俺だけかもしれんが……近年のゲームについて調べる際、「ジャンルの分かり難さ」に困らされることが多いんだよな。
一昔前なら、ゲーム毎に「アクション」「RPG」と割とハッキリジャンル分けが為されていた。「アクションRPG」も単一ジャンルだった。
だから買う時にも、ジャンルで迷うことはなかった。無論ゲームの質は別問題だが、RPGを買えばRPGをやれた。……と思う。
しかし最近は……分からん。ゲームのジャンルが色々と派生したり合体したりで、説明文を読んでもどうもピンと来ない。
今じゃ大抵のアクションには成長要素がある。成長要素といえば昔はRPG的な分野であり、これだけでもジャンルが合体している。
RPGと一言にしても、従来のタイプからMMORPG、オープンワールドタイプと派生が進んでいる。各要素を兼ねているケースもある。
日本RPGの代名詞たるドラクエ・FFだって、最新作はどちらもMMOである。そういう意味じゃどちらも既に「RPGではない」のだ。
何ともはや、ややこしい時代である。昨今の家庭用ゲーム離れにはこんな理由もあるんではないかと思う次第である。
もちろん派生・合体したジャンルが面白いこともあるから、単に批判する気はない。ただ、とにかく、分かり難いんだよなぁ……。
「inFAMOUS SECOND SON」である。比類なきPS4のオリジナルタイトルである。そして盛大に「分からんジャンル」なゲームであった。
プレー前、俺が今作に抱いていたイメージは「超能力オープンワールドもの」であった。主人公が超能力者なオープンワールドゲーム。
実際主人公は超能力を使うし、パッケ裏には「オープンワールドアクション」と書いてある。つまり俺の認識が間違っていたわけではない。
……けど、それ以前に「オープンワールドゲーム」に関しての認識が間違っていたのかなぁ。正直、思っていたのとは全然違うゲームであった。
俺が思うオープンワールドものは、「広い箱庭の中に様々なイベントが転がっていて、どうするのもプレーヤーの自由」というものだ。
プレー経験はないが「スカイリム」系がこうだろうか。俺の知る中じゃ「デッドライジング」もこのタイプかな。多分。
プレーの幅を狭め、固定のメインクエストの周囲に多数・自由のサブクエストをばら撒いたタイプもあるだろう。「龍が如く」はこれ系か。
でもこれ系をオープンワールドものと呼ぶのはちと違うように思う。……で、今作インファマスSSは、まさにこれだったんだよなぁ……。
プレー前は、印象だけで、事前情報は殆どなかったんよ。だから行動可能になったら、イベントを求めてすぐに街を色々彷徨ってみた。
……しかし、あれ? 何も起こらん。人はたくさん歩いてるが、誰にも話しかけられないし、建物の中にも入れないし……あれ?
そうこうしてるうちに何か敵に襲われ、よう分からんままに応戦したらゲームが進んで……あれ? 何これ? 分からん、どうなってるの?
想像と実際のゲームがあまりに違い、非常に「訳分からん」状態に陥り、嫌になり、結果、お得意の長期放置に入ってしまったのだった。
発売日から割とすぐ購入し開始したものの、本腰を入れたのは先月からだ。それまで幾度と無く 再開→放置 のコンボを繰り返した。
根性の要るゲームだったよ。ゲームやるって大変だなぁホント。……我ながら突っ込みどころありすぎだが、無視。はぁ……。
じゃあ、オープンワールドものじゃないなら、このゲームのジャンル名は何なのか。
……分からんが、個人的には自由なイメージを捨て「ガチガチのフラグもの」と捉えた方がいいと思う。そうすると、スッキリした。
街を歩けばイベントが発生するのではなく、イベントが発生する場所に向かって街を歩く。実際マップにアイコンで色々表示されているし。
そしてそれ以外には何もない。時折野良の敵に襲われることもあるが、これはイベントと無関係なので逃げても何の問題もない。
ゲーム開始直後は襲われる度に律儀に応戦してて、それが後の展開に繋がると思ってたんだが、全然そうではなかった。失敗したなぁ。
また、メインシナリオとサブイベントがキッチリ分けられていることも大事だ。ゲームを進行させるだけならメインのみを追っても問題ない。
理解した今なら当然のことだが、「見える」まではちっとも掴めず、甚だしくやる気を削がれたよ。いやホント、今のゲームは難しいねぇ……。
はぁ。てわけでやっと本格的にゲームをするわけだが、前述のように今作はオープンワールドものではない。少なくとも俺の目から見ては。
だが精巧な箱庭と歩き回る多数の人々というフィールドはオープンワールドのイメージそのものだ。じゃあそのフィールドの意味は何なのか?
……ぶっちゃけ、意味が無い。このゲームはフィールドマップに存在するアイコンが全てであり、それ以外の人々や建物には殆ど意味が無い。
これは今作の大きな問題点で、道行く人々は「全て」モブキャラで、並み居る建物は9割以上ハリボテ。非常に虚しいフィールドが広がっている。
現実のシアトルを元に作り上げた精巧な箱庭シアトルだが、その構成成分の大半が無意味な存在。これはアカンだろう。何でこうなった?
形態としてはオープンワールドなのに、それとゲームシステムが全然噛み合ってない。その為多くが無駄になっている。うーむ…………。
根本的に何かズレているから、箱庭的リアリティもかなり酷い。グラフィックがリアルなだけに、ちょっと不気味なくらい奇妙な街になってる。
主人公は有名人だから、レベルが上がると通行人が歓声を送ってくれる。だがそれがワンパターンで、同じ台詞ばかり。実に作り物である。
また走り回る主人公に目線を合わせられないのか、誰も居ないところに声をかけたり、スマホ向けて写真撮ったり……気持ち悪いよ。
モーションこそリアルだが「反応」が酷く、例えば目の前の人を殴り殺し(ボタン一つで可能)ても、しばらく悲鳴を上げれば、すぐ日常復帰。
さっきと同様に歓声を送ってくれる。主人公には善悪メーターが存在するが、人殺しの一つや二つでは大してゲージに変化はない。マジで。
目の前で殺人が起こっても、銃撃戦が発生しても、麻薬組織が取引していても、平然とカフェでお茶する人達もいたり……嗚呼、何やねんここ。
もちろん、一人二人ならともかく、ランダムに発生する人々それぞれにリアルな挙動を求めるのが難しいことは分かる。でも、それでも、酷い。
ましてPS4である次世代機である。世界最強のスーパーハードである。……なのに、この程度なのか。正直かなりガッカリした。はぁ。
人々だけじゃなく、建物も酷い。いや作りはちゃんとしているが、存在感が。「イベントに一切関係がない」から、建物がただの障害物なのだ。
イベントに関係ないから建物内に入ることもできないし、買い物要素なんて当然ない。デカいビルもまさにハリボテ。つ、つまらん……。
主人公は超能力により高速ダッシュや壁の駆け上がり、終盤は飛行まで可能になる。従って移動も道路じゃなく屋根の上が多い。
その意味でも建物の数々はどれも非常に「空気」であり、外装を見ることも全然ない。作った人が可哀想になるくらいだ。
ゲームクリアーまでいくと相当な面積のフィールドを走り回ったが、記憶に残る建物なんて一つもない。どれも同じように見えた。
この為フィールドが幾つものエリアに分けられているものの、エリア毎の特色ってのがまるでなく、どこへ行っても同じ風景が続く。
一応アジア街や湾岸、あとラスト付近は雰囲気が違ってたが……あんだけ広いフィールドを用意してこの薄さかと思うしかない。
命の吹きこまれてないゲーム箱庭なんて、ジオラマと大差ない。グラフィックは綺麗でも、寧ろ空々しいんだよなぁ……。
箱庭の質に目を瞑っても、配置されているサブイベントは更に酷い。あまりにも、種類が少ない。
今作のフィールドは幾つものエリアに区切られていて、地続きであってもそれぞれが別の場所として管理される。
んでそれぞれのエリアにサブイベントが散りばめられているんだが……何と、パターンは全て同じ。どのエリアでも、同じ事をするのだ。
「監視カメラを探せ」「敵のスパイを探せ」「スプレーで落書きしろ」等、どのエリアでも同じサブイベント。どんな手抜きだよ。
さすがにこれはねーだろとかなり呆れさせられた。他のオープンワールドものが怒るぞこれ。そんなに作るのが面倒臭いのかよ。
それぞれの面白さもイマイチだった。監視カメラ探しは結構楽しめたが、スパイは逃げ足が速すぎるし、落書きはワンパターンだし。
オープンワールドものの製作には、旺盛なサービス精神、受け手が拒否したくなるくらいの「濃密なおもてなし」が必要だと思う。
今作にはその精神がまるで感じられない。広くて綺麗なフィールドが、ますます空々しかった。はぁ。
