腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

引ク落ツ

2015年06月12日 01時03分21秒 | ニンテンドー3DSゲーム感想文
完敗。惨敗。降参。白旗。撤退。お手上げ。為す術無し。
製作者との正面からの戦いで、完膚なきまでに負けました。重い敗北感、屈辱感、無力感に苛まれる。はぁ……。

「無理ゲー」という言葉がある。文字通り、「こんなゲーム、クリアーするの無理~!」というプレーヤーの愚痴を表した言葉だ。
今じゃ割と一般化していて、ゲームそのものだけでなく、生活の様々な場面において「こんな計画、無理ゲーやん」て感じに使われている。
先日、大塚明夫氏の著作「声優魂」を読んでいたら、氏がこの表現を使っていて驚いた。次回作じゃスネークが口にするかもな。
まぁそれだけ、今の世には難しいゲームが多く、それに苦戦している人が多いということだろう。ゲームって難しいからなぁ。
本来遊んでるはずなのに、気が付けば苦労させられてるんだから、理不尽なもんだ。無理ゲーの多用も無理からぬということか。はぁ。

……甘えるな、っての。テメェの下手さとやる気のなさを棚に上げて何が無理ゲーだボケ。さっさとコントローラー握れ。スマホじゃなくて!!
当たり前だが、ゲームはちゃんとクリアー出来るように作られている。きちんと製作者がテストプレーし、確認している。……多分。
だから決して「無理」ではない。可能だ。ただのネタ愚痴なのは分かってるが、安易にこの言葉が出る最近の風潮が俺は気に食わない。
もちろん難度の高さ、ゲームの面白さ、合う合わないにより、ゲームへの挑戦意欲は変わってくる。その辺は人それぞれだ。
従って「今の自分には無理」と諦めるのは、一向に構わないと思う。けどそれを一般化するのはやめよう。「絶対無理」ではない。
今の貴方に無理なだけで、他の人にも無理なわけではない。また、もしかしたら「未来の貴方」には可能かもしれないのだ。
今諦めるのはいいが、無理ゲーと吐き捨てるのグッと堪え、一先ず休もう。ここで止めてもいいが、できれば「いつか」を視野に入れよう。
焦るこたない。無理ゲーなんて、本当はこの世に存在しないんだから。ゲームはいつでも、貴方の再挑戦を待っている。うん。

……世迷言をぬかすな、っての。無理ゲーはあるよ。ここにあるよ。……懐かしい。やっぱ世界は20世紀で滅ぶべきだった……。
それはともかく、「引ク落ツ」である。比類なき3DSのDL専用ソフトにして、「引ク」シリーズ第二弾である。
発売は3年前。当時から存在は知っていた。と言うか、俺が前作「引ク押ス」を購入したのは、今作の発売がきっかけだったのだ。
その後、1年半ほど前にセールで購入。先日やっとプレーを開始した次第だ。俺の場合珍しくないが、随分引っ張った作品である。

が。今作のプレー開始がダラダラと延びたのは、他のゲームと違って「何となくそういう気分じゃないから」とかではない。
ビビっていたのだ。怖かったのだ。今作が、絶対に俺を悩み苦しませ、幾度となく「無理ゲーだ!」と叫ばせることが分かっていたから。
前作引ク押スがまさにそういうゲームだった。何度も何度もドツボにハマり、半泣きで涎を振りまきながらプレーを続けた。
それだけに、自力完全クリアーを成し遂げた時の喜びはひとしおだったが、あの悩み苦しんだ日々は今も思い出すだけで身震いする。
また、当時引ク押スの感想文に頂いたコメントにて「僕の友達が引ク落ツやってるんですが、引ク押スよりずっと難しいと言ってました」
という言葉を目にしたこともあった。……お、俺があれだけのたうち回って苦しんだ引ク押スよりずっと難しい、だと? 何だよそれ……。
もう、マジ、ビビリまくりであった。買ったし、やるつもりはもちろんあるが、メニュー画面のアイコンが視界に入る度に目を逸らす始末。
これを選べば、またあの日々が、いやあれを上回る苦悩の日々が始まる。膝が震えたよ。そこらのホラーゲーなど目じゃないほどに、怖い。

そんな中、唐突にシリーズ第三弾「引ク出ス」が発表された。発表と同時に配信も開始。今回は一部無料、追加課金という形だった。
前2作は定価700円の買い切りだが、引ク出スは序盤無料なものの、全部買うと(セット割込で)1000円。……「今の任天堂」が感じられるね。
まぁ任天堂の売り方に不満を抱くのももう飽きたので、取り敢えず無料分だけでもやってみっかとDLした。ゲーム、軽くなったねぇ。はぁ。
さて、んじゃやってみるべさ~と起動。タイトル画面でボタンを押す時になって、ふと思い出したのだ。引ク落ツの存在を。
シリーズものを必ずしも順番にやるべきだとは思わんが、俺は引ク落ツを所持し、未プレーだ。これで続編に手を出すのはどうか?
……あーあ。年貢の納め時、来たれり。もちろん今も怖い。心の準備などまるで出来ていない。だが、もう、やるしかなかったのだ。はぁ。

