腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

さよなら海腹川背ちらり

2017年06月06日 22時22分32秒 | PS VITAゲーム感想文
【ハード】PS VITA
【メーカー】アガツマ・エンタテインメント
【発売日】2015/4/23
【定価】5184円
【購入価格】1728円(新品)
【プレー時間】32時間


……はー~……。難しかった。とことん難しかった。軽い気持ちで始めて大火傷。「ゲームの厳しさ」をまたしても叩き込まれた。
「さよなら海腹川背ちらり」である。ちなみに今はsteamでも出ているが、俺はもちろん比類なき携帯ゲーム機・VITA版である。

海腹川背シリーズの歴史は結構長く、初代の発売は今から23年前、SFCだった。女子主人公と妙なタイトルで印象には残った。
が、プレーはせず。当時はこういうマニアックタイトルに手を出す余裕はなかったし、周囲に所持者もいなかった。
その後もPSやDSで続編が出ていることは知っていたが、プレーはせず。今回が俺の海腹川背シリーズ初プレーとなった。
プレー前のイメージとしては「ワイヤーアクション」があった。ワイヤーをビュッと飛ばし、壁に掛けて、振り子で移動する。
あと「『ヒットラーの復活』の血を引く作品」という認識もあった。つってもこちらも未プレーなんだが、タイトルが強烈過ぎて。
幾らファミコン時代とは言え、ゲームタイトルにヒットラーなんてよく付けたもんだな。VC化絶対不可能タイトル筆頭であろう。
まぁそれはいい。そんな感じでワイヤーアクションをほぼ未経験で生きてきた俺だが、何となく想像は可能なゲームだった。
壁や天井にワイヤーを引っ掛けてジャンプすれば、振り子が出来る。そして振り子の挙動を使って大ジャンプ。うん、なるほど。
未プレーだし、「難しい」という話も耳にしていたが、別にやれないゲームじゃないと思っていた。故に、いつかやってみたいとも。
VITA現物版が安くなっているのを発見し、何となく購入。……その2ヶ月後くらいにPSプラスフリプタイトルになってガッカリした。
開始は今年1月。……で、放置が4ヶ月程かな。あまりにも難しくて。5月に再開したものの、そこからも……嗚呼……。

今作は難しい。難しいったら難しい。難しいと言いすぎて字がゲシュ崩するくらい難しかった。今後もしつこく書くが。
プレー開始。ほぼ想像通りのゲームだった。2Dフィールドでキャラを操作。アクションは移動とジャンプ、そしてワイヤー投げ。
ワイヤーは正確にはロープで、更に正確に言うと「ゴム製ロープ」だった。投げるロープの長さは固定じゃなく、変更可能なのだ。
単にロープで振り子を作るんじゃなく、ロープの伸縮を操作し、振り子の大きさ・挙動を随時変更する。……う、うむ、なるほど。
ロープがゴムになったことでかなり難しくなった感じだが、それでもまだ理解は出来る。「そういうゲームか」と想像出来る。
あとはもう、やってみるしかない。無論最初から自在に動かせるわけはない。慣れだ。やっていれば、いずれ慣れる。いつもの、だ。
難しいゲームを、特にアクションの場合、飽くなき再挑戦を重ねることにて突破する。俺の日常であり、俺の好きなゲームスタイル。
今作がどれほどの難度かは知らんが、やれる。やってやる。……そう思っていた時期が俺にもありました。まぁ、実際やったけどね。
はぁ。

いやぁ~~~……なんつーか「面食らった」ね。今作のロープアクションには。何が、って? もちろん、あまりの難しさにだよ。
単純に、想像していたものと全然違った。想像と実際やるのとは大違い。その違いの落差が、これまた想像を遥かに超えていた。
「思い通りに動かせない」の次元が違う。ロープを操作しようにも、奴は俺の意思を意図的に逆張りするかのような挙動を取る。
な、な、なんなん、なんなんこれ!??!?! ……いや……待て、落ち着け。今作は難しい、超難しい。それは理解した。OK。
なら俺の取るべき手段は一つだろう? 練習だ。練習すればいい。ロープ操作が出来ないなら、出来るまで練習すればいいんだ!!
……無論、それは承知してた。だから練習した。けどなぁ……ここが今作の怖さなんだが、なんちゅーか「難度の質が違う」んよね。
出来ないから練習を重ねる。思うように動かせないロープを何とか制御すべく色々試してみる。しかし全くもって、通用しない。
練習の先に、それを可能にするイメージが全く持てない。実際やれどもやれども進歩が見えない。え……これ……やばくね?
ちょっとこれは、相当にまずい。とんでもないゲームを始めてしまった。だが、時既に遅し。始めてしまったんだから。はぁ。