メインシナリオ(を開始するイベント)、こちらはサブと違ってキッチリ作られており、問題ないと思う。
まぁ「指定された場面でボタンを入力すればスタート」というシステムは、作業っぽくて嫌だったが。しゃーないのかな……。
もっとメインとサブのイベントが絡み合う自然な作りには出来ないものか。プレーヤーが明確にそれらを分けるのは、白けるよ。
この辺、ゲーム機の進歩に製作側が付いてこられてないと思う。俺の要求レベルが高すぎるのか? 知らんがな。はぁ……。
さて、グダグダ不満を述べたが、それは「オープンワールドもの」を期待してのこと。今作はそれじゃないと気付いてからは、見方を変えた。
今作は、指定されたイベントを一つ一つコツコツとこなしていく「埋めゲー」だ。指示されたことを只管やっていく。自由度なんかない。
「自由度がない」は一見悪口だが、そんなもんゲームの作り次第だ。俺はお使いゲーだって別に嫌いじゃない。要は楽しいかどうかだ。
必要以上に「自由度の高さ」を持ち上げ、「日本製RPGはお使いばっかの作業ゲーww」とか言ってる奴は心底阿呆だと思う。まぁ当人の勝手だが。
そんなわけで、オープンワールドものという意識はかなぐり捨て、とにかく地道にサブイベントを潰していくようにした。
……そうすると、結構面白くなってきたのである。俺の好きな「チクチク感」があったんだよな。少しずつゲームを埋めていく快感が。
各エリアには「DUP(敵組織の名前)支配率」が表示されている。最初は100%だが、サブイベントをこなすと、これが徐々に下がっていく。
そして30%以下にまで下げられれば、DUPとの「エリア決戦」という直接対決イベントが発生し、これに勝利すると「エリア解放」が達成できる。
つまりそのエリアをDUPから自分のものにしたというわけだ。全てのイベントをクリアーすれば、晴れて0%。俺様の、完全勝利である。
サブイベントはどのエリアでも同じものしかないが、逆に言うとどこでも同じことをやっていればOK。地道な作業、別に嫌いではない。
そうして広大なシアトルを少しずつ俺の支配下に治めていくのはなかなかいい気分だった。開始前の想定とは全然違うが、面白かった。
エリア掃除に飽きたら、その時はメインイベントを進めればいい。いつ開始するかは自由だから、気が向いた時にやればいい。はっは。
結局、クリアーにはそんなに必要ないのに、全てのエリアを支配率0%、つまり完全に解放してしまった。イチローと並ぶシアトルの英雄やな俺。
全てのサブイベントを自力でやれたことも嬉しい。どこでもやる事は同じだから、戸惑う場面もなかった。……いいこと、だったのかな。
非常に単調なので終盤はさすがに飽きてきたが、「埋める快感」でそれを押し潰した。まぁこれもアリだろう。はぁ。
戦闘。今作は超能力ものだから、当然超能力を駆使した戦闘が存在する。いちいち襲ってくる敵組織DUPの連中を蹴散らすのだ。
……これも、想定外だった。今作、撃ちゲーである。超能力アクションを期待してたのに、TPSであった。またかよ!!
洋ゲーは撃ちゲーから逃れられないのか。そんなに撃ちたいのか。そんなに銃撃が好きなのか。超能力の弾を発射……なぁ……。
TPSとしてもそんなに質が高いとは思えない。カメラが結構引き気味だからキャラが小さく、何かチマチマした印象を受ける。
Lボタンで照準をズームできるのだが、これの倍率が妙に小さく、非常に使い難かった。もっと大きく見せてくれよ! こんなとこでケチんなよ!
通常弾だけだとチマチマ戦闘でつまらんが、弾数制限のあるボム攻撃はなかなか爽快で、これを乱打するのは面白かった。
制限があると言っても、戦闘中に結構色んなとこからパワーを吸収できるので、あまり気にせずガンガンぶっ放せる。
今作は撃ちゲーと言っても木目細かい精密射撃ではなく、ドッカンドッカン派手にやるタイプであろう。これはこれでいい。
近接攻撃もあるにはあるが、ダメージやモーションの長さでイマイチ使い勝手が良くない。一種類しかないし。ここはもっと凝ってほしかった。
ゲームを進めると、超能力は「スモーク」「ネオン」「ビデオ」の3種に増え、それぞれ攻撃の仕方も違う。……あんま変わらんけど。
超能力ごとの違いをもっと際立たせ、ゲーム性を深くしてほしかったなぁ。「ただの撃ちゲー」じゃあかんやろう。うーん。
敵のバリエーションも少ないし、どうにも「攻略」に燃えない。テキトーにうだうだやってたら何か勝てる、て感じだ。
防御手段が一切なく、攻撃回避の為には障害物の陰に隠れる必要があるから、終始コソコソしなきゃならないってのもちとカッコ悪かったな。
せっかくの超能力バトルなんだから、オーラ纏って弾を跳ね返すとかそういう能力も欲しかった。まぁ贅沢かな……。
ちなみにゲーム難度は3段階あって、俺は真ん中のノーマルでやった。絡むのは戦闘だけだと思うが、実際普通の難しさだったと思う。
それでも何度も死んだが、洋ゲーらしくチェックポイントからすぐやり直しできるので苦はなかった。……これ、どうなのかなぁ。
この手の洋ゲーリトライ、快適ではあるんだけど、「死ぬリスク」をちっとも気にしなくなり、ゲームがダレる面もあると思うんだよな。
ゲーム・オーバー画面すらないから、キャラへの罪悪感的なものもないし。合理化をやり過ぎてる気がする。
かと言ってこのゲームで死ぬ度にいちいち盛大に戻されたらやってられないのも事実。それでは「納得ができない」。
結局はバランス調整だな。今作の調整には、製作者の細やかな配慮や意地悪が感じられない。だから攻略に燃えないんだよな。
まぁ戦闘はメイン要素じゃないから、これくらいの緩さでいいという判断なのかもしれん。俺にはよう分からんわ。はぁ。
物語はどうだろう。まず今作は、主人公の行動次第で「善」「悪」に属性が分かれ、ストーリーも分岐するというのが大きな売りになっている。
……が、これもオープンワールドな自由ってほどのもんじゃない。どっちかに偏った行動を要求されるので、2通りのルートがあるだけだ。
様々な行動で善悪ゲージが増減されるものの、その数値が極めて小さく、どっちつかずでいると非常に中途半端な状態になってしまう。
それだとゲーム的に不利(高位の超能力を開放できない)ので、只管どちらかの道を進むのが正解だ。半端者に利点はない。
それだけ偏ったプレーをしても、俺が善レベルが最高の5に達したのはゲーム終盤だった。……本当に自由度が低いなぁ。うーむ。
細かい行動での善悪ゲージ増減は小さいので、多少の悪事は実は問題なかったりする。マジな話、通行人をぶっ殺しても特に問題ない。
人殺しても1分もすれば街の人は「大統領になってくれー!」とか喝采を浴びせてくれるのだ。狂気の世界である。やれやれ。
俺は善ルートで進めたが、好き放題やれるなら悪を選んでもよかったかなと思う。ゲームで悪行は嫌いだが、この世界には愛着ないしな……。
で、善ルートの話になるが……主人公「デルシン・ロウ」は、24歳の不良青年。スプレーアートやらで街を荒らすモラトリアム悪ガキ。
彼がふとしたキッカケで「コンジット」と呼ばれる超能力者として覚醒する。それも他者の能力を吸収することも可能な強力なタイプとして。
それと同時にコンジット管理団体DUPに目をつけられ、その総大将オーグスティンはデルシンが懇意にしている人達を超能力で危険な状態にする。
そう、奴もまたコンジットなのだ。デルシンはオーグスティンの能力を吸収し、仲間たちを治療するために、シアトルへ向かうのだった……。
んーむ。流れはいい。この後シアトルでDUPを相手に戦い、幾つかの新能力に目覚め、最後にオーグスティンを倒す。うん。
ただ、起伏が足りなかったな。衝撃の展開や驚きの真相といったドラマが不足しているように思う。淡々と進めて終わった感じだ。
オーグスティンはコンジットを捕獲し残酷に扱っていたが、これは奴なりに「コンジットを守る」為の手段だったらしい。
普通の人間ではない超能力者が野放しになっていれば、いずれ必ず世論が迫害から抹殺へと動く。なら捕獲し閉じ込めておけばいい、と。
この「敵側の理屈」は最後の最後でパーっと提示されるだけだった。それでは勿体ないだろう。直後に倒して晒し者にするだけだったし。
「洋ゲーの物語性」については、未だによう分からん。触れた数が少ないせいもあるが、正直質が高いと思ったことはない。
一方で「センスの違い」は強く感じる。今作も、根本にはアメコミ的な世界観があるんだろうか。俺はそっちも疎いからよう分からんけど。
ゲームってのは素晴らしき「世界共通言語」だと思うが、その中にある物語に関しちゃそうではないからな。まぁ、難しいね。
