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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

扇面富士 鈴木竹柏筆

2020-10-05 00:01:00 | 日本画
本日の作品は本ブログに初めて投稿する画家の作品です。100歳を超える長寿の画家で今年の2月に亡くなっています。



扇面富士 鈴木竹柏筆
紙本着色扇面額装 共シール 誂タトウ
額サイズ:縦503*横687 作品サイズ:最大幅442*最大高さ223*扇面幅180



入手した時点では、熨斗でタトウが包まれていましたが、なにかのお祝いで頂いた作品でしょうか? 



本ブログで幾つかの幾つかの作品を投稿している中村岳陵にながらくついて内弟子となっていました。



それゆえしっかりとした日本画の技法を身に付けており、画風は変化しても品格のある作品を描き続けています。



それほどの大作ではないものの扇面の富士という作品を見事にまとめ上げています。



落款と印章から小野竹喬と勘違いされる方がいる? 本作品はインターネットオークションに「小野竹喬」の作として出品されていました。そのためかどうかは知りませんが2万円弱での落札です。下の右写真は参考作品の落款と印章です。 

 

裏面には共シールがあります。

 

鈴木竹柏の画歴は下記ととおりです。

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鈴木竹柏:(すずき ちくはく) 1918年12月4日 ~2020年2月7日。日本画家、日本芸術院会員。日展の事務局長や理事長、会長を歴任。神奈川県生まれ。



1919年(大正7年)に神奈川県逗子市で生まれた日本画家で、最近まで日展の最長老でした。逗子開成学園の中学を卒業して中村岳陵の蒼野社に入塾、十数年を内弟子として研鑽に励んでいます。その画才は若くして秀でていて、19歳で第25回院展に初入選を果たしています。この頃は花鳥画を多く描いていましたが、47年に師の岳陵が日展に所属を変えたのに伴い自らも日展に出品するようになり、以後風景画に重きを置くようになりました。56、58年に特選と白寿賞、62年に菊花賞を受け、81年に文部大臣賞を受賞するに至っています。 平成3年にはわずか12名しかいない日本画部門の日本芸術院会員に選ばれており、日展の会長にも選出されました。2007年には文化功労者に推されました。

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日本独特の扇面の作品ですね。



団扇や扇面に描かれた作品・・、なぜか落ち着きます。


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