さて引ク落ツ。俺がこんだけビビっているというのに、相変わらずキャラや世界設定はほのぼの可愛い。ある種シュールかもしれん。
今回も主人公は相撲取りの格好をした「マロ」。一切喋らないが、所謂「気は優しくて力持ち」なのだろう。まぁ可愛いよ。まぁ。
そして俺を毎度絶望のどん底に叩き落すのが、マロの住む村の村長である爺だ。こいつさえ、こいつさえいなければ……っ!!
引ク押スも引ク落ツも、そして恐らく引ク出スも、「村長の作った遊具で遊ぶ」という体裁なのだ。まさに諸悪の根源。許すまじ。
今回はまず、村長の孫娘とやらが村に遊びに来る。……見た目は寧ろマロの妹って感じのぽっちゃり系。ぽっちゃり系。
んでこの子、村へは100羽の鳥が支えるブランコに乗って飛んできた。よう分からんが、この世界の移動手段として定着してるんだろうか。
村長に孫娘を紹介されたマロは、ええカッコしようと、四股を踏む。どすーん。100羽の鳥さんビックリし、四方八方へ飛び去ってしまう。
鳥達は、どうやら村長入魂の遊具「引ク落ツ」の中に隠れてしまったようだ。こうなったら、見つけ出し、捕まえるしかない。
かくしてマロは、よりによって一番厄介な箇所に隠れた100羽の鳥を捕まえるために、引ク落ツに挑むのだった。……嗚呼。はぁ。

100羽の鳥に対応し、ステージは全部で100。10ずつに区切られ、区切り面をクリアーする毎にデモが入る。あまり意味ないが。
先に進むにつれ仕掛けの種類が増えるが、その度に丁寧なチュートリアル面が挟まれるので、ルールで悩む事はない。……ルールでは。
また新しい仕掛けが登場すると、本編とは別のトレーニングステージが開放される。これは合計90ステージ用意されている。
更に「村長のお遊び」的なちょっとルールが複雑(難度はそうでもない)なステージが10面。つまり総計で200面だ。
さて、導入デモは見た。ルールは把握した。準備は整った。次は何だ? 何もないなら、今日はもう帰っていいですか?
……たわけ、これからが本番だよ。解く。只管に解く。解けたら次を解く。解けなくても解く。ただただ解き続ける日々が、始まった。

今作は……どういうゲームなのかな。分かり易いが、意外と言葉での説明は難しい。まぁ緩いアクションありの思考型パズルである。
前作は「平面を引き出すことで足場を作る」というゲームだった。……この説明で伝わるわけないな。やれば一発なんだけど。
んで今作は、名前通り「引く」のは同じだが、対象が固定のブロックになり、概念としては前作より分かり易くなったと思う。
ステージに一塊として存在するブロックを、上手く引いたり押したりして足場や階段を作り、鳥のいる地点を目指す。
ブロックはどんなに大きくても自在に押し引きできるが、「下のブロックをどかすと上が落ちる」といった物理法則は働いている。
まぁルールに複雑さはない。やれば誰でも分かる。非常に「簡単」なゲームである。ルールは。ルールだけはぁああああ!!!
いざゲームをスタートすると……概ね、想像通りだった。非常に簡単なルールから繰り出される、人の心を壊しかねない問題の数々……。

もう序盤から、ハッキリと伝わってきた。今作は、前作より難度が高い。コメントで聞いた評判は、その通りだった。
引ク押スの時は、中盤までは鼻歌でクリアーできた。半泣きはあくまでゲーム終盤であり、そこまでは良質の歯応えを楽しめるレベルだった。
しかし今作は、下手したら☆一つ(最低難度)の問題でも悩むことがあった。さすがに解けないことはなかったが、鼻歌なんてとんでもない。
ヤバイヤバイこれはガチだ、もしかしたら俺が経験したことがないくらいかも……と震えながら先に進んだ。少しずつ、少しずつ。
大袈裟に書いているが、恐れていたのは嘘ではない。解ければ解けるほど、先の面に行けば行くほど、不安はどんどん募っていった。
そして……中盤以降、もう語るまでもないだろう。詰まって詰まって詰まって、やっと解いて、次の面でまた詰まって詰まって……。
☆は2や3のレベルで、本来ならまだ慌てるような時間ではない。しかし「このレベルでこの難しさ」なのだ。先は。先は。うああああ……。
もちろん先に進めば☆3ばかり、時に☆4。本当に、プレー前にビビってた通りの展開に笑うしかなかった。もちろん笑えないけど。はぁ。

