
離れ(茶室+納戸+展示室+収納庫)を立てる際に既存の野外トイレを義父がどうしても残したいというので、既存を改修して残しています。扉、床、便器などは新しくしています。

トタン板はよく見るとなんとステンレス製・・・、古いものには驚く時がありますが、極力当時のままに残しています。植木屋さんやまだ健在だった義父がよくこのトイレを使っていましたが、今はさらに茶室からも使えます。内部の板は杉の「むく」でなんとも贅沢な屋外トイレですが、外部に壁の一部が解放されていますので、埃や砂が舞い込むので、月に一度は衰えてきた祖母に代わって小生が水洗いしています。よって最近になって水洗い用の蛇口を新設しました。

庭にあった椿を伊万里の油壷に・・・、骨董に限らず常に身の回りのものにはメンテが必要なようです

さて本日は最近、福田豊四郎が十和田湖を描いた作品を入手しましたので紹介します。十和田湖を描いた福田豊四郎の作品が本ブログではだいぶ多くなりました。

晩秋の十和田湖 福田豊四郎筆 昭和36年頃
紙本着色額装 タトウ誂
全体サイズ:縦695*横560 画サイズ:縦345*横485(変8号)

同じような作品が本ブログにてすでに紹介されています。
十和田湖 福田豊四郎筆 その65
絹本着色額装 南天画廊シール
全体サイズ:縦735*横660 画サイズ:縦525*横450(F10号)

上記作品(下写真右)と本日の作品の落款と印章(下記写真左)の比較ですが、ほぼ同時期に描かれた作品と推定されます。
すでに紹介されている作品には南天画廊のシールがあることから、南天画廊にて展示された作品の可能性が高く、下記のような画歴から昭和36年頃に描かれた可能性が高いと思います。
福田豊四郎、十和田湖、「南天子画廊」の関連
1959年(昭和34年):夏、十和田湖から新潟、佐渡へ旅行
1960年(昭和35年):6月南天子画廊主催にて初の個展
このときに他の所蔵作品と同題の「対岸の村」を出展。
1961年(昭和36年):6月南天子画廊主催にて個展
8月十和田湖旅行
1962年(昭和37年):6月南天子画廊主催にて個展

この頃の福田豊四郎の作品は抽象画風になっている時期です。

同様の十和田湖の景色には「十和田湖の岬」と題された下記のような作品もあり、本ブログにて複数の作品が紹介されています。このブルーを基調とした作品は福田豊四郎の作品でも人気の高い作品群です。

福田豊四郎が愛して止まなかった郷里の景色ですが、その中でも十和田湖は特別な思いがあったようです。
東京ステーションギャラリーで福田豊四郎の展覧会が開催されたことがあり、赴任先の仙台から上京した際に観に行ったことを思い出します。1999年から2000年の冬のことだったようです。

数点の十和田湖を描いた福田豊四郎の作品を当方では紹介していますが、十和田湖に思い入れのある方には心休まる作品であろうかと思います。

マットの部分にシミなどがあったので、神田の額の専門店に依頼してマット部分を剥がして張り替えました。

作品の色調に合わせたマットを選択したつもりです。

古きものを良きものに変えていくのは野外トイレでけではありませんね

トタン板はよく見るとなんとステンレス製・・・、古いものには驚く時がありますが、極力当時のままに残しています。植木屋さんやまだ健在だった義父がよくこのトイレを使っていましたが、今はさらに茶室からも使えます。内部の板は杉の「むく」でなんとも贅沢な屋外トイレですが、外部に壁の一部が解放されていますので、埃や砂が舞い込むので、月に一度は衰えてきた祖母に代わって小生が水洗いしています。よって最近になって水洗い用の蛇口を新設しました。

庭にあった椿を伊万里の油壷に・・・、骨董に限らず常に身の回りのものにはメンテが必要なようです


さて本日は最近、福田豊四郎が十和田湖を描いた作品を入手しましたので紹介します。十和田湖を描いた福田豊四郎の作品が本ブログではだいぶ多くなりました。

晩秋の十和田湖 福田豊四郎筆 昭和36年頃
紙本着色額装 タトウ誂
全体サイズ:縦695*横560 画サイズ:縦345*横485(変8号)

同じような作品が本ブログにてすでに紹介されています。
十和田湖 福田豊四郎筆 その65
絹本着色額装 南天画廊シール
全体サイズ:縦735*横660 画サイズ:縦525*横450(F10号)

上記作品(下写真右)と本日の作品の落款と印章(下記写真左)の比較ですが、ほぼ同時期に描かれた作品と推定されます。


すでに紹介されている作品には南天画廊のシールがあることから、南天画廊にて展示された作品の可能性が高く、下記のような画歴から昭和36年頃に描かれた可能性が高いと思います。
福田豊四郎、十和田湖、「南天子画廊」の関連
1959年(昭和34年):夏、十和田湖から新潟、佐渡へ旅行
1960年(昭和35年):6月南天子画廊主催にて初の個展
このときに他の所蔵作品と同題の「対岸の村」を出展。
1961年(昭和36年):6月南天子画廊主催にて個展
8月十和田湖旅行
1962年(昭和37年):6月南天子画廊主催にて個展

この頃の福田豊四郎の作品は抽象画風になっている時期です。

同様の十和田湖の景色には「十和田湖の岬」と題された下記のような作品もあり、本ブログにて複数の作品が紹介されています。このブルーを基調とした作品は福田豊四郎の作品でも人気の高い作品群です。

福田豊四郎が愛して止まなかった郷里の景色ですが、その中でも十和田湖は特別な思いがあったようです。
東京ステーションギャラリーで福田豊四郎の展覧会が開催されたことがあり、赴任先の仙台から上京した際に観に行ったことを思い出します。1999年から2000年の冬のことだったようです。

数点の十和田湖を描いた福田豊四郎の作品を当方では紹介していますが、十和田湖に思い入れのある方には心休まる作品であろうかと思います。

マットの部分にシミなどがあったので、神田の額の専門店に依頼してマット部分を剥がして張り替えました。

作品の色調に合わせたマットを選択したつもりです。

古きものを良きものに変えていくのは野外トイレでけではありませんね