今作はステージ制アクションで、一つクリアーすれば次が開放されるというシステムになっている。が、一本道ではない。
特定のステージには二つ目のゴールがあり、そこに入れば別ルートに分岐する。ルートの最後にはボス戦があり、倒せばED。
ステージは全部で60ある。うち10まではチュートリアル的な存在で、実際「お手本プレイ」の動画が収録されていたりする。
9ステージはボス戦で、つまりここで一応のEDに到達できる。「ゲームをクリアーする」ことが可能なのだ。決して嘘じゃない。
またここまではロープアクションも大して要求されず、ほぼド素人状態でも突破可能だ。実際俺もここまでは自力で行けた。
……今作のあまりの難しさに序盤からボコボコにされた俺は、それもいいかなと思った。ちょっとこれは、無理ゲーの範疇だから。
しかし、それじゃやっぱ「胸を張る」のは無理だ。それじゃダメだ。続ける。……正直めっちゃ気が重かったが、一応決意した。
目標は、ずばりトロコン。最近の俺はすっかりトロコン厨だが、これはいい傾向だと思う。「プレーせざるを得ない」から。
ゲームを強制されるなんて! というのも正論だが、もうそんなこと言ってちゃアカンのである。嫌でもやれ。とにかくやれ。
製作者の定めた勲章を得るのだ。それを全てゲットすれば、一応胸を張ることは出来るはず。そこまでは、頑張れ。
……頑張った、けどね。やり終えて思うのは「難しかった」という小学生並の感想。物凄く。目眩がするほどに……。

じゃあトロコンを目指そう。……つっても、自力は無理。もう絶対に無理。それは真理として実感したので、ここからは他力だ。
ちなみに今作には「攻略メモ」というコーナーがあるのだが、ハッキリ言って何の役にも立たん。基礎の紹介すらおざなりだ。
また公式サイトには操作のコツを教えるYou Tube動画があるが、これは今現在どれも閲覧不可能になっている。理由は不明。
公式がまるで頼りにならんから、私的サイトを探すしかない。恐らくあるだろう。で、ググればすぐ見つかった。それも凄いのが。
「海腹川背の攻略ブログ」様である。今回のプレーはこちらに頼り切った。深く感謝致します。
このブログには、今作60ステージ全ての攻略法がある。それも文字ではなく、何と動画である。お手本動画+管理人さんの解説だ。
確かに今作のプレーを文字で書くのは非常に難しいので、動画の方が適しているだろう。しかしそれにしても、非常に丁寧だ。
全ての面で、高度なショートカットから比較的簡単なルートまで、事細かく解説してくれている。長い面だと10分以上に渡って。
使用するテクニックについても「以前説明したように~」なんて言わず、毎回毎回細かくやり方を解説してくれる。
動画のみで作る攻略サイトも初めてなら、ここまで詳細に手取り足取りやってくれるサイトも初めて見たと思う。驚いたよ。
実際これは動画でやるからこそ可能なのだろうな。文章では無理がある。無論、それでも手間と熱意に敬服するしかないが。
とにかく、最高の教材だ。ここまでして貰えれば、俺にもやれる。これでやれなきゃ、もう店畳むしかない。さぁ、再挑戦だ!!

……で、で、出来ねぇ……。恥も外聞もなく動画をガン見し、もう自力要素は「自分の体を使う」だけに等しいレベルだと言うのに。
管理人氏はとても懇切丁寧に説明してくれている。俺はそれを真似ようとする。「こうやって振り子を作って、ポーンと飛びます」。
……振り子を作れません。ポーンと飛べません。あらぬ方向へすっ飛び、針に刺さって地獄行きです。あああ。あああああ。
そう。幾ら丁寧に解説されても、実際にプレーするのは俺。そして俺はロープアクションの「技術」を殆ど何も身につけていない。
「技術なんて大袈裟な」と思うか? なら今作をプレーしてみりゃいい。これは確実に技術だ。非常に奥深く、習得は難しい。
特に今作の象徴的な技術「振り子作り」がまず非常に難しい。つーか振り子を作れるならば、少なくともトロコンは楽に可能だ。
やり方自体は頭に入ってるんだが、実際にやるとミョーンミョーンと不細工にゴムが伸び縮みし、全く思うような軌道を作れない。
解説は丁寧だが、進行は無論「それが可能」なことを前提だ。……それが出来ないなら、話にならないと言うしかない。あああ。
結局、他力を頼りまくっても、鬼のように難しいことに何の変化もなかった。このゲーム、難しい。何回書いても飽き足らぬ……。

しつこく「操作が難しい」「思うように動かせん」と書いたが、今作は決して理不尽なゲームではない。寧ろ非常に筋が通っている。
昨今のゲームでは「物理エンジン」がよく使用されているらしい。……無論俺にその詳細は分からんが、まぁ言葉通りの意味だろう。
ゲーム中で物体が落下や破壊といった動きを見せる際、それを物理的にリアルに、つまり現実的にするエンジンだと思われる。多分。
現実的なのがゲームとして必ずしも正しいとは限らんが、現代の超リアル3Dグラではそれをやらないと世界に違和感が出るのだろう。
で。2Dアクションの今作に物理エンジンなど搭載されているわけがない(多分)が、今作のロープの挙動は、非常にそれっぽい。
これは口で説明できんが、触ってみればすぐ分かると思う。ゴムの伸縮とそれに伴う力のかかり方が、実にリアルなのだ。
もちろんゲームだから、真のリアルではない。だがそれを差っ引けば、感嘆するほど良く出来ている。一体どうやって作ったんだ。
このシリーズの基礎は、初代で既に完成されている。後に初代をやってみたが、違和感はなかった。……これが、23年前に存在した。
ハッキリ言って凄いプログラミング技術だと思う。プログラムのことなどさっぱりな俺が言うのもあれだが、作り方が想像出来ん。
現代で物理エンジンを使えばこういうことも可能だろう(テキトー言ってる)が、SFC時代に人の手でこれを組み上げたとはなぁ。
今作はロープの挙動が全体の8割を占めていると言っていい。これほどプログラムに特化したゲームも珍しいんじゃなかろうか。
……かつての天才プログラマー・岩田聡氏は初代をどう見ていたのかな、とか思った。94年は奇しくも「MOTHER2」と同年だしね……。

