしっくりと来ないし、事業仕分けの問題も、よくまあこれほど作ったものだと関心するほどです。皆がいかに税金を自分の都合よく、取り込むか考えた成果のようです。

 今回の選挙、4人の候補者が出るようですが、何処に差があるのかよく分からないのです。
 また、マニュフェストを出しても、実現に向けての努力をしてくれるのかどうかについても、わからなくなっています。

 かつては田舎での生活は、子供を外に出すことが豊かな生活を生み出す基であると考えていた時期がありました。豊かさは田舎にはなく、都会にあるものだと考えていたのです。
 だから、いい学校に行き、いい会社に入ることが、いい人生を獲得できるとまじめに考えていたのです。
 しかしどうも、ちがうね。

 政治の世界に住んでいる方々が、高知県の東部地域で住んでいる住民に何を語るのだろうか。
 子供手当ても、対象外だし、政権与党の幹事長が普天間近郊に土地を買っていても、あまり関心がないのです。
 今聞きたいのは、高知県の東部地域をどの様な地域にして、次の世代につなげてゆくのかといった、提案なのです。

 仕事もなく、明るい話題もないのです。人口はひたすら減り続けております。

 金を配っても、多分人は結婚をしないし、子供を作ったりはしないと思うのです。
 
 明治の時代。活力に溢れて、現在ある町を造ってきた方々に学ぶ時期が来たのです。生産と流通と消費。経済を全体として考える。そうした事業に着手しなければならないのです。生み出す努力が必要なのです。

 政治は地域住民の応援団であるべきです。
 今回の選挙、私は政党で選ぶことを止めようと思う。
 自分の一票は、人に入れようと思う。知らない人には、入れたくないですね。

 
 
 

価値評価。

2010-05-21 18:32:19 | 田舎の理屈
 最近また始まりましたね。事業仕分け。

 テーマとしては、天下り。しかし凄いねえ。年収が2000万円とか、ちょっと麻痺しているようです。

 多分2000万円もの年収を受け取るような方々は、高級官僚だったのでしょうし、その省庁でもその程度以上の報酬を受け、退職金を受けていたのでしょう。
 さらに天下って、高額を受け取るのですから、あきれるのです。

 仕事に対する価値評価を誰がしているのでしょう。責任は誰が取るのでしょう。

 人間の欲たるや、際限のないことです。
 たぶん、ろくに仕事もしないで受け取っているのかと思うと、カチンときます。

 公務員としての給与を長年受け取っていた方々については、天下っての給与は必要がないのではないかな。

 田舎の理屈では、そうなるのです。
 日本は役人天国なのですし、チェック機能がありません。さらに恥づかしくもないのです。
 高給取りは、偉い人なのです。報酬が少ない私共は、ダメな奴なのでしょう。

 民主党政権の唯一の評判のいい事業です。
 テレビに映る案件以外でも、しっかりとやるべきです。
 少々乱暴ですが、数を半分にするといった目標を掲げたらどうかな。

 もともとなかった組織ばかりのはずです。
 困ったことです。

不信

2010-05-20 14:19:02 | 手前かってな推論。
 なぜだか分からないのです。
 確か7月には参議院議員選挙があるはずなのですが、どうも静かなのです。
 特に高知県の東部地域では、関係ないような感じです。

 選挙に出馬する方については、一生懸命なのでしょうが、伝わってこないのです。
 いいのかなあ。こんなことで。

 ニュースで報道されているのも、全国区で比例代表に出る方々の情報がかすかに、伝わってくる程度です。

 民主党政権下においては、20%などという厳しい支持率だし、前政権与党にしても全く精彩がないのです。新しく発足した政党もなんだか分からないのです。

 今のままということについては、ないと思うのですが、何を期待したらいいのかわからないという状況が続くと、投票率が激減して、政党自体の存在について考えなければならないようになるでしょう。
 誰かが発言しないだろうかね。道州制の導入について。消費税20%への挑戦とか。
 誰かが掲げると議論が起きて、目の前の選挙が熱を帯びてくるのですがね。

 静かでいいのか。
 どうせ誰かが議員になって東京に出てゆくのですが、何も出来ないのですから。

 政治家を育てないといけません。
 高知県の東部地域にとって、政策の立案こそが大事な作業なのですし、そうしたことを大事にしてこなかったから、いまこの地域は日本でも最も遅れている場所となっているのですから。

 

檻の中の家。

2010-05-18 07:53:13 | 建造物入門
 古民家が檻の中に入ってしまいました。解体するらしく、すでに重機やら設備が準備されております。

 どうしても古くなれば、そして利用しなければ、こうした事態になってしまうのです。仕方なしといったところですね。もう随分と利用していなかったのですが、かつては料亭として営業をしていたそうです。ただ昔のことで、料亭として営業していたことは、私も記憶がありません。東の一角だけは居酒屋さんとして営業をしておりましたから、私も随分とお世話になりました。その居酒屋さんも近くに店舗を作りましたから、お役ごめんになったのです。



 堂々たる家で、2段の水切り瓦があります。また料亭を営業していた頃の名残でしょうか、玄関の重厚さは他を圧しております。
 建設するときには何ヶ月も架かったのでしょうが、壊すとなると10日ほど。
 あっけないことです。
 家としては、傾き始め、屋根にも草が生えて軒まで傷んでおりましたから、・・。

 予想される南海地震の問題などを考えると、事前に解体するといった判断が下されたようです。
 少しずつ、かつての風景がなくなっております。
 かつてこの通りには旅館や料亭・飲食店が立ち並んで、金融機関が3店そろっていたのです。賑わっていたのです。その「証し」が又一つ消えることになりました。
 
 こうした事態は高知県東部地域のみならず、全国のまちまちでおきていることでしょう。
 これから元気な街を造ることで、少しでも古民家を残すことが出来たら、いいと思うのですが、未だ無力です。



何か新しい試みが始まることに期待しましょう。
 何か。あるかな?