日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

続きのある夢

2010-04-14 10:51:29 | 非日常
わたしは、よく夢を記憶したまま目覚める。
今回も、そんな話。

何故か、戸締まりをして廻っていた。
その建物(夢の中では、あたしの家らしいのだが)の広さといったら、というか
造りが、まるで「聖堂」?
外壁すべてがガラス張り。鉄の枠があるだけで、倉庫のようにも感じられる。
だだっ広くて、一階建てなのに天窓までが「見上げる高さ」で、しかも夢の中のあたしは
梯子も使わず、その天井の窓のカギをかけて廻っているし。
(さすが、夢。便利だ。)
一番高い場所で、遠くに町の灯りが見えて、あたしがつい手を伸ばしたら、窓がはずれた。
やばっ!!||||( ̄△ ̄; |||
焦って直そうとしていたら、はるか下の方に影のような動きがあって。

次の瞬間。
あたしは、椅子に座っていた。その椅子ときたら、まるで床屋さんのみたいな感じ。
あたし側には、横並びにたくさんの椅子があり、それは「あたしの味方側」らしかった。
あたしの真向かいに、対戦相手。
相手は、何故か一人だけ。
しかも、なんとなく感じるには、その対戦相手はあたしのことを気に入っている・らしい。
にやり、と笑いかけるのだが。

普通、笑顔には、見た相手もつられてほほえむ効果がある、のだが。
ソレの笑顔(?)は、なんの感情ももたらさない、不思議な「ゆがみ」だった。
そして、あたし以外のものに向けられる眼光は、まるで凍り付くようなものだった。

ソレは「悪魔」とか「魔王」とか呼ばれていた。
ソレの後ろのカーテン(?)は、黒くなったり灰色がかったり、刻々と色合いを変える。
漆黒の「夜の海」にも似たうねりのようにも、生き物みたいにも見えるのだ。
明るさの違いしか持たない、色の無い「もの」。

椅子の端の方から、次々と対戦している(らしいのだが、あたしにはサッパリ解らない)。
我が軍が負けたらしいのは、メンバーが後方に吹き飛ばされるので判る。
椅子から後方に飛ばされ、瞬間、見えなくなるのだ。
まるで「異次元に飛ばされた」みたいに。

小休止が入って、味方側の「歌姫」と呼ばれる人が、『ここに光の道を造ろう』と言った。
歌姫、というのに、その人は「姫」ではなく「太ったおっさん」にしか見えない。
その人は、ギリシャ時代のガウンのような、聖歌隊のような、薄色の楽そうな服装だった。
いきなり「歌姫」は歌い出した。口は「あ」の形のまんま。
耳を覆うばかりの「響き」、たまに金属音も入るし。
これも「歌」か?身動きできない。

けっこうに「長い歌」を歌い終わっても、何も変わらない。
光る道など、どこにも見えない。
そこにあるのは、ただ深閑とした夜の闇だけ。
だだっ広い、体育館のような「夢の中の我が家」の闇。

なんだ、歌いたかっただけ、か。と、思った。

歩いていると、歌姫が「道」と言ったあたりの近くを過ぎるとき、ゆらゆらと見えたり
見えなかったりする人影がある。
子どもだったり、老人だったり、いくつもの笑いながら楽しそうに行く人影が浮き上がった。
それは、オーロラのようにうっすらと光って見えるのだ。どれも、とても美しかった。
そして「見ようとすると見えず、偶然勝手に目に入る」存在。
あたしと重なっても相手は気付かず、ただ行き過ぎるだけの存在。
全身が一気に見えることは無いのだが、なんとなく様子は把握できた。
みんな、とても楽しそうで、活き活きと明るく笑っている。
ふざけて楽しみながら、一方向に向かってどんどん進んでいる。

小休止のあと、また我が軍はどんどん負けて、とうとうあたしは一人になった。
魔王は、にやりと笑い、あごを「くいっ」としゃくって
『もう、あっちに行っていいぞ。』
という仕草をし、すぅ、っと引っ込んだ。どうやら、容赦してくれたらしい。
または「思いっきり・なめられた」とも言う。
まぁ、こちらには戦意が全く無いのだから、しかたないのかも。
そもそも、なんで戦うのか、どうやったら戦いになるのか、判らないのだ。
あたしは理由のない争いは、しない。(そうも言ってられない状況らしいが)

あたしの側近らしい老人がこっそり寄って来て「確定の相手を」という。なんのこっちゃ。
彼に連れられて外に行ったら、たしか負けて飛ばされた「瞬化(しゅんか)」とかいう男が居た。
ついさっき、負けて飛ばされた時は歌姫と同じような恰好をした普通の男だったように思ったのだが、
今の彼は黒いぼろぼろのマントを纏って、浅黒く引き締まって目つきも鋭く、無精ひげを生やしていた。
まるで何年も何十年も修行を積んで戻った、という風情だった。
明日の試合に加えて欲しい、という。すっごく「強そう」。
もちろん、と二つ返事で引き受けた。ていうか、明日もやるの?試合。(ー_ー;)

すると、魔王がどこからともなく瞬化と同じようなマント姿で現れて、瞬化と小競り合いを始めた。
そのド突き合いは、裏町の狭い道路の端から端まで一瞬で飛ぶような激しいものだった。

そこであたしは、目が覚めて、トイレ休憩。

ヘンな夢だったなぁ、と、また布団に入ったのだが、なんと夢の続きを見た。

まだ、激しいド突き合いの最中だった。
二人は身長3メートルもあろうかというデカさで、なのにぶつかった町並みは壊れもせず。
不思議だなぁ、と見ていたら、遠くからヘッドライトのような光がこちらへ向かってきた。
瞬間、二人は暗闇に薄っぺらくなって身を潜め、鋭い声が頭に響いた。
「あっちへ!」
あたしは迷わず光の反対方向へ飛んだ。
そのとたん、目の前に明るい太陽が降り注いだ。朝だった。

本当にリアルでヘンな夢だったなぁ。。。。。

コメントを投稿