洋ラブコメとかってないの? いや無いわけがないだろう。いつかそういうのにどっぷり浸かりたいね。はぁ。
キャラは……うーん。文化の違いが、あまり魅力を感じなかった。ちなみに日本語音声はバッチリ。声優さんの熱演には何の文句もない。
主人公デルシン・ロウ。10代ならともかく20半ばでスプレー落書きに耽るって、ただの屑やないか。好きにはなれんなぁ。
現実にいたら絶対に気が合うタイプじゃないし、かといって憧れの目線で見るアウトローでもない。お前働けよ。はぁ。
何気に生い立ち等を語られることがなく、どういう人物かイマイチ分からん部分もあった。サブキャラの過去は描いてたのに。
何故スプレーアート好きになったかとか、部族のこととか、語るべきネタは幾らでもあるだろう。物語面での大きな不満だな。
善悪の選択も「ゲームシステムに引っ張られてる」感じで、デルシンが自ら選んでそうなったようには見えん。芯が見えない。
長く操作した俺の分身なはずなんだけどな……言葉の壁は厚かった、か。違うか。はぁ。
デルシンの兄、レジー・ロウ。職業は警察官であり、実の弟を逮捕することもある苦労人。だがデルシンへの愛情は人一倍強い。
コンジットとして目覚めたデルシンを公的に通報するか私的に助けるかの板挟みに遭う苦労人。もちろん実際は助けてくれる。兄貴最高。
今作、実は稀に見るほどの「男兄弟愛」ゲームだった。……あまり言いたくないが、腐った女どもにお勧め。無論そんな描写はないけど。
メインシナリオは大半を兄貴と共同で進めることになる。大事なパートナーであり、理解者。デルシンは身内に恵まれている。
「身内に犯罪者が出たら」ってのは、結構リアルで重い問いかけだよなぁ。現実には多分警官は続けられんだろう。更正せぇよデルシン……。
コンジット仲間その1・フェッチ。待望の女性キャラ。すぁデルシンとラブコメか!! ……全然そうじゃなかった。はぁ。
それ以前に、正直お顔が好みでない。何故もっと美しくしなかったんかと思う。PS4の超絶グラフィックが泣いている。
キャラ的にも「元麻薬中毒者だから麻薬が憎い→麻薬ディーラーを殺して回る」という身勝手思想の持ち主で好きになれない。
ヤク中になったんはお前のせいやろが。甘えんな糞が。チッ。ハマるならゲームにしとけとあれほど言っただろう。ったく。
ただ、彼女から吸収する「ネオン」の超能力は使い勝手が良く、ゲーム中一番愛用した。その意味じゃ微妙に感謝してる。
フェッチにはスピンオフのDLCが配信されているが、結構値段がするし、やる気になれん。美少女ヒロインだったらなぁ……。
コンジット仲間その2・ユージーン。引き篭もりのゲーオタという心を抉られるキャラ。まぁ「洋」なゲーオタだが。ナードつうんかな。
そのオタ・コミュ症な気質はデルシンと正反対だが、それ故かデルシンに惹かれて接触を図ってくる。けどビビって襲ってくる。糞ヲタがっ。
ぶっ倒すと「ビデオ」の能力を吸収できる。姿を消したり、オプションを召喚するといったゲームっぽい超能力。なかなか面白い。
もう少しこの路線を突き詰めて、ぶっ飛んだ能力を用意してほしかったなぁ。俺は結局ネオン重視でビデオはあんま使わなかった。
デルシンの仲間になってからは協力的で、能力を使ってる間は態度が魔王っぽくなるというキャラ付けも悪くなかった。これぞコミュ症。
けど、フェッチもそうだけど、結局出番が限定的で、サブキャラの地位を出ていなかった。「仲間」になり切れていない。
これも描き方への不満になるのかな。今作での仲間はレジー兄貴だけだった。ホント、兄弟愛ゲーだな……。
ふぅ。善モードでゲームをクリアーし、しばし細かいトロフィー集めに興じた。しょーもないネタばかりだが、取得は楽だった。
……逆に言うと、それ以外にクリア後やることはない。サブイベントは先に全部こなしたし、「クリア後のお楽しみ」なんて今作にはない。
あるのは空虚で美しい似非オープンワールド・シアトルだけ。こんなはずじゃなかったよなぁ。
今更だけど、グラフィックはさすがの美しさだったよ。PS4素晴らしい。あと読み込み時間とかも全然なく、極めて快適にプレー出来た。
「環境」は整っていたのだが、没入感はそこそこってとこだった。ゲームを掴んでからはハマれたが、どっぷりイケたってほどでもない。
偉そうに言うと、外装は非常に綺麗なものの、中身、魂が薄いゲームだった。この前の「トゥームレイダー」と似た感覚である。
ゲーム制作の規模が肥大化すると、やっぱこうなってしまうのだろうか。凄いことは凄い。でも製作者の人間臭い情念を嗅ぎ取れない。
夜を徹して、クリア後も、何度も何度もやりたくなる魅力がない。……これが次世代のゲームだとしたら……なぁ。うーん。
まぁ俺も現世代ゲームを偉そうに語れるほどプレーしてないし、これからもテキトーに新しいゲームに、洋ゲーに、触れていきたい。
特にオープンワールドものには、な。どこまで期待していいのか分からんが、コンピューターの比類なき進化っぷりを見せてくれ。
一応、難度をハードにし、悪モード寄りで2周目を始めてみた。当然難度は上がってるが、まぁやれそうな感じである。
これをクリアーすると、俺としては珍しくプラチナトロフィーを獲得できそうなので、このままやってしまうかもしれん。まぁ気分次第だな。
しかし悪モードは無茶苦茶だね。敵に対してはともかく、怪我して倒れてる街の人を蹴飛ばして殺すとか、悪人つーより基地外やんけ。
そんな事しながら兄貴とは普通に電話してたりするんだから、幾ら悪モードとはいえ人格が狂ってるとしか言いようがない。感情移入不可能だ。
こっちのモードでも、「何か違う」なぁ。うーん。ちなみに「InFAMOUS」とは「不名誉な」等の意味で、悪側ルートを挿している。
今作の「正」は悪ルートなのだろう。ついでに「Second Son」は「2番目の男」、前作までの主人公コールに次ぐ二人目デルシンってことだな。
※1/10追記※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
二周目ハード、悪モードプレークリアー。自動的にトロフィーも全てゲットできた。ふー……。
無意味に人を殺すことには少し抵抗があったが、ゲーム中にそれで責められるわけでもないし、慣れたら平気だった。やれやれ。
物語的には悪ルートでも大してやること変わらんが、それ以外の部分ではゲーム感覚で人殺しを始めるデルシンは完全にキチガイであった。
あんな事してたらもうシアトルの問題じゃなく、国が軍隊連れて襲ってくるぞ。……まぁこのゲームにそんな現実性求めても虚しいだけだが。
もちろんダークヒーロー的な憧れや同調をすることもできん。結局悪側でもイマイチだったかな。はぁ。
難度をハードにしたので、当然難しくなっていた。つっても敵の攻撃は殆ど変わらず、被ダメージが上がっただけだと思う。
すぐ死にかけになり、物陰を求めて走り回るデルシンはちっとも悪の怖さがなかった。まぁしゃーないね。
一周目でゲームに慣れてたら、ハードでも十分やれると思う。一周目からハードでも、まぁ不可能ではないか。
善と悪では強化できる能力が違うのだが、感覚的には殆ど変わらなかった。もうちょっと変化をつけてくれよ……。
物語やEDも大して変わらなかった。フェッチと悪テンションでチューしてたのと、EDで故郷を滅ぼそうとするのが一応の見せ場か。
兄貴と意見が対立し、それこそ殺してしまうような描写があってもいいのに。それで完全に悪に目覚めるとかさ。
とまぁ不満はあったが、二周目は一周目よりハマれたよ。面白かった。ありがとうよデルシン・ロウ。
久々のプラチナトロフィーを土産に終えよう。ファーストライトは……ううむ……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
次回作が出るなら、三番目の男が登場するのだろうか。それともデルシン続投か。コールvsデルシンか。まぁテキトーに待つとしよう。
質の高い箱庭、深みある物語、魅力的なキャラ……俺が求めるものは多い。けど期待するのは別にいいだろ。なんたってPS4なんだし。
ゲームの出来に善も悪もない。絶対正義は、面白さ。多大なる予算と才能とパワーの洋ゲー様なら、やってくれるはずだ。
「いい年してゲームばっかしてる悪ガキ」は我儘なんだよ。それでいてデルシンみたいに、外の世界で暴れる根性なんてないんだよ。
現実嫌い。ゲームの中で、最強超能力者になって絶対君主になりたい。可愛い子は全部俺のもの! さからうものは死けい! ガハハハハ。
……何の事はない、我が本性は最低のInFAMOUS、か。そんな俺の要望を満たしてくれるオープンワールドゲームなんて作れるのか?