そんな、非常に優れたプログラムが見せる挙動は、実に「納得が行く」。……それ故に、思うように動かせないのが心底情けない。
プレーしていれば、何となくは分かるんだよ。「こうすればこう動く」「今はこう力が加わってる」って。感覚で分かるんだよ。
でも、実行がさっぱり出来ない。いつもロープはじゃじゃ馬で、俺の意図を汲んでくれない。じゃじゃ馬にさせないで。
なんつーか、今作は他のアクションとはまるでプレー感覚が違う。操作対象がキャラ+ロープというのがあまりに独特なのだ。
普段は野球なのに、今回はラグビーをやらされているような。スポーツや球技という括りでは同じだが、使う脳や筋肉が全然違う。
世の中にはどんなスポーツをやらせても上手い人間もいるが、俺は無論そんなんじゃない。野球特化で何とか生きてきたタイプだ。
こういう時、とことん痛感させられる。自分のゲームセンスの無さを。もっと大袈裟に言えば、才能の無さを。ううう……。
本当は、そこまで難しいゲームじゃないのかもしれん。だがこの方向は、俺のカバーできる範囲じゃなかった。それは確かだ。嗚呼。

もう心も誇りもボコボコだが、ゲームは一切容赦してくれない。クリアーしない限り成果は貰えない。厳しぃのう……。
異質な難しさを見せる今作に対し、俺はどうすればいいのか? ……結局はいつも通り、再挑戦の繰り返しによる突破しかなかった。
散々難しいと書いたが、ステージを抜けていくだけならそうでもない(無論難しいステージもある)。……抜けていくだけなら。
今作には「リュック」という収集要素があるのだ。ステージの特定の場所に配置されていて、入手すればそのフラグが立つ。
当然と言うかリュックは厄介な場所にばかり置かれていて、入手は楽ではない。取ろうとして死ぬのは日常茶飯事だ。
また「リュックを取って面クリアー」が入手フラグ条件なので、取るには取ってもクリア前に死ねばまたやり直しとなる。はぁ。
「全リュック入手」も当然ながらトロフィー条件にあるので、これはやるしかない。……ああ、大変だったなぁ。
お手本動画観ながら何度も何度もブッサイクな振り子で飛ぼうとする。失敗する。飛ぶ。失敗。飛ぶ失敗。あああああ!!!!
今作は、プレーしていてかなり指が痛くなるゲームである。必死にボタンを押すからな。何の意味もないのに。まさに下手糞の証。
あと、キャラの動きに合わせて体が動く。振り子をと一緒にうおーんて。キモすぎる。けどこれも下手糞ならやむを得ないのだ。
かつて「スーパーマリオ」大ブームの頃には、マリオのジャンプと共に身体を動かす子供があちこちにいたなぁ。……懐かしい。
自分のことは記憶にないが、多分俺もそうしてた。んで今はゲーム経験を積み、体が動くこともなくなったと思っていたのだが……
下手なやつは、20年経とうが30年経とうが下手。どうやったらゲーム上手くなるの? ……多分死ぬまで、分からない……。

まぁそれでもプレーしていれば少しずつ先には進めた。8割お手本のお陰だが、もうそんなのどうでもいい。早く進みたい。
やがて、リュックは全て入手出来た。トロフィーゲット。これでゲーム目的の半分……いや1/3は達成できたかな。ふー。
じゃあ次は「全ステージ突破」だ。さっき書いたが、実は多くの面はクリアーだけならそう難しくない。割と順調に進んだ。
……そして最終的に「難しい面」が残る。今作は常時難しいのではなく、「難しい箇所がとことん難しい」タイプのゲームだ。
最後まで残った3つのステージ……具体的にはF33、F46、F54は、今作の三大難所だと思う。恐らく誰にとっても。
もう「難しい」としか形容できない。難しい。死ぬ。何度も死ぬ。死んで死ぬ。やり直して死ぬ。休憩して死ぬ。死ぬ前に死ぬ。
ちなみに今作には「クイックリスタート」があるのだが、これがふざけたことに、クリア済みステージでしか使えないのだ。
未クリアステージだといちいちマップ画面に戻される。なんで早く再挑戦したいステージで使わせないんだ。どんな嫌がらせだ。
謎の不親切仕様だった。キッチリ記録され、ステージに表示される死んだ回数を目に焼き付けろという意味だろうか? クッ……。

