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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

倉田松涛 その4 百鬼夜行之圖の1 

2012-04-04 06:16:48 | 掛け軸
倉田松涛の作品がネットオークションに多数出品されているという情報から。検索してみると12作品をまとめて出品されていました。全部購入したかったのですが、資金に限りもありどうしてもこれだけはという中から4作品入手できました。その中で一番の大幅が本作品です。




百鬼夜行之圖 倉田松涛筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先鹿角 合箱
全体サイズ:縦2040*横720 画サイズ:縦1360*横530



百鬼夜行とは、説話などに登場する深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪の群れ、および、彼らの行進のことで、賛には「風月経来気盡蔵 英雄大抵是癡人 百三談□髪□陀 松涛 印章」とあります。解釈については後学とします。

 

近年、アートオークションが若い人の間で流行だそうですが、このような作品のほうがよっぽど面白いのにね。



伊藤若冲のような筋目描きのような技法を用いたり、倉田松涛の作品は飽きることがありません。



秋田の画家にはユニークな画家が多いです。日本画でいうと倉田松涛のほかに平福穂庵、舘岡栗山、伊藤弥太、蓑虫山人などがいます。

舘岡栗山などはたくさん所持していた方がおられたのですが、どうなされたのでしょうか?
今回のオークションのように処分されるのはしのびないものがあります。


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