やれやれだ。はぁ……。
web拍手
一昔前なら、ゲーム毎に「アクション」「RPG」と割とハッキリジャンル分けが為されていた。「アクションRPG」も単一ジャンルだった。
だから買う時にも、ジャンルで迷うことはなかった。無論ゲームの質は別問題だが、RPGを買えばRPGをやれた。……と思う。
しかし最近は……分からん。ゲームのジャンルが色々と派生したり合体したりで、説明文を読んでもどうもピンと来ない。
今じゃ大抵のアクションには成長要素がある。成長要素といえば昔はRPG的な分野であり、これだけでもジャンルが合体している。
RPGと一言にしても、従来のタイプからMMORPG、オープンワールドタイプと派生が進んでいる。各要素を兼ねているケースもある。
日本RPGの代名詞たるドラクエ・FFだって、最新作はどちらもMMOである。そういう意味じゃどちらも既に「RPGではない」のだ。
何ともはや、ややこしい時代である。昨今の家庭用ゲーム離れにはこんな理由もあるんではないかと思う次第である。
もちろん派生・合体したジャンルが面白いこともあるから、単に批判する気はない。ただ、とにかく、分かり難いんだよなぁ……。
「inFAMOUS SECOND SON」である。比類なきPS4のオリジナルタイトルである。そして盛大に「分からんジャンル」なゲームであった。
プレー前、俺が今作に抱いていたイメージは「超能力オープンワールドもの」であった。主人公が超能力者なオープンワールドゲーム。
実際主人公は超能力を使うし、パッケ裏には「オープンワールドアクション」と書いてある。つまり俺の認識が間違っていたわけではない。
……けど、それ以前に「オープンワールドゲーム」に関しての認識が間違っていたのかなぁ。正直、思っていたのとは全然違うゲームであった。
俺が思うオープンワールドものは、「広い箱庭の中に様々なイベントが転がっていて、どうするのもプレーヤーの自由」というものだ。
プレー経験はないが「スカイリム」系がこうだろうか。俺の知る中じゃ「デッドライジング」もこのタイプかな。多分。
プレーの幅を狭め、固定のメインクエストの周囲に多数・自由のサブクエストをばら撒いたタイプもあるだろう。「龍が如く」はこれ系か。
でもこれ系をオープンワールドものと呼ぶのはちと違うように思う。……で、今作インファマスSSは、まさにこれだったんだよなぁ……。
プレー前は、印象だけで、事前情報は殆どなかったんよ。だから行動可能になったら、イベントを求めてすぐに街を色々彷徨ってみた。
……しかし、あれ? 何も起こらん。人はたくさん歩いてるが、誰にも話しかけられないし、建物の中にも入れないし……あれ?
そうこうしてるうちに何か敵に襲われ、よう分からんままに応戦したらゲームが進んで……あれ? 何これ? 分からん、どうなってるの?
想像と実際のゲームがあまりに違い、非常に「訳分からん」状態に陥り、嫌になり、結果、お得意の長期放置に入ってしまったのだった。
発売日から割とすぐ購入し開始したものの、本腰を入れたのは先月からだ。それまで幾度と無く 再開→放置 のコンボを繰り返した。
根性の要るゲームだったよ。ゲームやるって大変だなぁホント。……我ながら突っ込みどころありすぎだが、無視。はぁ……。
じゃあ、オープンワールドものじゃないなら、このゲームのジャンル名は何なのか。
……分からんが、個人的には自由なイメージを捨て「ガチガチのフラグもの」と捉えた方がいいと思う。そうすると、スッキリした。
街を歩けばイベントが発生するのではなく、イベントが発生する場所に向かって街を歩く。実際マップにアイコンで色々表示されているし。
そしてそれ以外には何もない。時折野良の敵に襲われることもあるが、これはイベントと無関係なので逃げても何の問題もない。
ゲーム開始直後は襲われる度に律儀に応戦してて、それが後の展開に繋がると思ってたんだが、全然そうではなかった。失敗したなぁ。
また、メインシナリオとサブイベントがキッチリ分けられていることも大事だ。ゲームを進行させるだけならメインのみを追っても問題ない。
理解した今なら当然のことだが、「見える」まではちっとも掴めず、甚だしくやる気を削がれたよ。いやホント、今のゲームは難しいねぇ……。
はぁ。てわけでやっと本格的にゲームをするわけだが、前述のように今作はオープンワールドものではない。少なくとも俺の目から見ては。
だが精巧な箱庭と歩き回る多数の人々というフィールドはオープンワールドのイメージそのものだ。じゃあそのフィールドの意味は何なのか?
……ぶっちゃけ、意味が無い。このゲームはフィールドマップに存在するアイコンが全てであり、それ以外の人々や建物には殆ど意味が無い。
これは今作の大きな問題点で、道行く人々は「全て」モブキャラで、並み居る建物は9割以上ハリボテ。非常に虚しいフィールドが広がっている。
現実のシアトルを元に作り上げた精巧な箱庭シアトルだが、その構成成分の大半が無意味な存在。これはアカンだろう。何でこうなった?