三大難関ステージについては本当に書くことがない。よくもあんな難しいもんをやらせてくれたもんだ。畜生。畜生。
お手本動画じゃ10秒程度でゴールしているのがまたキツイのだ。まぁあの人は世界でも指の数に入る海腹川背プレーヤーだと思うが。
……しかし、だ。実のところ、これらを達成するまでは、つまり全リュック取得・全ステージ突破までは、計算できていたのだ。
下手の一つ覚えの挑戦を重ねれば、何とかなるだろう、と。ここまでなら俺の手足の先にある気がした。実際、あった。
……そして待ち受けていたのが、今作最後にして最大の難関「シーケンシャルチャレンジ」だ。ったく、誰が考えたんだよこれ!!
これは今まで個別にクリアーしていたステージを、スタートからゴール(ボス戦)まで一気にプレーするというモードである。
そしてこのモードは、残機制だ。最初は3で、ステージでリュックを取れば1UP。1ルートで、大体8機くらいまでは増やせるか。
それでF0(スタート)からボス戦まで。ボスステージは5つあるので、シーケンシャルのルートも計5種ということになる。
無論これもトロフィー条件に含まれている。やるしかない。やるしかないんだが……ううう。あああぁ……。

つっても5ルートのうち3つは、割とサックリ行けた。もうリュックに拘る必要はなく、となれば結構サクサク進める。
さすがにここまで来たら、俺も並の面は突破出来るのだ。「延長がけ」「ロケット」等の簡単な技術もまぁ身につけたし。
そんなわけで3ルートを終えたのだが……問題は、残る2つ。これらにはそれぞれ、あの最難関のF33とF46が含まれているのである。
一回突破するだけでも200回は死んだのに、今度はそれを一桁残機でやらねばならない。残機がなくなれば、また最初から。
もうマジで目眩がした。あんなに難しいものを、またやれと? それもごく少ない試行回数で? 無茶言うなぁぁああああ……。
無論こんな状態でシーケンシャルに挑めるわけがないので、まずF33とF46を更に繰り返しプレーし、クリアー確率を高めようとした。
……しかし、上がらん。極稀にクリアーは出来るが、それでも10回に1回程度。これではシーケンシャルでの成功はちょっと怪しい。
また少し突破率が上がったと思えば、今度は20回連続で失敗したりする。VITAを握る手が震え、イップス臭い症状も出た。マジで。
この突破率を高めるための練習が一番しんどかった。こんな難しいゲームがあっていいのか、と思うほど難しい。難しい。難しい。

しかし最後は、達成出来ました。正直どうやって、何故上手く行ったのか分からんし、もう1回やれる気もしないが、やるにはやった。
F46のせいでカニと柿が嫌いになりました。F33のせいでトゲとタニシが嫌いになりました。いや元々好きでもなかったけど。
これにて、トロフィーコンプリート達成。完璧だ。はっはっは。……で、その時の俺はどんな気分だったか? 比類なき達成感?
もちろんそれはあった。けど同時にそれ以上に、敗北感に襲われた。どう考えても、俺はこのゲームに負けた。何がトロコンだ馬鹿。
攻略動画ガン見はいいとしよう。だがそれをしたなら、それに見合う成長があるべきだ。……あったのか? 上手くなったのか??
……なっていない。そりゃ始めた当初からは上達したが、未だ振り子もロクに作れん。難関突破には複数回の挑戦が必要だ。
今作の、海腹川背の真骨頂は、クリアーなんかじゃない。「タイムアタック」だ。ゴールタイムをどれだけ縮められるか? だ。
海腹川背のステージは、ロープの使い方次第で驚くようなショートカットが幾らでも可能になっている。
ハッキリ言って「ただクリアーする」なんて序の口も序の口だ。ショートカットに勤しむのが今作の本番なのである。
……けど、無理。俺にそんなの無理。下に針があるだけで振り子がすくむ。完全にゲームにビビっている。もう無理。
幸いと言うか、トロフィーにクリアタイム等の条件は一切なかった。これは本当にありがたかった。もしあれば、まず無理だった。
トロコン如き、今作では保育園を卒園した程度だ。上には大学院まである。実際今作のロープシステムにはそれだけの深みがある。
無理。無理なんですわ。ダメな俺を許して下さい。達成した結果の、深い敗北感。なんて難しいゲームなんだ。ううぅう。


はぁ。物語や世界設定についてはどうか。……こっちはロープアクションと逆方向に驚いた。作り込みどころか、作っていない。
ゲームをスタートしても、海腹川背が何故ステージに挑んでるかとか、そういった導入部が一切無い。いきなりゲームに入る。
そしてステージを重ねていっても、中間デモ等もない。台詞や他キャラとの出会いもない。挙句、EDは単なるスタッフロールだけ。
……いや、なんですかこれは。全ステージ・全シーケンシャルをクリアーしても何もなかった。ハッキリ言って呆れ返った。
実は使用キャラ変更の要素があり、コス違いの川背に加え「江美子」「埜鼓(のっこ)」という新キャラも使用可能になっている。
しかしこれらのキャラも「川背の昔の友人」「川背の子孫で」とプロフィールにあるだけで、何故動くのかは一切不明。
これ……ちょっと舐めすぎじゃない? まさかこれがシリーズの味とでも言うの? 同人ゲームじゃねンだぞコラ。
比重がロープにあることは分かるが、外装でこんな舐めた真似をしている作品だとはな。何か勘違いしてないか? 情けない。
もちろんこんな出来でキャラに愛着も何もない。そもそもどんなキャラか全然分からんのだから。想像しろ? あーはいはい。はぁ。

