体調は体臭にあらわれます。。。。

夜。
座ってパソコンで遊んでいたとき。

寒いのでストーブは常時点けているのだが、そのせいか、いろんな臭いがする。
（温まると、臭いが上がりやすい）

姿勢を代えた瞬間、ふぅ・・・・っと、生肉の腐った臭いがした。
台所は、廊下を挟んで向こう側。
パソコン部屋には、食べ物は置いていない。（あると、つい食べてしまうから）

脳裏をかすめたのは、亡母が病んだときのこと。
もう、本当に末期に近づいたあたり。
俗に言う、死臭というものか。
顔を寄せると、生肉の腐っていく臭いが、しました。

あぁ、あたしも、ついに死期が近づいているのか。
思えば、あれもこれも、中途半端だったなぁ。
あのときは、こうすればよかった。
このときは、やっぱり、伝えなければならなかったんだ。
様々な思いに胸がふたぎ、呆然としていた。

絨毯にごろりと転がり、天井を眺めながら。
今時は、自宅で死ぬことはムズカシイんだよな。
猫や犬は、どうしようか。

あれこれ、あれこれ。


だがしかし。
どんなに悩んでいても、トイレには行きたくなるもんだ。
苦笑しながら、いつの間にか流れていた涙を袖で荒っぽくごしごしっとぬぐって。

用足しをしながら、こういう風にスッキリできるのは、あと何回だろうか。
などと、要らぬ事を考える。

せめて、生きて動ける間は、楽にいこう。
しゃんと立ち上がって、はずみでポケットから何か落ちたのを拾った。

・・・・・・。
ポリ袋に入った、腐った生肉でした。

あれ？


ぐるぐるぐる、っと思い出してきた。

そういえば、クリスマスに生肉をあげた・・・・
一切れ残って、気付かずポリ袋ごとポケットから出して・・・・？？
そっか、年末年始は晴れ着だったっけ。
作業着は着なかった、いろんなことがあって、今日作業着を出したとき、そこらの
「いつものポケットの中身（懐中電灯とか、小さな犬猫用おやつとか）」を、がさっと
そのまんまポケットに突っ込んだんだった・・・・



悩んでソンした気分。
いや、これでいいのだ。