形態としてはオープンワールドなのに、それとゲームシステムが全然噛み合ってない。その為多くが無駄になっている。うーむ…………。
根本的に何かズレているから、箱庭的リアリティもかなり酷い。グラフィックがリアルなだけに、ちょっと不気味なくらい奇妙な街になってる。
主人公は有名人だから、レベルが上がると通行人が歓声を送ってくれる。だがそれがワンパターンで、同じ台詞ばかり。実に作り物である。
また走り回る主人公に目線を合わせられないのか、誰も居ないところに声をかけたり、スマホ向けて写真撮ったり……気持ち悪いよ。
モーションこそリアルだが「反応」が酷く、例えば目の前の人を殴り殺し(ボタン一つで可能)ても、しばらく悲鳴を上げれば、すぐ日常復帰。
さっきと同様に歓声を送ってくれる。主人公には善悪メーターが存在するが、人殺しの一つや二つでは大してゲージに変化はない。マジで。
目の前で殺人が起こっても、銃撃戦が発生しても、麻薬組織が取引していても、平然とカフェでお茶する人達もいたり……嗚呼、何やねんここ。
もちろん、一人二人ならともかく、ランダムに発生する人々それぞれにリアルな挙動を求めるのが難しいことは分かる。でも、それでも、酷い。
ましてPS4である次世代機である。世界最強のスーパーハードである。……なのに、この程度なのか。正直かなりガッカリした。はぁ。
人々だけじゃなく、建物も酷い。いや作りはちゃんとしているが、存在感が。「イベントに一切関係がない」から、建物がただの障害物なのだ。
イベントに関係ないから建物内に入ることもできないし、買い物要素なんて当然ない。デカいビルもまさにハリボテ。つ、つまらん……。
主人公は超能力により高速ダッシュや壁の駆け上がり、終盤は飛行まで可能になる。従って移動も道路じゃなく屋根の上が多い。
その意味でも建物の数々はどれも非常に「空気」であり、外装を見ることも全然ない。作った人が可哀想になるくらいだ。
ゲームクリアーまでいくと相当な面積のフィールドを走り回ったが、記憶に残る建物なんて一つもない。どれも同じように見えた。
この為フィールドが幾つものエリアに分けられているものの、エリア毎の特色ってのがまるでなく、どこへ行っても同じ風景が続く。
一応アジア街や湾岸、あとラスト付近は雰囲気が違ってたが……あんだけ広いフィールドを用意してこの薄さかと思うしかない。
命の吹きこまれてないゲーム箱庭なんて、ジオラマと大差ない。グラフィックは綺麗でも、寧ろ空々しいんだよなぁ……。
箱庭の質に目を瞑っても、配置されているサブイベントは更に酷い。あまりにも、種類が少ない。
今作のフィールドは幾つものエリアに区切られていて、地続きであってもそれぞれが別の場所として管理される。
んでそれぞれのエリアにサブイベントが散りばめられているんだが……何と、パターンは全て同じ。どのエリアでも、同じ事をするのだ。
「監視カメラを探せ」「敵のスパイを探せ」「スプレーで落書きしろ」等、どのエリアでも同じサブイベント。どんな手抜きだよ。
さすがにこれはねーだろとかなり呆れさせられた。他のオープンワールドものが怒るぞこれ。そんなに作るのが面倒臭いのかよ。
それぞれの面白さもイマイチだった。監視カメラ探しは結構楽しめたが、スパイは逃げ足が速すぎるし、落書きはワンパターンだし。
オープンワールドものの製作には、旺盛なサービス精神、受け手が拒否したくなるくらいの「濃密なおもてなし」が必要だと思う。
今作にはその精神がまるで感じられない。広くて綺麗なフィールドが、ますます空々しかった。はぁ。
メインシナリオ(を開始するイベント)、こちらはサブと違ってキッチリ作られており、問題ないと思う。
まぁ「指定された場面でボタンを入力すればスタート」というシステムは、作業っぽくて嫌だったが。しゃーないのかな……。
もっとメインとサブのイベントが絡み合う自然な作りには出来ないものか。プレーヤーが明確にそれらを分けるのは、白けるよ。
この辺、ゲーム機の進歩に製作側が付いてこられてないと思う。俺の要求レベルが高すぎるのか? 知らんがな。はぁ……。
さて、グダグダ不満を述べたが、それは「オープンワールドもの」を期待してのこと。今作はそれじゃないと気付いてからは、見方を変えた。
今作は、指定されたイベントを一つ一つコツコツとこなしていく「埋めゲー」だ。指示されたことを只管やっていく。自由度なんかない。
「自由度がない」は一見悪口だが、そんなもんゲームの作り次第だ。俺はお使いゲーだって別に嫌いじゃない。要は楽しいかどうかだ。
必要以上に「自由度の高さ」を持ち上げ、「日本製RPGはお使いばっかの作業ゲーww」とか言ってる奴は心底阿呆だと思う。まぁ当人の勝手だが。
そんなわけで、オープンワールドものという意識はかなぐり捨て、とにかく地道にサブイベントを潰していくようにした。
……そうすると、結構面白くなってきたのである。俺の好きな「チクチク感」があったんだよな。少しずつゲームを埋めていく快感が。
各エリアには「DUP(敵組織の名前)支配率」が表示されている。最初は100%だが、サブイベントをこなすと、これが徐々に下がっていく。
そして30%以下にまで下げられれば、DUPとの「エリア決戦」という直接対決イベントが発生し、これに勝利すると「エリア解放」が達成できる。
つまりそのエリアをDUPから自分のものにしたというわけだ。全てのイベントをクリアーすれば、晴れて0%。俺様の、完全勝利である。
サブイベントはどのエリアでも同じものしかないが、逆に言うとどこでも同じことをやっていればOK。地道な作業、別に嫌いではない。
そうして広大なシアトルを少しずつ俺の支配下に治めていくのはなかなかいい気分だった。開始前の想定とは全然違うが、面白かった。
エリア掃除に飽きたら、その時はメインイベントを進めればいい。いつ開始するかは自由だから、気が向いた時にやればいい。はっは。
結局、クリアーにはそんなに必要ないのに、全てのエリアを支配率0%、つまり完全に解放してしまった。イチローと並ぶシアトルの英雄やな俺。
全てのサブイベントを自力でやれたことも嬉しい。どこでもやる事は同じだから、戸惑う場面もなかった。……いいこと、だったのかな。
非常に単調なので終盤はさすがに飽きてきたが、「埋める快感」でそれを押し潰した。まぁこれもアリだろう。はぁ。
戦闘。今作は超能力ものだから、当然超能力を駆使した戦闘が存在する。いちいち襲ってくる敵組織DUPの連中を蹴散らすのだ。
……これも、想定外だった。今作、撃ちゲーである。超能力アクションを期待してたのに、TPSであった。またかよ!!
洋ゲーは撃ちゲーから逃れられないのか。そんなに撃ちたいのか。そんなに銃撃が好きなのか。超能力の弾を発射……なぁ……。
TPSとしてもそんなに質が高いとは思えない。カメラが結構引き気味だからキャラが小さく、何かチマチマした印象を受ける。
Lボタンで照準をズームできるのだが、これの倍率が妙に小さく、非常に使い難かった。もっと大きく見せてくれよ! こんなとこでケチんなよ!