グラフィックは普通。そこに拘るゲームじゃないからどうでもいい、多分。……が、背景の異様さは印象的だった。
ステージ自体は地面・壁・梯子・針といった分かり易いパーツで構成されているんだが、それと無関係の背景オブジェが異様。
そこら中に無造作に酒瓶や洗面器、道路標識等が置いてあり、その意図は一切不明。なんか頭のおかしい人間の脳内を感じた。
川背の深層心理世界とかそういう設定なのだろうが、何分説明が一切ないから分からん。「察しろ」? ふざけんな。
味があると言えなくもないが、俺には説明不足の不快世界でしかなかった。作り手のオナニーは行き過ぎちゃいけないんだよ。ケッ。
音楽はまぁ普通に良かった。……死にまくりだと徐々にうるさくなってくるから、音量は絞り気味にしたけど。これはごめんな。
曲がどれもほのぼのしてるのは、ゲームの雰囲気に合ってるのかいないのか。俺ぁ指を痛めて目ぇ剥いてプレーしてるからね……。

今作には別モードとして、初代「海腹川背」が丸々収録されている。おお、サービスいいやん! ……けど、しんどいです。
これにもトロフィーがあるからED一つだけは達成したが、それまで。ちなみにこの作品でもキャラ背景等の説明は一切なかった。
初代も基本システムは変わらんが、動きが良くも悪くもキビキビしている。……当時手を出さなくてよかったと思った。
実は今作、「旧作は難しすぎたから」ということで、難度を下げているらしい。マジかいや。うーむ。考えないようにしよう。
つっても初代もクリアーだけならやれないこともない、かもしれない気がする、けど、しんどいからパス。ごめんな川背。
……なんか初代では、死んだら川背がヒラヒラしたもんを残して消えるんだが、あれリュックだよな? 正直パン……いえ……。

ふぅ。
今作のプラチナトロフィーのレア度は、0.6%。無論超レア。大半のプレーヤーが獲得出来ていない、価値あるトロフィーと言える。
だから本来は誇っていいはずなんだけどなぁ……実際俺めっちゃ頑張ったんだけどなぁ……まぁ、こんなゲームもあるってことだ。
ネットにはゲームの超絶プレー動画がたくさんある。格ゲー、音ゲー、STG、ほか。キチガイのような上手さに唖然とする。
……しかし、だ。敢えて言うが、それらもどこか「自分の能力の延長線上」と感じないだろうか。自分には無理だが、理解は可能。
この脳と手足を拡張していけば、ああいうプレーに届く、かもしれない。やれる気なんてまるでしないが、そんな風には感じる。
でも、海腹川背は、無理。このゲームの超絶動画……タイムアタック系は、何をどうやっても出来ない。「絶対に」と言いたくなる。
腕や目が3つあれば或いは可能かもしれない。そんな感じ。あれぞ異次元。ああいうの見せたらファン減らすんちゃうかとマジで思う。
はー。選ばれし者のゲームだ。残念ながらそういう結論。逆に俺が「出来ない子」に選ばれたのかもしれないが。それは分からん。
今作はタイトル「さよなら」、これは「最終作になってもいい」という覚悟を込めてのことで、別に最終作ってわけじゃないらしい。
つっても今作はそんなに売れなかった……と思う。熱心なファンはいるけど、一般人には難しすぎるしな。うーん。
今後続編が出るのかは分からんが、出ればいいですね、と消極的な応援を送るに留めておきます。俺には……出来ないから。
まぁ俺史上初のワイヤーアクションをプレーしただけでも良しとしよう。あとは「上の世界」だ。もう近寄っちゃならん。はい。

ああ、そうだ。そういや「面白かったか?」を書いてなかった。少しずつステージやリュックを埋めていくのは、面白かったですよ。
でも必死過ぎて「ゲームを楽しむ」境地には至れなかったかな。まぁそれはこれから、タイムアタックに入ってからなんだろう。
……それが出来れば、ね。これから本番なのに。これからが一番美味しいところなのに。なんて勿体無い。どうして入口で引き返す?
才がないから、です。それだけです。分からん人には分からんでしょう。出来ないやつは出来ないし、それは苦しいことなんですよ。
はぁ。








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9 コメント

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Unknown (某ブログ管理人)
2017-06-09 21:07:00
分かりますよ
私は垂直登りを理解するのに3日かかったし、振り子に至っては一ヶ月たっても全く作れなくて惨めな思いをしました
初心者にこういう辛い思いをあんまりしてほしくなかったので、攻略ブログを作ったわけです
まあ出来は芳しくないようですが