難しいよなぁ。解き方さえ分かれば、1面に1分もかからない。だがそれに気付かなければ、20分かかっても1時間かかっても終わらない。
必死で考えても分からない。発想を転換してみても分からない。自棄になって出鱈目に動かしても解けるわけない。嗚呼。
襲い来る「無理ゲー」の嵐。もちろん違うのは分かってるが、そう叫ばざるを得ない絶望的な壁。ああ、これは何だ。本当にゲームか。
解ければ快感はある。よく出来たゲームだし、面白いよ、無論。でもでもでもでも!! 圧倒的な息苦しさ。逃れられない悩みの迷宮……。

ここで、俺なりの今作の攻略を書いてみよう。まぁ攻略と言うか心構えだな。でもこれ、大事よ。生半可な気持ちで戦えるゲームじゃないから。

・「不可能」を見切る
マロは1キャラ分の空間しかジャンプできないし、足場がなければブロックを引くこともできない。これらは「絶対に無理」なのである。
ゲーム上絶対に無理なのだから、「そうしないと解けない」なら、その状態は間違いということだ。これをスッパリ見切れるようになろう。
今作は理路整然としたパズルゲームである。無理なものは無理。逆に言うと、「無理」を順番に潰していけば、いずれ正解が見えてくる。
正解より不正解を探していった方が、特に高難度面の場合は結果的に早く解けるかもしれん。やれる事自体はそう多くないからな。
出来ないものは、出来ない。当然だがどんな高難度面でもゲームルールに変化はないので、そこはキッチリ判断できるようになろう。

・「不可能」と思い込まない
……はい、清々しいほどに↑と矛盾してますね。でもこれが、今作の果てしなく難しい所なんだよな……。
「ブロックをこう動かせばクリアーできるけど、どうしても動かせない。こんなの絶対不可能だ!!」……そう思うこと、何度も何度もある。
けど、そうではない。必死で考えれば、「ブロックをそう動かす」手段が見つかったりするのだ。つーか見つかるのだ。そういうゲームである。
前述の通り、ゲームルール上の絶対不可能は、何時如何なる時も不可能だ。だが「手段」については、一見そうでも、違うかもしれんのだ。
絶対不可能に執着しても時間の無駄だが、「これさえ何とかなれば……!」という場面では、しつこいほどによく考えてみよう。
やがて正解に気付いた時の「あ、これかぁ」感は、何物にも換え難い快感である。……同時に、ずっと気付かなかったことが情けなくなるが。
無論、死ぬほど考えた結果、やっぱり不可能なのかもしれんけどな。そんなの誰も保証してくれない。孤独なゲームなんだよ。はぁ。

ちなみに今作はスタートで一時停止をすると画面のスクショを撮影できる。俺はこれで、難しい面の「クリア直前」状態を撮っておいた。
こうすれば解法を保存するのとほぼ同じだ。解けない面がある人は言って下さい、教えてあげますよww ……全部じゃないけどな。はぁ。


そんな感じで、吐きそうになりながらカタツムリ行進を続ける。鳥はどんどん集まってくるが、特にご褒美などはない。
先に進むと開放されるトレーニング面も、低難度なはずが、やっぱり難しい。このゲームほんま一体何なんだ。どんだけ容赦ないんだよ。
「村長のお遊び」の10ステージは、ブロックが多段になり(説明が難しいな)格段に複雑になるが、その分難度は抑えられていた。
あれで本気出されたら、俺は本当に悲鳴をあげると思う。このゲーム、製作者は十分に力を抑えて作っている。本当に恐ろしい話だ。
そんなこんなで涙と愚痴に塗れた引ク落ツ道だが、オマケ面を先に終え、本編も98面まで解けた。んで残る二面にドツボの苦戦をした。
そこでダメなことにEDを先に見ちゃったりしたんだが……後で再挑戦し、何とか、キッチリ、やり遂げた。全100面、完全クリアー。
俺は負けなかった。引ク落ツに勝った。苦しい道程には価値があったんだ。おめでとう、ありがとう。たった一人の歓喜の輪が広がった……。


