音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

今週の日曜日。

2016-07-31 17:32:41 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

今日は、第八回 家族向け看取りの準備の勉強会でした。
今日は、都知事選、猛暑、風邪の流行で、参加人数が少なく残念でしたが、でも素敵な勉強会でした。

本日のテーマは「口腔ケアが必要なわけ」でした。音羽台レジデンスでは、「口から食べる支援委員会」が発足し、口腔ケアに力を入れる元年としてます。施設、医師、歯科医師、歯科衛生士に加え、ご家族も一緒に、口腔ケアを考え、プロの力を借りながら、口腔内の環境の質を上げることで、誤嚥性肺炎も、脳梗塞も、心筋梗塞も減らし、最期まで生き切れる「生き心地の良い施設」を作るのです。

今日はご家族向けに、医療法人翔舞会 エムズ歯科クリニックの理事長 荒井先生の講話から。

今日も変わらず、かっこいい。お話も丁寧で上手。お医者さんなのに、すごくこちらに近い感じ。なんでも聞けてしまう、優しい方です。
先生が口腔ケアの重要性をお話していると、ご家族からは「へぇ~」「ほぉ~」と声が聞こえてきました。

入居されている方も参加。「ほぉ~」とお話を聞いてます。


続きまして、我らの小林悦子さん。生活を守る看護師の会の主催の方になります。私の中では有名人です。
食べる力支援プロジェクトに入っていただいています。個人的にも、すねをかじらせていただきながら(笑)、口腔ケアに始まり、看取りの勉強もさせて頂いてます。施設のあんなこと、こんなこと…この出会いに感謝し、この機会を逃すまいともう離しません(笑)


勉強会のあとには、家族会。
勿論、「おたがいサマー」夏祭りについての話し合い。
なんとなく、形が見えてきました。なんとなく、「夢くらぶ Tシャツ」をつくることになりました(笑)。
赤のTシャツに黒字で『夢くらぶ』と『祭』の文字。文字は、入居者さんに書いてもらうことになりました。楽しみ。

そして、午後からは、お父様は最期まで施設で過ごすと決めて下さったご家族。このご家族が、お父様にプレゼント。
「親父に、自分が演奏している音楽を聴かせたくて。ちゃんと、親父には言っていなかったから。頑固で、本当に厳しい親父で、音楽をしているなんて言えなかったんで…」と息子さん。ライブで演奏会をして下さいました。もちろんは観客は、その「親父さん」。なんか、本当に素敵。



本当に素敵な演奏。息子さんの子どもたちも。

そして、息子さんから親父さんに、曲のプレゼント。そう遠くない未来に天国にいってしまうお父様に、本当に素敵な歌のプレゼント。自分が幼かったときには、厳格ですぐに鉄拳が飛んできた。今は、すっかりと痩せてそんな力がなくなってしまったけれど、親父は親父。できれば、もう一度、あの拳で叱ってもらいたいけれど、今はもう無理だね…ありがとう…といった感じの素敵な歌詞でした。
職員ももらい泣き。私も、もらい泣きしてしまいました。すっごく素敵な曲。(息子さんが作詞・作曲です)
本当に素敵なご家族です。こんな家族になりたいな。



コメント
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