よろしければ各フィールドのどこで詰まったのかを詳しく教えて頂きたいのです
できるだけ詳しく

例えばカニですが、上下運動を作って上昇中に投げればカキ箱を簡単に開けて避けられると動画では説明しました
上下運動を作ることから難しかったのか
上昇中に投げるという行為が難しかったのか
天井をつたって柿箱の横に行くことが難しかったのか
延長掛けが難しかったのか
苦労した部分を知りたいのです

他もF33とかF54だけではなく苦労したフィールドがあればそれも
攻略動画も改良できるならしていきたいのでお聞かせ願えたら、と
面倒であればスルーで結構です


ただプレイ開始から32時間時点では私はロケットも使えなかったし振り子も作れませんでしたので私より上手いと思いますよ
私は技術解説や攻略動画作ってるうちに上手くなっただけなので
返信する
Unknown (某ブログ管理人)
2017-06-09 21:13:15
メールの方がよければこちら宛にでも送っていただけれ
<siosatou@hotmail.com>
返信する
Unknown (ota)
2017-06-10 03:50:55
ぬお!! こ、これはまた……初めまして、わざわざコメントありがとうございます。
本文に書きましたが、今作をプレーするにおいて貴方のブログは無くてはならない存在でした。本当に感謝しきりです。
七資産の「取り敢えず~」や「テキトーでいいですテキトーで」や「斜め45度くらいで~」はすっかり耳に残ってしまいましたw

>私は垂直登りを理解するのに3日かかったし、振り子に至っては一ヶ月たっても全く作れなくて惨めな思いをしました
そうなんですか……。まぁ最初は誰でも初心者というのは人類共通ですよね。ただ、そこから上に行く意欲には大きな差が出ます。
俺も(ゲームの)上達の喜びはよく知ってるつもりなんですが、今作は全く「掴める」気がせず、早々に諦めてしまいました。
もちろん一応全面クリアーしたので、開始当初よりは格段に上手くなっています。けどそれが自分の血肉には多分なっていません。
端的に言うと合わなかったんですかね、やっぱし。相性が良ければ、無限の上達を目指せる神ゲーになるというのも理解できるんですが……。

>よろしければ各フィールドのどこで詰まったのかを詳しく教えて頂きたいのです
>できるだけ詳しく
あー……でしたらこれは後日メールで送らせて下さい。あくまで俺のケースですが、なるべく詳しく書きたいと思います。
三大難関ステージ以外では、印象に残るほどの苦戦ポイントはない……かな。少なくともパッと思い出せるものはないです。
ただし、もちろん攻略ブログの存在が大前提です。ちょっとでも詰まるとすぐ動画を参照。自分での試行錯誤はほぼ放棄してました。
難しい難しいと言いつつ、俺は今作で真っ当な難しさは体験してないのかもしれません。情けないなぁ……。

>ただプレイ開始から32時間時点では私はロケットも使えなかったし振り子も作れませんでしたので私より上手いと思いますよ
はは。ここは素直に受け取っておきます。何かの気の迷いがあれば、タイムアタックにも挑戦してみたいと思い……ううぅ……ます……。
返信する
Unknown (グレイ)
2017-06-10 21:50:55
なるほど、Vitaのムズゲーはこれでしたか。ひとまずお疲れさまでした。川背さん可愛いですよね。

自分がやったことあるのはアーカイブスのPS版ですが、昔あまりの難易度に「無理だぁ!俺には無理だぁ!」となってしまい、20面近辺で挫折してしまいました……。自力ではクリアに到達することすら叶わず。でもゲームとしては好きだったのでずっとVitaに入れておいて、いつかやろうと思っているのですけど……。そろそろ独力攻略を諦めて自分も攻略情報見ながらやってみようかな。

>……振り子を作れません。ポーンと飛べません
海腹あるあるですねw これに加えて自分は振り子作る時にふんふん体動かしたりダメージ喰らって声上げたりしてました。いや、今でも数多くのゲームでそんな感じです。どーすりゃいいんでしょうコレ……

超絶プレイ動画はどうなんでしょう。個人的には理解不可能なものも多いです。これはまあ自分が凡人だったり努力が足りないボンクラだからかもしれませんが。
ああいうのは極まった一種の芸術だと思ってます。STGの一人ダブルプレイ(代表例は斑鳩とかですかね)とか、怒首領蜂大往生デスレーベル完走とか、太鼓の達人の超難度譜面とか。あそこまでのレベルのものなら笑えるほど凄いので愉快ですけど。ただあれを見て「やってみてえ」と思う人がいるのかどうか……
そこいくと海腹の動画は、有野の挑戦(これは超プレイの類ではないですけど)やタイムアタック動画を見たことがありますが個人的にはまだ分からなくもない感じでした。まあこれは海腹を大してやっていないってことが響いているのかもしれませんが……。多分やったらやったらで苦悩するんだろうなあ。
返信する
Unknown (ota)
2017-06-11 03:54:37
>なるほど、Vitaのムズゲーはこれでしたか
ぬぉ、チラッと書いただけなのに覚えていて貰えたとはw 今作と「ナチュラルドクトリン」は同時期に開始しました。両方気楽に。
そしたら両方、脂汗が止まらない難しさ。まぁナチュドクの方にはその後どっぷりハマれてOKだったんですが、こちらは無理でした。
今作の難しさ、「出来なさ」は独特でしたね。良くも悪くも非常にオリジナリティのあるゲームでした。

