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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

能楽 中村大三郎筆

2013-04-06 17:43:50 | 日本画
各会社が年度初めにあたって経営会議・・、その後の株主総会と年度のスタートを切ります。
会社の経営が思わしくない会社と好成績の会社とが明暗を分けて、ますます明確になる変動の状況下でその舵取りは難しさを極めています。

さて、本日のブログの話題に移ります。

今週のなんでも鑑定団に徳田八十吉の作品が出品されていました

わりと高い評価なのでまたまたびっくりしています。本ブログにも何点か投稿していますが、なんでも鑑定団に出品された作品に近い時期の作品も少し大きめですが一点あります

本日は中村大三郎の作品です。大三郎様式ともいわれた美人画で人気を博しましたが、能楽に造詣が深く、能楽を題材にした荘厳で静寂な美を表現した作品にも取り組んでおり、本作品は美人画と能楽の両方の題材を備えた中村大三郎の色紙ながら佳作といえる作品です。


能楽 中村大三郎筆
絹本着色色紙




中村大三郎:明治31年生まれ、昭和22年没。享年55歳。京都生まれ。染色関係に従事する家の長男として生まれる。京都市立絵画専門学校卒。



西山翠嶂に師事し、師の女婿となる。在学中の大正7年文展発入選、のちに帝展で特選二回。福田平八郎、堂本印象らとともに京都画壇の若手三羽烏と呼ばれていた。

色紙などは工芸品との疑いを持たなくてなりません。色紙の外周の金縁に絵の具がのっている場合は肉筆と判断されますが、一部手彩色の場合もあるのでさらに確認が必要です。



昭和11年母校京都市立絵画専門学校で教授を務めた。大三郎様式ともいわれた美人画で人気を博した。能楽に造詣が深く、能楽を題材にした荘厳で静寂な美を表現した作品にも取り組んでおり、本作品は美人画と能楽の両方を備えた中村大三郎の色紙ながら佳作といえる作品です。




カビによるシミが出始めていますので、これ以上は出ないように保管することが必要です。


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