ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

明快!されどされど。

2012-10-23 16:25:59 | 新聞雑感
 新聞の記事です。

 「金ない、食物ある。大丈夫」
 哲学者なのです。
 明快なのです。
 そして、無理をしているように見えないのが、素晴らしい。

 私なども「そうした生活にあこがれているのです。」
 が、しかし単純に割り切れないのです。

 必要な現金は、季節労働や教師をして稼ぎつつ、農業をして暮らしている方の紹介ページが今日の新聞の26面にありました。

 これがなかなかに面白いのです。

 農業だって農薬を使わず、自然農業です。除草もしないのです。
 電気は冷蔵庫だけ、風呂は五右衛門風呂。経費はかけないのです。

 日本の食料の自給率が下がり続けていることに対しても、提案をするのです。
 「公務員も含めてみんなで1反の田畑を耕作すれば食糧事情が変わる。」と看破する。

 これ良いですね。
 政治家の先生や公務員さんがたが泥にまみれて農作業をするなんて、考えるだけで面白い。きっとやってみたら日本の農政などの産業政策が一変するでしょうね。机の上だけで紙の中だけで考えているからなのでしょう。額に汗をかいて自分でやって見たら解ることがたくさんあるように思います。

 新聞社の記者さんたちもやってみたらいかがでしょう。
 
 北川村のユズがフランスで評判が良いとか、大きな南方系のエビが獲れたとかの記事もありましたが、農家+哲学者の記事は面白かったですね。

 これからはこれです。
 楽しんで出来そうです。




 あるものを生かす。無駄を出さない。
 そして自分で動く。これです。
 時々音楽が聴けたら良いですね。

「金ない、食物ある。大丈夫」なのです。


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公(おおやけ)の群像2

2012-09-14 10:46:31 | 新聞雑感
 新しいシリーズが始まりました。「平成の市町村職員の群像」です。

 もうすでに楽しんでおられる方もいらっしゃるでしょうが、確認です。
 今度の舞台は高岡郡中土佐町役場なのです。

 高知新聞の連載記事なのですが、なかなかに面白いのです。今日で4回目です。

 役場の職員で転職組ですから、中途採用の方とか、地域外から採用された方々のお話です。

 昨日の記事の終わりごろ、このような記述があります。

 「役場に再就職が決まったとき、会社の先輩から言われたなぁ。ぬるま湯につかるなよと。」

 3年ほど前のことのようですが、役場の仕事=ぬるま湯、という評価ですね。もちろんなかには一生懸命に仕事をし、実績を上げている方もいるのでしょうが、相対的に民間の仕事と比べると、ぬるいような・・・・。

 地元の学校を出てそのまま地元の役場に入り、そのままずっと・・・・。
 地域の公務員さんは、そうした方々がほとんどの状況でしょうから彼らは少数派でしょうね。

 これからこの連載、どんな展開を見せるのか期待しています。

 前回は梼原町と馬路村だったのですが、今回は中土佐町。少し視点が違って、これもまた良いですねえ。イベント情報でも事件記事でもないのですが、結論めいた記述もないこうした記事は、こちら側で勝手に想像できますから、素直に読むことが出来ます。
 
 今週は朝、新聞がくるのを楽しみにしているのです。
 しかし、こうした連載にわが町は登場するのだろうか???。
 期待して待っていましょう。


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公(おおやけ)の群像

2012-07-30 17:33:48 | 新聞雑感
 先日まで高知新聞におもしろい連載記事が掲載されていました。

 標題が「公の群像」副題として平成の市町村職員たち。
 そして「東西の”憂”」とあります。

 結構面白く読ませていただきました。

 東西の東は馬路村、西は梼原町。その首長や職員達についての物語です。
 書き手は須賀仁嗣編集委員(高知新聞)。確かこの方東京支局にいた方?。

 行政の仕事はその地域住民が元気になって、安心して暮らせるようにすること。
 よく活性化と称して幅広い活動をしています。

 馬路と梼原は高知県内ではいい意味での評価が定着している感がある場所です。

 それらの町村の首長や職員に取材して連載記事になっているのです。

 面白いと思ったのは、資料やら情報ではレベルの高い評価を受けている両町村にも問題があり、問題解決に向け努力しているさまは、なかなかに興味深くも在るが、わが町の行政は、職員達の現状について考えると、ため息ばかりが・・といったところ。

