Rage Against the Machine 観戦記

行ってきましたRATM。

このバンドはいつ解散するか分からないので今回は幕張での2Daysを両方買ったのですが、正直どこまで楽しめるか不安でした。
2000年に来日したときは、指定エリアのなかでのモッシュ状態がイヤになって、エリア内の最後列を抜け、さらに人のいない最後尾まで移動して見ていました。
(あのときは幕張メッセの1ホール分だけ使ってたので最後尾でもそれほど遠くなかった)
前座バンドは長いし、最後列に移動してしまったからか期待した音もそれほどでかくなく、なんか地味に終っちゃったな~ というぱっとした感想もない状態でした。

しかし今回はそんな思い出を払拭させる以上の満足度と楽しさでした。
以下簡単に感想を。

まず、今回は自分でも驚くほどにモッシュ状態の人ごみに突っ込んでいった・・・
実はこの手のバンドのライブには数回しか行ってなく、そもそもこういう行為が嫌いな人間なのだが、なぜか今回はカラダが自然に動いた。
もしかして、ここ十数年の間にお客も、この手のライブでどうすれば不快にならず、やりたいことをやらかしたらいいか、ということを学習してきた?ように思えた。
それは興行側も同様で、モッシュはOKだけど、ダイブ、肩車などちょっとでも危険に関連する行為はすぐにセキュリティがチェックをしてた。おかげで結構快適なオールスタンディングを楽しめた。


今回なにが一番感動したかというと、彼らのしっかりした演奏がきちんと“鑑賞”できたこと。
最前ブロックA-2で見ていたというのもあるかもしれないが、演奏はてっきりノリとパワーだけで突き進んでいくようなものかと思い込んでたがそんなことはまく、まずリズム隊が素晴らしい。
このファンキーさがあるからこそ、普段Charなんかを聴いてるワタシなんかに響いてくるんだなと、ライブに行って初めて分かった。
ギターで単純なフレーズが続くシーンであっても、ティム・コマーフォード (ベース)、ブラッド・ウィルク(ドラム)の二人が続けるリズムでいくらでも楽しんでいけた。まったく飽きさせない。
 そして、今回のステージ両側にあるディスプレイ映像はきちんとHD映像で投影されていたため、かなり細かい部分まで見ることができた。カメラワークもギタープレイを中心にカメラ割していたし、変に奇をてらった画作りもなかったので、じっくりとどんな演奏をしていたのか楽しむことができた。
モレロがあんなにセレクターを使って、タッピングだけで演奏しているシーンが多いとは思わなかったし、オーバーダブしている曲を除き、ほとんどすべての曲が同じようにライブで演奏可能ということも分かった。
これが4ピースバンドの音だなんてとても信じられない。

そして、おそらくどんな観客よりも一番飛び回っていたのがザックだったのかも。
いつもあんな感じなのかもしれないが、笑顔なシーンが多く、楽しんでいる様子がよく分かった。
アンコール終了後のメンバーはとてもいい顔をしていた。

演奏時間は正味1時間10分程度でしかなかったが、あのパフォーマンスで不足だと感じるファンはいないと思う。

今後はニューアルバムの発売も期待したいところだが、一度は解散して二度と見れないと思っていたバンドのパフォーマンス。 それを見るという夢が叶ったことである種満足。
あとはBattle of Japan のDVDをきちんと発売してくれればOK。


その他いろいろ。
・ワタシのいたのは上手側ディスプレイの前あたり。その辺で見てたら前のほうからしゃがんでくるような黒い物体が近づいてきた。よく見るとなんと車椅子の方!! え!あのモッシュの塊に今までいたんですか?!
周辺の客がみんな驚いてた。

・めったにない貴重なライブ。いろんな人もいらっしゃってて、この方や、もしかしてこの人かな~?って人も見かけました

RATMライブその後

Rage Against the Machine
Rage Against The Machine
Sony/BMG

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やっぱりファーストからはじめろ!

 

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