通常弾だけだとチマチマ戦闘でつまらんが、弾数制限のあるボム攻撃はなかなか爽快で、これを乱打するのは面白かった。
制限があると言っても、戦闘中に結構色んなとこからパワーを吸収できるので、あまり気にせずガンガンぶっ放せる。
今作は撃ちゲーと言っても木目細かい精密射撃ではなく、ドッカンドッカン派手にやるタイプであろう。これはこれでいい。
近接攻撃もあるにはあるが、ダメージやモーションの長さでイマイチ使い勝手が良くない。一種類しかないし。ここはもっと凝ってほしかった。
ゲームを進めると、超能力は「スモーク」「ネオン」「ビデオ」の3種に増え、それぞれ攻撃の仕方も違う。……あんま変わらんけど。
超能力ごとの違いをもっと際立たせ、ゲーム性を深くしてほしかったなぁ。「ただの撃ちゲー」じゃあかんやろう。うーん。
敵のバリエーションも少ないし、どうにも「攻略」に燃えない。テキトーにうだうだやってたら何か勝てる、て感じだ。
防御手段が一切なく、攻撃回避の為には障害物の陰に隠れる必要があるから、終始コソコソしなきゃならないってのもちとカッコ悪かったな。
せっかくの超能力バトルなんだから、オーラ纏って弾を跳ね返すとかそういう能力も欲しかった。まぁ贅沢かな……。
ちなみにゲーム難度は3段階あって、俺は真ん中のノーマルでやった。絡むのは戦闘だけだと思うが、実際普通の難しさだったと思う。
それでも何度も死んだが、洋ゲーらしくチェックポイントからすぐやり直しできるので苦はなかった。……これ、どうなのかなぁ。
この手の洋ゲーリトライ、快適ではあるんだけど、「死ぬリスク」をちっとも気にしなくなり、ゲームがダレる面もあると思うんだよな。
ゲーム・オーバー画面すらないから、キャラへの罪悪感的なものもないし。合理化をやり過ぎてる気がする。
かと言ってこのゲームで死ぬ度にいちいち盛大に戻されたらやってられないのも事実。それでは「納得ができない」。
結局はバランス調整だな。今作の調整には、製作者の細やかな配慮や意地悪が感じられない。だから攻略に燃えないんだよな。
まぁ戦闘はメイン要素じゃないから、これくらいの緩さでいいという判断なのかもしれん。俺にはよう分からんわ。はぁ。
物語はどうだろう。まず今作は、主人公の行動次第で「善」「悪」に属性が分かれ、ストーリーも分岐するというのが大きな売りになっている。
……が、これもオープンワールドな自由ってほどのもんじゃない。どっちかに偏った行動を要求されるので、2通りのルートがあるだけだ。
様々な行動で善悪ゲージが増減されるものの、その数値が極めて小さく、どっちつかずでいると非常に中途半端な状態になってしまう。
それだとゲーム的に不利(高位の超能力を開放できない)ので、只管どちらかの道を進むのが正解だ。半端者に利点はない。
それだけ偏ったプレーをしても、俺が善レベルが最高の5に達したのはゲーム終盤だった。……本当に自由度が低いなぁ。うーむ。
細かい行動での善悪ゲージ増減は小さいので、多少の悪事は実は問題なかったりする。マジな話、通行人をぶっ殺しても特に問題ない。
人殺しても1分もすれば街の人は「大統領になってくれー!」とか喝采を浴びせてくれるのだ。狂気の世界である。やれやれ。
俺は善ルートで進めたが、好き放題やれるなら悪を選んでもよかったかなと思う。ゲームで悪行は嫌いだが、この世界には愛着ないしな……。
で、善ルートの話になるが……主人公「デルシン・ロウ」は、24歳の不良青年。スプレーアートやらで街を荒らすモラトリアム悪ガキ。
彼がふとしたキッカケで「コンジット」と呼ばれる超能力者として覚醒する。それも他者の能力を吸収することも可能な強力なタイプとして。
それと同時にコンジット管理団体DUPに目をつけられ、その総大将オーグスティンはデルシンが懇意にしている人達を超能力で危険な状態にする。
そう、奴もまたコンジットなのだ。デルシンはオーグスティンの能力を吸収し、仲間たちを治療するために、シアトルへ向かうのだった……。
んーむ。流れはいい。この後シアトルでDUPを相手に戦い、幾つかの新能力に目覚め、最後にオーグスティンを倒す。うん。
ただ、起伏が足りなかったな。衝撃の展開や驚きの真相といったドラマが不足しているように思う。淡々と進めて終わった感じだ。
オーグスティンはコンジットを捕獲し残酷に扱っていたが、これは奴なりに「コンジットを守る」為の手段だったらしい。
普通の人間ではない超能力者が野放しになっていれば、いずれ必ず世論が迫害から抹殺へと動く。なら捕獲し閉じ込めておけばいい、と。
この「敵側の理屈」は最後の最後でパーっと提示されるだけだった。それでは勿体ないだろう。直後に倒して晒し者にするだけだったし。
「洋ゲーの物語性」については、未だによう分からん。触れた数が少ないせいもあるが、正直質が高いと思ったことはない。
一方で「センスの違い」は強く感じる。今作も、根本にはアメコミ的な世界観があるんだろうか。俺はそっちも疎いからよう分からんけど。
ゲームってのは素晴らしき「世界共通言語」だと思うが、その中にある物語に関しちゃそうではないからな。まぁ、難しいね。
洋ラブコメとかってないの? いや無いわけがないだろう。いつかそういうのにどっぷり浸かりたいね。はぁ。
キャラは……うーん。文化の違いが、あまり魅力を感じなかった。ちなみに日本語音声はバッチリ。声優さんの熱演には何の文句もない。
主人公デルシン・ロウ。10代ならともかく20半ばでスプレー落書きに耽るって、ただの屑やないか。好きにはなれんなぁ。
現実にいたら絶対に気が合うタイプじゃないし、かといって憧れの目線で見るアウトローでもない。お前働けよ。はぁ。
何気に生い立ち等を語られることがなく、どういう人物かイマイチ分からん部分もあった。サブキャラの過去は描いてたのに。
何故スプレーアート好きになったかとか、部族のこととか、語るべきネタは幾らでもあるだろう。物語面での大きな不満だな。
善悪の選択も「ゲームシステムに引っ張られてる」感じで、デルシンが自ら選んでそうなったようには見えん。芯が見えない。
長く操作した俺の分身なはずなんだけどな……言葉の壁は厚かった、か。違うか。はぁ。
デルシンの兄、レジー・ロウ。職業は警察官であり、実の弟を逮捕することもある苦労人。だがデルシンへの愛情は人一倍強い。
コンジットとして目覚めたデルシンを公的に通報するか私的に助けるかの板挟みに遭う苦労人。もちろん実際は助けてくれる。兄貴最高。
今作、実は稀に見るほどの「男兄弟愛」ゲームだった。……あまり言いたくないが、腐った女どもにお勧め。無論そんな描写はないけど。
メインシナリオは大半を兄貴と共同で進めることになる。大事なパートナーであり、理解者。デルシンは身内に恵まれている。
「身内に犯罪者が出たら」ってのは、結構リアルで重い問いかけだよなぁ。現実には多分警官は続けられんだろう。更正せぇよデルシン……。
コンジット仲間その1・フェッチ。待望の女性キャラ。すぁデルシンとラブコメか!! ……全然そうじゃなかった。はぁ。
それ以前に、正直お顔が好みでない。何故もっと美しくしなかったんかと思う。PS4の超絶グラフィックが泣いている。
キャラ的にも「元麻薬中毒者だから麻薬が憎い→麻薬ディーラーを殺して回る」という身勝手思想の持ち主で好きになれない。
ヤク中になったんはお前のせいやろが。甘えんな糞が。チッ。ハマるならゲームにしとけとあれほど言っただろう。ったく。
ただ、彼女から吸収する「ネオン」の超能力は使い勝手が良く、ゲーム中一番愛用した。その意味じゃ微妙に感謝してる。
フェッチにはスピンオフのDLCが配信されているが、結構値段がするし、やる気になれん。美少女ヒロインだったらなぁ……。
コンジット仲間その2・ユージーン。引き篭もりのゲーオタという心を抉られるキャラ。まぁ「洋」なゲーオタだが。ナードつうんかな。
そのオタ・コミュ症な気質はデルシンと正反対だが、それ故かデルシンに惹かれて接触を図ってくる。けどビビって襲ってくる。糞ヲタがっ。
ぶっ倒すと「ビデオ」の能力を吸収できる。姿を消したり、オプションを召喚するといったゲームっぽい超能力。なかなか面白い。
もう少しこの路線を突き詰めて、ぶっ飛んだ能力を用意してほしかったなぁ。俺は結局ネオン重視でビデオはあんま使わなかった。
デルシンの仲間になってからは協力的で、能力を使ってる間は態度が魔王っぽくなるというキャラ付けも悪くなかった。これぞコミュ症。
けど、フェッチもそうだけど、結局出番が限定的で、サブキャラの地位を出ていなかった。「仲間」になり切れていない。
これも描き方への不満になるのかな。今作での仲間はレジー兄貴だけだった。ホント、兄弟愛ゲーだな……。
ふぅ。善モードでゲームをクリアーし、しばし細かいトロフィー集めに興じた。しょーもないネタばかりだが、取得は楽だった。
……逆に言うと、それ以外にクリア後やることはない。サブイベントは先に全部こなしたし、「クリア後のお楽しみ」なんて今作にはない。