 行政職員の評価をどのようにするのかを論じたり、選挙をへて選ばれる首長や議員との分担作業などもまな板の上にのっている。
 首長や議員については選挙がありますが、職員については事件でも起こさない限り仕事場から放り出されることもなく、概ね定年まで勤め上げ、高額の退職金を間違いなく手にするのです。そうしたことから職員の資質の向上は行政の課題なのですが、評価の仕方が難しいのです。

 どんな優秀な方がどんな職責につこうが、突き詰めれば何事においても一人で出来るはずもなく、組織を組織として機能させるための方法手段について確認作業を試みた記事だろうかね。
 そんなことを考えながら読んでいたら、結構面白かったですねえ。




 民間の会社だったら、どうだろう。50~60人程度の会社は結構たくさんあって、新聞もこんな風には取り上げないと思うんですが。

 高知県のような場所で小さな行政区域が数多く存在し、10年後を意識しないで、それでも日々税金を垂れ流しているのですから読者に自問自答をせまっていると思えば、解り安いかな。

 古い新聞の山があれば、ご一読をお勧めします。7月の中旬ぐらいに掲載されていましたよ。

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読むべき連載。

2011-10-18 23:09:57 | 新聞雑感
 久しぶりに読み応えのある新聞連載に出会った。

 朝日新聞に連載をされている「プロメテウスの罠」

 読んだ方がいい。みんなで。

 この連載については、某SNSで紹介していただいたのですが、一挙に通読してしまいました。

 現在の執筆者は、依光隆明記者。ご存知の方も多いと思います。
 高知新聞の記者として頑張っていたのですが、先年朝日新聞社に転職している彼です。

 この「プロメテウスの罠」は、福島の原発事故のルポなのですが、いい記事になっていますし、これからも注目に値する連載になりそうです。

 「情報は誰のものかを考える。」としていますが、それをどのように情報処理して提供し続けるか真に興味があります。


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 内部崩壊?。

2011-09-06 11:29:06 | 新聞雑感
 やっとというか、政府は4日、都内のホテルに経済関係4閣僚を集めて会合を開き、総合的な円高対策を早急に取りまとめる方針を確認したそうです。

 古川国家戦略相、安住財務相、鉢呂経済産業相、平野復興相が出席したようですが、「円高対策として、雇用対策や中小企業の資金繰り支援、企業の国内立地への補助などを盛り込む見通しだ。」といっています。

 会合後、古川戦略相は記者団に対し、「経済は大変厳しい状況にある。円高への対応策は早急にとっていかなくてはならないという認識で一致した」と述べた。

 現場ではこんなことになっています。

 富山県内で金型メーカーなど18社が集まる「富山県金型協同組合」(砺波市)が、インドネシアに工場を建設して集団で海外進出することが分かった。
 というのです。

 国内の製造業は、超円高や国内需要の減少にさらされて海外に拠点を移す動きが強まっているが、単独では難しい中小・零細企業の新たな取り組みとして注目を集めそうだ。

 新聞の情報とはいえ、足元に火がつかないと何もしないのですから、困ったものです。
 金型メーカーといえば製造各社にとっては、重要不可欠な企業だけに、技術移転並びに日本国内の後継者問題に拍車がかかる事になるのです。

 一体誰が悪いのか分かりませんが、将来が危ぶまれます。

 「政治家が国民の生活や国の重要な課題に対して、政策の大きな方向性を示す。そして一方、官僚は専門知識を駆使して緻密な情報収集・分析を行い、具体的な政策を立案して政治家に提示する。そして、政治家は総合的に判断して政策を決定する。」のです。

 どこかが機能していないのでしょうかね。

 


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機能移転

2011-05-17 14:18:33 | 新聞雑感
 久しぶりに拝見しました。首都移転に係わる論議です。
 本日の高知新聞に掲載されていました。
10年ほど前にこうした議論は収束していたのですが、東日本の震災を機に再燃しているようです。