>自分がやったことあるのはアーカイブスのPS版ですが
「旬」ですか。まぁ、超難しいでしょうねw このシリーズを独力で攻略できるのは「選ばれし者」だと思います。割とマジで。
他者の攻略を頼りに上達していくのが現実的な流れかなと。……俺はそれさえも満足に出来ませんでしたが。本当に情けない。

>海腹あるあるですねw これに加えて自分は振り子作る時にふんふん体動かしたりダメージ喰らって声上げたりしてました。
体、動きますよねw その時点で全然技術が身についてないわけで、まずそこから矯正すべきかもしれませんな。
「ゲームが上手い人はプレー中の姿勢がいい」ってのはあると思います。無駄な力を入れても何の意味もないですからね。はぁ。

>そこいくと海腹の動画は、有野の挑戦(これは超プレイの類ではないですけど)やタイムアタック動画を見たことがありますが個人的にはまだ分からなくもない感じでした
おお……それなら、このシリーズに適正があると思いますよ。練習は無論必要ですが、上を目指す素養はあるんじゃないかと。
俺はもう一周回って腹が立ったくらいですからね。こんなもん見せるな糞が、もっと下々の人間のことを考えやがれ、とw
超絶動画はあまりやらないジャンルなら見世物として大いに楽しめますが、好きなジャンルでは迂闊に触れるべきじゃないですね。
特に「今やってるゲーム」は絶対やめた方がいいでしょうw それで燃えられるならともかく、まず確実に自信喪失です。はぁ。
返信する
Unknown (ケンシロウ)
2017-06-18 06:27:57
このゲームは有野の挑戦で知りました、無理ゲーとか言われてましたがここまでとはw
難易度の前に操作がムズイとかやばいですねw
しかも、そこまで前に発売というわけではなく今の子達もターゲットにしてのゲームでこの操作性ですから、とんでもないですねw
とりあえずはお疲れ様でした!俺はこんな恐ろしいゲームは絶対にしないと思いますけどねw
任天堂switchを少し調べてますけど、アホですね、在庫無さすぎてプレ値ついてるしw
ソフトのCM流しても本体がないんじゃねw
あんまり買えないと購買意欲もなくなると思うんだけど、話題作りですかねー
返信する
Unknown (ota)
2017-06-18 16:21:05
ほんっとうに難しいゲームでした。とことん「技術」を問われるので、下手な人間は相当精神ダメージを受けますw
単に進んでいくだけならそうでもないかもしれませんが、分不相応にも一応の完全クリアーを目指したことで自分の首を絞めました。
普通のゲームなら難度のカーブ……レベルデザインて概念がありますが、海腹川背にはそういうのがなく、「腕を上げろ」だけです。
その辺もう少し配慮してほしかったと思いますが、この操作性は練習で身につけるしかないよなぁとも思います。うーむ。

>任天堂switchを少し調べてますけど、アホですね、在庫無さすぎてプレ値ついてるしw
長引いてますね。来月はスプラトゥーン2が出るから、より争奪戦が激化するだろうと予想できます。
世界的に人気が出てるので、日本を優先するわけにもいきませんしね。週末に店を回るくらいしか現状手はない、かなぁ……。
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Unknown (masitake)
2017-07-14 19:29:59
この感想ページは「さよなら海腹川背 f33 難しい」とググったら発見しました。非常に共感しながら読みました。やはりF33は難しいですよね!
というか簡単な初期の面でも大変です。ギャラリーの絵を回収をするためにシーケンシャルで各キャラ「F0→F9」を何回かした際も、手の汗が尋常じゃあなかったです。Vitaをこんなにも汗で汚したのは始めてです。
だから「難しさの質が違う」「指が痛い」「自分の体を使うだけ」が実に分かります。自分は右腕右手が痛い。□のルアーボタンを押し過ぎてますね。

この異質の難しさって何なのでしょう? 自分なりに分析してみました。
まず操作できるのは「1.ロープの長さ」「2.ゴムの弾力」「3.海腹川背という錘」の三つに区別できます。「3.」はルアーボタンをいつ離すかで制御するのですが、問題は「1.」「2.」を十字キー上下が両方とも担ってるということです。
1と2が同時進行しているのに、一つのボタン(※十字キー)だけで制御しなくてはいけません。しかもどちらもタイミングで調整するのです。これによりシビアすぎるタイミングがプレイヤーの十字キーに要求されます。
諺の「あちら立てればこちらが立たぬ」の如く、長さを調整したらゴムがバウンド、ゴムを制御したらロープの長さが不味すぎる。これらの原因は、片方のタイミングは成功しているけど、もう片方のタイミングが失敗しているからです。
これだけでも大変なのに、1と2の力が「3.」へとダイレクトに伝わるのです。だから暴れ馬と化している海腹川背というのは、前者二つの失敗しているタイミングの「錘」による露骨な結果発表というものなんですよね。
極論すればチェスと将棋の同時差しと一緒。十字キーの上下が二つのコントローラーになっていて一人ダブルプレイをする、と言えなくもないです。
私も『海腹川背の攻略ブログ』には大変お世話になりました。その気持ち、分かります。「これは失敗、こうでも失敗、こうしたら成功」という試行錯誤的な操作がムリだから、最初から丸投げなんですよね。
キャラ操作による再現が出来ない、だからタイムアタックする気がない、という点は恐らく私と同じです。試行錯誤ができなければタイムアタックなんか論外ですもの。こうやって頭で分析できても、体で実行できないのなら挑戦すら叶わないです(泣)。
せめてLRボタンでゴムの張力をコントロールできれば、と思ったけど、それじゃあ違うゲームになってしまいそうですしねえ。ちなみに、斜めルアーボタンは使ったことありません。セッティングしましたが、人差し指をLRに添えてすらいないのです。
『海腹川背の攻略ブログ』さんでは「垂直に飛んで斜めルアー」による簡単な振り子作りを教えてくれてましたね。でも結局は十字キーで振り子を作ってます。すみません、でも怖いんです。LRボタンを押そうとするだけでビビってしまうんです。