あるのは空虚で美しい似非オープンワールド・シアトルだけ。こんなはずじゃなかったよなぁ。
今更だけど、グラフィックはさすがの美しさだったよ。PS4素晴らしい。あと読み込み時間とかも全然なく、極めて快適にプレー出来た。
「環境」は整っていたのだが、没入感はそこそこってとこだった。ゲームを掴んでからはハマれたが、どっぷりイケたってほどでもない。
偉そうに言うと、外装は非常に綺麗なものの、中身、魂が薄いゲームだった。この前の「トゥームレイダー」と似た感覚である。
ゲーム制作の規模が肥大化すると、やっぱこうなってしまうのだろうか。凄いことは凄い。でも製作者の人間臭い情念を嗅ぎ取れない。
夜を徹して、クリア後も、何度も何度もやりたくなる魅力がない。……これが次世代のゲームだとしたら……なぁ。うーん。
まぁ俺も現世代ゲームを偉そうに語れるほどプレーしてないし、これからもテキトーに新しいゲームに、洋ゲーに、触れていきたい。
特にオープンワールドものには、な。どこまで期待していいのか分からんが、コンピューターの比類なき進化っぷりを見せてくれ。
一応、難度をハードにし、悪モード寄りで2周目を始めてみた。当然難度は上がってるが、まぁやれそうな感じである。
これをクリアーすると、俺としては珍しくプラチナトロフィーを獲得できそうなので、このままやってしまうかもしれん。まぁ気分次第だな。
しかし悪モードは無茶苦茶だね。敵に対してはともかく、怪我して倒れてる街の人を蹴飛ばして殺すとか、悪人つーより基地外やんけ。
そんな事しながら兄貴とは普通に電話してたりするんだから、幾ら悪モードとはいえ人格が狂ってるとしか言いようがない。感情移入不可能だ。
こっちのモードでも、「何か違う」なぁ。うーん。ちなみに「InFAMOUS」とは「不名誉な」等の意味で、悪側ルートを挿している。
今作の「正」は悪ルートなのだろう。ついでに「Second Son」は「2番目の男」、前作までの主人公コールに次ぐ二人目デルシンってことだな。
※1/10追記※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
二周目ハード、悪モードプレークリアー。自動的にトロフィーも全てゲットできた。ふー……。
無意味に人を殺すことには少し抵抗があったが、ゲーム中にそれで責められるわけでもないし、慣れたら平気だった。やれやれ。
物語的には悪ルートでも大してやること変わらんが、それ以外の部分ではゲーム感覚で人殺しを始めるデルシンは完全にキチガイであった。
あんな事してたらもうシアトルの問題じゃなく、国が軍隊連れて襲ってくるぞ。……まぁこのゲームにそんな現実性求めても虚しいだけだが。
もちろんダークヒーロー的な憧れや同調をすることもできん。結局悪側でもイマイチだったかな。はぁ。
難度をハードにしたので、当然難しくなっていた。つっても敵の攻撃は殆ど変わらず、被ダメージが上がっただけだと思う。
すぐ死にかけになり、物陰を求めて走り回るデルシンはちっとも悪の怖さがなかった。まぁしゃーないね。
一周目でゲームに慣れてたら、ハードでも十分やれると思う。一周目からハードでも、まぁ不可能ではないか。
善と悪では強化できる能力が違うのだが、感覚的には殆ど変わらなかった。もうちょっと変化をつけてくれよ……。
物語やEDも大して変わらなかった。フェッチと悪テンションでチューしてたのと、EDで故郷を滅ぼそうとするのが一応の見せ場か。
兄貴と意見が対立し、それこそ殺してしまうような描写があってもいいのに。それで完全に悪に目覚めるとかさ。
とまぁ不満はあったが、二周目は一周目よりハマれたよ。面白かった。ありがとうよデルシン・ロウ。
久々のプラチナトロフィーを土産に終えよう。ファーストライトは……ううむ……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
次回作が出るなら、三番目の男が登場するのだろうか。それともデルシン続投か。コールvsデルシンか。まぁテキトーに待つとしよう。
質の高い箱庭、深みある物語、魅力的なキャラ……俺が求めるものは多い。けど期待するのは別にいいだろ。なんたってPS4なんだし。
ゲームの出来に善も悪もない。絶対正義は、面白さ。多大なる予算と才能とパワーの洋ゲー様なら、やってくれるはずだ。
「いい年してゲームばっかしてる悪ガキ」は我儘なんだよ。それでいてデルシンみたいに、外の世界で暴れる根性なんてないんだよ。
現実嫌い。ゲームの中で、最強超能力者になって絶対君主になりたい。可愛い子は全部俺のもの! さからうものは死けい! ガハハハハ。
……何の事はない、我が本性は最低のInFAMOUS、か。そんな俺の要望を満たしてくれるオープンワールドゲームなんて作れるのか?
やれやれだ。はぁ……。
web拍手
ここのレビューはいいところも悪いところも分かりやすいですね
セカンドサンは評判聞いてもどういうゲームでどこが面白くてどこがつまらないのかとか全然ピンとこなかったんですが、ここのレビューだとそれがよく分かる気がします
PS+の今日の更新で追加DLCのFirst Lightが90%オフになるようですが、そちらの方はどうなんですかね
もしレビューしていただければ幸いです
>ここのレビューだとそれがよく分かる気がします
このゲームは公式の情報だけじゃなかなか分からないですねw 体験版でも配信してくれればいいのに。
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。もちろん俺が好きなように書いた感想ですから、「正しい」わけじゃないですけどね。
あと、言ってることが矛盾するようですがw、たまには「よく分からないゲーム」に敢えて飛び込んでみるのも面白いと思いますね。
ネットで他者の言葉を簡単に拾える今は、必要以上に事前情報を集めてしまい、新鮮さを損ねることもありますから。
けど程良い情報をインプットしておくと、プレー前に気持ちがグンと膨らむこともあります。事前情報の扱い、難しいとこですね……。
>PS+の今日の更新で追加DLCのFirst Lightが90%オフになるようですが、
うおお、マジですか、90%オフ!? てことは160円……ううむ、この値段なら欲しいな。
本文にも書きましたが、DLCの主役であるフェッチってキャラがあんまし好きになれなかったんですよね。むぅ。
でも安いし、PSプラスの無料券が確か残ってるはずなんで、見つかったら買ってみます。情報ありがとうございました。
楽しめた例 RDR(映画の西部劇好きなのと脚本が良かった。エイムが楽&銃撃中、時間がゆっくりになるよな能力が使えた。ジョジョの時間スタンドみたいな)
アサシンクリード2(アクションの出来がよい、軽いステルス、武器が剣、美しい建物を駆け回れる、脚本が良い)
バットマン(バットマンリターンズとダークナイトが好き&アクションとステルス分がいい感じに融合してる)
龍が如く(日本舞台ってのは魅力&アクションが結構いい 落ちてる看板とか拾って使える、脚本がいい)
普通だった例 オブリビオン&フォールアウト3(戦闘がつまらん・・・)
ウォッチドッグ(サブミッションが単調、ハッキングアクションとステルスを取り入れたことは評価したい)
インファマス(どうも戦闘が楽しくない、パンパン適当に撃ってるだけのような感覚。最近のテイルズにも感じることだが、攻撃のヒット音と、重みを感じるヒットを重要視してほしい。洋ゲー全般にいえるが・・リトルビックプラネットを筆頭にふわふわしたジャンプが気持よくない・・・)
SCEゲーは風景や雰囲気、グラフィックは息を飲むように美しいが、どうもアクション部分を軽視しているような印象を受けることが多い。・・・ゴッド・オブ・ウォーシリーズのアクションの出来は素晴らしい。
このジャンルに共通するプレー感覚は
「何度もプレーしたいとは思わない」「ちまちまプレーしてたら 薄くはまれる」こんな感じです。逆にゆうと気軽にプレーできるってことかもしれません。開発者には今後「アクション部分の濃さと、舞台とゲームのリンク」を考えてほしいです。
ナックもインファマスもだが・・購入前こっちが魅力であろうと思っている要素を外されるのはどうなんだろうか?バラバラブロックが色々吸収して、多彩なアクションができると思ったら、殴るだけとか・・超能力ならもっと色々できそうだが、結局銃撃TPSに・・銃撃TPSが楽しめないのは「ヒット感」が薄いのが嫌いだからなのだろうか?でもガンダムゲーのビーム兵器をぶっ放すのは大好きなんだがw
洋ゲーのストーリー・・自分もやっぱり「ハマる」ってレベルのはなかなか会えない・・良かったのはRDR、アサクリ2、ヘビーレイン。ハリウッド映画や海外ドラマってゆう材料があんだけあるのに・・・