 地域問題の第一は過疎と過密の問題です。日本では何もかもが東京に集中していることから東京の一極集中がすすんでいます。
 日本では神話の時代から都は一箇所なのです。
 天皇のいる場所なのです。

 高知県でも高知市及びその周辺に人口が集中し、それ以外の場所に過疎の問題が覆いかぶさっているのです。

 地域のありようと、管理体制の問題なのです。

 首都機能についての問いかけなのですが、私は以前から分散論者なのです。どうしても全ての機能を東京においておく必要はないと思っているのです。

 天皇家にしても東京にいなければならない理由は無いでしょう。省庁にしても東京でなくてはならない省庁はないのではないかな。
 最高裁だとて東京以外でも機能するでしょう。
 特に外郭団体などは全部東京から出してもいいでしょう。

 明治の時代ならまだしも、通信手段も飛躍的に進歩しているし、高速交通手段もこれからなお一層発達するのです。
 さらに日本の流通業は世界でも最高レベルにあります。

 都市によって役割分担をすることで個性豊かな地域づくりを考えても良いのではないかな。 
 高知県にも農林省の一部と四国開発庁ぐらいを作って欲しいところですね。
 出来れば学究都市などもいいかもしれないですね。
 医療も最先端医療の場にもなるかもしれません。
 最近東南アジアの某所に先端医療を受けるためのツアー客が世界中から押しかけています。
 地方が生き残るのは何かに特化する必要があると考えています。

 均衡ある発展を掲げる行政の責任です。

 私としては、住みやすい、暮らしやすい田舎生活だけなのです。
 今の希望です。
 分散と個性化、これです。

 過密の弊害は厳しいものがありますからね。
 争論。高知新聞の紙面の中でも期待している企画です。
 

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再生可能エネルギー。

2011-05-10 06:46:36 | 新聞雑感
 内閣総理大臣が中部電力に浜岡原発の停止を要請したことで、中部電力は全面的に受け入れる方針を示したようです。

 東海地震の発生予測がかなり高いことから、東京電力の現在の状況を考えると、そのほうが良いとの判断です。
 経済団体からは「総理のパフォーマンスだ」との意見も出されておりますが、原子力からの脱却を目指して欲しいところです。

 さらに9日の高知新聞に小水力発電に関しての記事が出ていました。
 記事によると、国内の河川で1400万KW、農業用水路で30万KWの発電潜在能力があるとの環境省からの報告を紹介しています。未利用資源です。
 高知県などは適地ばかりのような気がします。

 奈半利川にある3つのダムの発電量が合計で14万5千KW程度ですから、100倍以上もあることになります。




 地域に根ざした分散型発電の可能性についての情報で、花の谷にはぴったりです。

 また木材チップなどを燃料にした木質バイオマス発電事業が復権の兆しをみせています。
 原子力発電所を少なくして、再生可能なエネルギー開発を考える時期が来ているようです。
 安芸郡北川村宗の上に、水車が2~3基動き出したらいいと思う。
 地域で必要なエネルギーは地域で作るのです。

 ついでに太陽光発電なんかも考えてみたら、原発は要らなくなるかも知れません。
 原発で発電した方かコストが安いといった意見もかつては出されていたのですが、今回の災害について考えると、もういいでしょう。

 地域づくり活動の中に生活提案が増えてきそうです。
 蜜蝋のろうそくなんかもいいかもしれません。
 静かな夜を楽しめそうです。

 黒澤明監督の作品「夢」こんな夢を見た。のなかで、笠智衆氏がいいました。
 「暗いのが夜だ。」
 自然と共に暮らしたらいい。
 パソコンに向き合う時間は減るね。


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鮮明な思い出

2011-04-28 23:31:37 | 新聞雑感
 本日の新聞を読んでいると久方ぶりに見る顔写真が出ていました。
 高知新聞の13面。追想(メモリアル)のページでした。

 「木や石扱わず粘土一筋」具象彫刻家3月30日没 98歳 佐藤忠良

 帽子のシリーズで有名な彼の作品を随分と前に箱根の美術館で見た記憶がよみがえってきました。彼の作品は上品でしたし、都会的で洗練されていて美しいと思っていました。
 もちろん会ったことはないのですが、優しい人だったろうと思います。