とはいえ『海腹川背の攻略ブログ』さんのおかげで、あと一歩でトロフィーをコンプできるところまで来ました。有難いです。全ステージをクリア、シーケンシャルもF33ルート以外の4つをクリアしました。どれも体中からヌメつく汗を流しながらです。
F33はヤバイ、F54もヤバイ。でもF46のカニ+針は三大難関というほどでもなかったです。
とはいえ攻略サイトでの、延長掛けで昇る位置とか幼女の相打ち作戦を参考にしましたがね。それでも普通っぽいプレイでクリア。10機以上のシーケンシャルを1回ミスってますが、それでも地獄が垣間見えませんでした。(※記録ではクリア7回、ミス56回)
私的にはF59のほうが三大難関と言いたいくらいヤバかったです。あれでタニシと上下する床が嫌いになりました。クリアするのに100回死んで、シーケンシャル挑戦前の練習にプラス100回は死んでます。地獄の形も人それぞれですね。(※このシーケンシャルは一発クリア)
初代がオマケで丸ごとついてますが、今は御得だとは思えません。トロフィーのためにセレクトボタン100回でクリアしました。全く損した気分にならないのがある意味不思議です(笑)。
Vitaで最近遊んだ「ぷよぷよテトリス」でも、トロコンしたところで「それが何なんだってんだ! 下手糞のままじゃねえか!」と敗北感。異質の難しさではないにせよ、今でもそこそこ楽しめてるにせよ、これ以上の上達は無理だと絶望しました。
マジでトロコンは何のためにあるのか分からなくなりそうです。それでも海腹のトロコン目指しますけど。まあ、ここまで来たら、ねえ……

という訳で、残すはF33のシーケンシャルのみ。LRを使わずに(というか恐怖で使えない)、何とかして振り子を作らねば。まずはF33を練習すっかあ。レッツラ・ゴー・トゥー・ヘル!(ヤケクソ)
最後に、自分の事ばかり書きましたが、この感想文が読めて良かったです。どうもありがとうございました。
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Unknown (ota)
2017-07-15 20:37:35
初めまして、コメントありがとうございます。
>この感想ページは「さよなら海腹川背 f33 難しい」とググったら発見しました。
俺も全く同じ検索をした覚えがありますw ゲームに詰まってるとそういうことしたくなるんですよね。今作は特に……。

>この異質の難しさって何なのでしょう? 自分なりに分析してみました。
「キー操作に複数の役割が与えられているから」は、その通りだと思います。両立が必須で、片方に集中すると寧ろ悪くなりますしね。
>極論すればチェスと将棋の同時差しと一緒。
上手い例えです。やっぱ変態ゲーですよねw 少なくとも他のゲームと同じような攻略は出来ないでしょう。
練習はもちろん必要ですが、海腹川背というゲームの「核」を掴まないと話にならないんですよね。
その核がフラフラ移動してるから、センスがないと一向に掴めずに……うう。

>私も『海腹川背の攻略ブログ』には大変お世話になりました。
今作で壁にブチ当たった人間はほぼ全員あそこに行き着くでしょうね。本当にありがたいブログです。
まぁ同時に「攻略をガン見しても突破出来ない」という新たな情けなさを味わうことににもなるんですけどねw
今作の特殊性を考えれば、人の攻略に頼るのはオッケーかと思います。ただ、それで自分の実力をキッチリ上げられないと……。

>初代がオマケで丸ごとついてますが、今は御得だとは思えません。
初代が今作の練習台になるならともかく、今作より難しいらしいですからねw そんなん無理やっちゅうねん。
これをサービスとするなら、チュートリアルや練習モードを整備してほしかったですね。ゲージ表示で力の具合を理解できる、とか。
難しいのはいいとして、今作は非常に投げっぱなしなゲームでもあると思います。ここまで厳しくされるとついていけません。
ロープシステムは死ぬほどよく出来ていますが、その能力をもう少し下手糞救済に向けてほしかったですね。

>最後に、自分の事ばかり書きましたが、この感想文が読めて良かったです。どうもありがとうございました。
いえ、少しでも役に立てたなら光栄です。トロコンまでもう少し、頑張って下さい!
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