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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

墨松老幹 平福百穂筆

2019-04-15 00:01:00 | 掛け軸
この作品を観て真作と判断できる方はかなりの日本画通???・・・

墨松老幹 平福百穂筆
絹本水墨軸装 軸先骨 合箱  
全体サイズ:縦1223*横422 画サイズ:縦422*横300



床に射す光の加減の中で床の軸は愉しんでいます。



この作品の描かれている生地はやや縮れているような感じです。おそらく羽織の裏のために描いたように思われます。羽織の裏地用に絵を描いてもらうことは昔はよくあったようです。当方の所蔵品の中にも福田豊四郎氏に羽織の裏地、袱紗、帯などに描いていただいた作品があります。



軸の右側は雨漏りか何かで掛け軸が汚れたのでしょう。昔の家はよく雨漏りしたりして、このように掛け軸が汚れていることがあります。改装すると見違えるほどきれいになります。



印章が縮れたような生地に押印されているため、横に縮小されたようになり、印章の感じが真印と違う感じを与えますが、真作と判断されます。



さて、改装するか否か、また出費がかさみますね



とにもかくにも悩み多き骨董蒐集・・。





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