 

 ナゼだか解らないのですが、以前から好きでしたね。
 彫刻家といえばロダンとかマイヨール、ムーアなど有名な方々が多数おられますし、それらの作品も各地の美術館を含めて、あちこちにありますが、印象に残っているのが佐藤氏と船越氏でした。

 また彼は別の顔も持っていました。



 この絵本は有名です。絵を描いたのが佐藤忠良氏でした。
 この絵本を子供の頃に見て楽しんだ方々もたくさんいるはずです。

 そんな彼が、「自分は職人だから、毎日、同じことを繰り返す。だが毎日、初心に戻るのは本当に難しい・・。」と言い、「芸術は、”必要無駄”」と看破するのです。

 日本でも最も有名な彫刻家の一人である彼にそんなことを言われたら、考えてしまいます。
 

 合掌。

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県議は何をする人ぞ。

2011-04-12 12:31:41 | 新聞雑感
 2011統一地方選の前半、高知県議会議員選挙が先の日曜日に行われました。

 昨日11日の高知新聞小社会を読むと、「県議は何をする人ぞ」といった記述がある。

 天気が良くても、悪くても投票率は良くないのだそうですが、よかったときについての記述はなく、こうすれば良くなるとかといった提案もない。
 
 高知県全体の投票率は過去最低の52.65%だったのだそうです。
 
 何をどうすれば、住民の意識が投票行動に結びつくのか、よくわからない。

 たしかに何をしている人なのか解らない人を選ぶ選挙に興味が無いのも仕方ないことですが、説明責任を主張するよりちょっと新聞を精読するとかして欲しい。

 結構新聞は情報を集めている。

 今回の選挙、低調でしたね。住民の関心が薄いことについても、議員の具体的な提案が少なかったことについても残念なことでした。

 戦いが終わって、考えてみたのです。
 いろいろな情報を整理しても地域がよくなるようにはおもえないですね。
 勝ち残った人がいて、負けた人がいる。投票率が何%だったとか、何票だったとかといった数字だけが紙面で踊っている。

 そして政党が勝った、負けたといった記述があるが、高知県がどのような地域になるといった展望もないのです。
 誰が勝ったといって、浮かれられても困るし、何処の政党が惨敗したといっても高知県がどうなるものでもないのです。

 選挙にかかわり始めて20年以上になる。投票をし始めて40年近くなった。
 高知県は、安芸郡は、我が町はよくなっているのだろうか、いい方向に向かっているのだろうか。

 ただ、期待したい。

 
 肩がこって、腰痛がでた。
 そして肘が上がらず困ったことです。

 お疲れ様でしたね。

 紙面はこういった記述で締めてあります。

 選挙権獲得に苦労を重ねた先人達は現状をどんな思いで見ているのか・・。
 
 後半の市町村議会議員選挙がマジかに迫っている。さて、わが町の議会議員選挙はいかなることになるのか、注目することにしよう。


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”薪風呂ライフ”最高

2010-06-10 17:53:49 | 新聞雑感
 高知新聞の朝刊22面にこの記事がありました。

 薪の風呂を贅沢にも楽しんでいる方が紹介されていました。

 いいなあ。確かに薪を割ったり、薪そのものを調達したりすることが出来ない場所では仕方がないとしても、できるところではやったらいいです。

 うらやましい限りですねえ。
 それに冬の電気代が安くなる生活ですから、薪の需要増にも対応しているようです。

 これからこんな生活にあこがれますねえ。
 
 もう20年ほど前に高知県安芸郡奈半利町米ヶ岡に薪風呂をわざわざ作りたいと募金にこられた先輩がいたことを、思い出しました。
 「いいですよ。」出せるだけのお金を出して4~5回風呂に入りに行ったことを覚えています。

 絶景で、木造の風呂桶にハーブが入れてありました。風呂から出てきてからのビールのうまかったことといったら、今考えても「よきかな、よきかな。」といったところでした。

 高知県の山間部だと、ほとんどの場所で出来そうですから、これからこうした贅沢をする方はもっと増えるのではないでしょうか。