キャラは・・最近になってだいぶ改善したと感じる、美しいタイプの女性も増えたしwでも日本のゲームのキャラほど愛着わくようなキャラはやっぱ出会えない・・・・
セカンドサンもFLも作業感覚は強いですね。
フェッチの過去がメインストーリーです。
どこへ行って敵を倒すの繰り返しでストーリー進行。
インファマスFLが楽しかったから、セカンドサンも購入したけど、セカンドサンは長いから作業に疲れて止めました。
FLは難易度を下げればアクションが苦手な方でも余裕で本編クリア出来るのは良いと思います。
発売して半年で北米フリプ、日本は90%オフ。二度とソニーのDLCはすぐに買わんと怒りと共に今年、誓いました(笑)
うおお……kazuさんむっちゃやってるんですね! スゲェや。偉いや……。
当たり前ですが、オープンワールドと一言にしてもゲームによって方向性も品質も様々なんですから、色々やってみるのが一番ですよね。
RORやアサシンクリードはやる気あったんだけどな……あっという間に完全版が出たり続編が出たりで機を逸してしまってw
今はどれも廉価版が出てますから、やろうと思えばいつでもやれます。……頑張ろう。
>このジャンルに共通するプレー感覚は
>「何度もプレーしたいとは思わない」「ちまちまプレーしてたら 薄くはまれる」こんな感じです。
あー、何となく分かります。ゲームの作りからして「広く浅く」が感じられます。濃さを求めるなら、やっぱ一本道ゲームですね。
このジャンルはゲーム機の性能が上がって実現可能になりましたが、全部がこうなるべきでもありません。当然のことですよね。
>バラバラブロックが色々吸収して、多彩なアクションができると思ったら、殴るだけとか・・
>超能力ならもっと色々できそうだが、結局銃撃TPSに・
全くですねw ナック、あんな体してる意味がゲーム上じゃ全然ないやん。デルシンもせっかくの超能力ならもっと多彩に派手に……。
>キャラは・・最近になってだいぶ改善したと感じる、美しいタイプの女性も増えたしw
>でも日本のゲームのキャラほど愛着わくようなキャラはやっぱ出会えない・・・・
この点は今後に期待したいですね。ララさんが一つ壁を壊してくれましたしw 洋美女・美少女に萌える日よ、来たれ……っ。
あー、ファーストライト、DLCじゃなく単独で遊べるんですね。知りませんでした。言わば外伝作品か。
>セカンドサンもFLも作業感覚は強いですね。
むぅ、そうですか……。FLには戦闘特化モードもあるみたいですが、戦闘あまりしたくないですw
>インファマスFLが楽しかったから、セカンドサンも購入したけど、セカンドサンは長いから作業に疲れて止めました。
おお、逆の流れでしたか。それは面白い。でも本編は合いませんでしたか。確かにかなり単調なところがありますからね。
>発売して半年で北米フリプ、日本は90%オフ。二度とソニーのDLCはすぐに買わんと怒りと共に今年、誓いました(笑)
これはねぇw ハッキリ言ってやり過ぎですよね。日本でFLが出たの、昨年9月。そら早期購入者怒りますわな……。
最近のゲーム業界はこういうディスカウントが極端に見えますね。俺はその恩恵も受けてますがw、どうにも素直に喜べない。
後買いの方が安く得になるのは当然だから、その事自体には誰も文句無いでしょう。でも、仁義と節度は持ってほしいもんですね。やれやれ。
好きなシリーズの続編とか、第一印象でピンと来たソフトとかは、自分がプレイするまでほぼ情報は0で始めます
最近だとPS4のuntil dawnとかがそんな感じですね
PVもなるべく見ない様にしてるくらいで
逆にネットとかで評判が良くて興味を持ったソフトなんかはある程度事前情報を入れるようにしてます
昔は、評判いいから面白いんだろう、と思って全然調べずにやってみたりしてたんですが、いまいちだったりする事が多くて
多少調べて、これは面白そうだ、と思ったらその時点からはなるべく情報を入れないようにはしてますけどね
話は変わりますが、最近ではここみたいに濃厚なゲームレビュー主体のブログは本当に少なくなってると感じているので、ここの更新はいつも楽しみにしています
今年も色々とレビュー記事を書いていただけると嬉しいです
応援してますので頑張って下さい!
おお……それって結構難しいことだと思うんですが……素晴らしい意志力ですね。本心では色々知りたいでしょうに。
俺は発売前情報は割と受けるようにしてるかなぁ。つーかネットから情報が溢れてくるこの時代に、遮断できる自信がありませんw
メーカーが公的に「発売まで一切の情報を出しません」てゲームがあっても面白いと思うんですが……それじゃ売れないかw やれやれ。
>逆にネットとかで評判が良くて興味を持ったソフトなんかはある程度事前情報を入れるようにしてます
これもこれで分かります。ゲームへの興味の持ち方は色々ですからね。外的要因もまたよし。
ネットで先行プレーヤーの声を幾らでも拾えるんですから、利用できる部分は大いに利用したいですね。
>今年も色々とレビュー記事を書いていただけると嬉しいです
>応援してますので頑張って下さい
あ……いやその、恐縮です。はい、テキトーにやっていきます。
……こんなブログでいいんでしょうか……?
僕はそもそもこの作品のタイトルの読み方・発音が解りませんw インファマスとか・・・?いやぁ英語苦手で。
失礼ながらこの記事でotaさんがおっしゃりたかったことを勝手に要約させていただくと、「あまり面白くなかった」ということなのかなと。
こういう「現実そのものの再現」みたいな写実的なアクションゲームって、PS4が最も得意とする分野だと思うのですが、なぜ面白く作れないのでしょうね?素朴なギモンです。
otaさんがおっしゃるように「ジャンル」としてイマイチ分かりにくいですしね。
国民性の違いでしょうか?それにしても、店にも入れず人はみんなモブで、ただ広い空間を駈けずり回ってガチガチのフラグを回収していくだけではあまり燃えるものがないですよね・・・。
サブイベントのパターンも全て同じで、超能力3種もさほど特性の違いがなく、通常弾はちまちましてると。
ボム攻撃だけは爽快感があって楽しそうですけど・・。
キャラ面では、不良青年が主人公でもいいですし、兄弟愛が描かれているのは良いと思いますが、ヒロインがあまり美人じゃないというのはイマイチですねw
僕が不思議なのは、外国映画(アニメ含)ってそれなりにキャラを魅力的に描くことは普通にできてるのに、なぜ洋ゲーではあまり魅力的なキャラが出てこないのか?ということです。
特にリアル等身の写実的なキャラですね。リアルといえばリアルですが、なんかみんな無骨といいますか・・。別に日本人好みの萌えテイストを取り入れろとは言いませんが、もう少し何とかならんのかと思います。
リアルな箱庭ゲームで、平均的な日本人でも夢中になれて、何度でも繰り返し遊べるような作品がでたら僕もPS4を買おうと思います。
PS4が輝ける時代が早く来るといいですね!
それではまた。寒い日が続いてますのでお体を大事になさってください。
読み方は「インファマス」で合ってます。まぁ馴染みないし読み難いですよねw タイトルもローカライズしてくれんかなぁ。
>こういう「現実そのものの再現」みたいな写実的なアクションゲームって、PS4が最も得意とする分野だと思うのですが、なぜ面白く作れないのでしょうね?素朴なギモンです。
他のゲームについては分かりませんが、今作に関しては、ゲーム機の進化にアイデアが追い付いていないと感じました。
このレベルのグラフィックでこのゲーム性では、ちょっとどうかと。「最先端ゲームをやってる!」て感じは全然しませんでした。
ただまぁ、地道にイベントを潰していくゲームと割り切れば、それなりに楽しめましたよw 二周目には妙にハマれましたし。
街並みも、外装がリアルなのは確かなので、ビルの上から遠景を眺めたりしたらそれなりにPS4パワーを感じられましたね。
あと今作はシリーズ3作目で、俺は前2作を未プレーだったことも、マイナスに働いたかもしれません。
前作を知ってれば、様々な面でのパワーアップを体感できたでしょうからね。
>なぜ洋ゲーではあまり魅力的なキャラが出てこないのか?ということです。
この辺はどうしてもセンスの差を感じますね。「ゲーム性」においては、割と世界共通で良い物は良いんですが。
ただ映画の世界では洋画も全く問題なく受け入れられていることを考えると、この点は改善すればどうにかなるのかもしれません。
俺は洋画のセンスも正直好かんので、よく分からないんですがw
>リアルな箱庭ゲームで、平均的な日本人でも夢中になれて、何度でも繰り返し遊べるような作品がでたら僕もPS4を買おうと思います。
FPSと並んで人気のあるジャンルですから、今後もガンガン発売されることは間違いないと思います。いいのを、期待しましょう。
今年は日本製ゲームも揃ってくるでしょうし、PS4をよろしくお願いしますw