……そして、クリア後のエクストラステージが開放された。はい、分かってました。分かっていましたが、深く絶望しました。
実際、今作は本編だけでなくトレーニング面も矢鱈と多いから、「クリア後の要素はもしかしたらないかも?」と思ってた。「願っていた」。
だが村民の苦しみを生き甲斐にしている悪魔村長が、そんな甘い真似をするわけなかった。キッチリキッパリ、追加40面。
本編での難度は最大でも☆4つに抑えられていたが、ここではとうとう最高の☆5つが出現した。まさに悪魔の本領発揮である。
☆3つや4つの面も、相対的な難度は本編より高く感じる。これは前作と同じだな。どれほど悩み苦しまされるか、語るまでもない。
無論、しばらくは頑張った。俺は曲がりなりにも本編を完全制覇した男だ。その自負と「必ずやれる」という信念を持って、挑んだ。
そしたら、幾つかは解けた。喜びと安堵に包まれ、自信を深め、俺は更に先に進んだ。先へ。先へ。……しかし、果ては見えなかった。
今作は「諦めて次の面に進む」ということも可能である。当然飛ばした面はクリア扱いにならないが、飛ばすこと自体にペナルティはない。
エクストラではもうガンガン飛ばし、無理矢理に先へ進んだ。この面がダメでも、次ならきっと解ける。そう信じて、飛ばしまくった。
……しかしそれは、単に借金を積み重ねるだけだった。10面飛ばしても一つも解けそうになかった時、俺は理解した。これ、無理ゲーだと。
完敗。惨敗。降参。白旗。撤退。お手上げ。為す術無し。……笑われても叩かれても、俺にこれ以上戦う気力は残っていなかった……。

最終結果は、エクストラ以外は全面、エクストラが22面クリアーとなった。つまり「無理ゲー」は18面。☆は4つと5つばかりだな。
☆5つの問題は、ひとつも解けなった。これが俺の現実である。信念も矜持もズタズタだが、これが俺の現実である。はぁ。
本当に難しい。☆5面にはパッと見ただけで「あ、これ俺には無理」と思わされたしな。諦めるしかない。諦めが肝心だ。
それにしても、不思議である。アクションゲームの高難度モードがよく「鬼畜難度」と称されるが、何故パズルでは言われないのか。
経験値や金を稼ぎ、またプレーヤーの腕前を上げることが攻略に繋がるなら、難度は高くとも「やり様」がある。余地がある。
それに対し、解けないパズルの対処法なんて、あるか? 一応断っておくが、今作に「お助けモード」なんてない。誰も正解は教えてくれない。
……一応序盤とトレーニングモードは教えてくれるんだが、それはノーカンで。解けないパズルをどうするか? どうにもならないのである。
そんなのが目の前に堆く積まれることによる、圧倒的な絶望感。これを無理ゲー、鬼畜難度ゲーと呼ばずしてなんとするか。
世の腕利きアクションゲーマーよ、やり込みRPGプレーヤーよ、「そんなもの」を倒して満足するなかれ。引ク落ツをやってみれ。
君は、本当に恐ろしい「難しさ」を知る。たかがゲームに膝をつき、ゲームの挫折を味わうことになるかもな……。


ふぅ。以前「パズルゲームの正解を公開しているサイトなんてない」と書いたことがあったが、今はそうでもないようだ。
引ク落ツ攻略サイトも、ググるだけで簡単に見つかった。当然、そこには解法が書かれているのだろう。……スゲェな、解いたのかよ。はぁ。
だが、俺は見ていない。これからも見ない。それがズタズタにされつつも残った俺のプライドであり、敗北者として抱く製作者への礼儀だ。
そんなんで正解を知ったら、ますます自分が惨めになるだけだからな。ここは1人のゲーオタとして、潔い負けを選ぶよ。
……とか言いつつ、今も時々「無理ゲー」残面に挑戦してみたりしている。つってもこれは「諦めた上での再挑戦」だ。いつものとは違う。
それこそ「死ぬまでにやれればいいな」くらいのレベルだ。プレー時間を無限に見立て、焦らず力まずテキトーに。
何十年か後、俺が死ぬ時は……美人巨乳ナースに手厚い看護を受けながら、エクストラ40面をクリアーし、果てたいな。へへへ。
アホなことを思いつつ、逃亡。……にしても、本当にこんな面解けるんかよ……?

引ク落ツは悲しいバッドエンドで終わっちまったが、「引ク」シリーズはまだまだ未プレー作が残っている。
Wii U版の引ク押スがあるし、何より最新作引ク出スだ。今作には完敗だが、それはそれ、これらには今後挑まねばならない。
以前は過剰なビビリを抱いていたが、今作に完膚なきまでに負けたことで、逆にそういう逃げ腰気分は克服された。気がする。
てわけで、そのうちやるよ。引ク押スなら多分やれるし、引ク出スだって取り敢えず無料簡単面をやってみればいいんだ。
俺はどうも「全部やってやる」と気負いがちだが、今はもうそんな風に意気込む時代ではないのかもしれない。
やれる部分だけやる。楽しめる部分だけ楽しむ。それの何が悪い? 古くからの拘り、思い込みなんてのが、俺を幸せにしてくれるかい?
それに今はDLCだの分割販売だので、なかなか「一本のゲーム全体」を所持し難い。良し悪しはともかく、この点は確実に時代が変わった。
こういう時代に「全てをやらんと勝ちじゃない」なんて考えはそぐわないのではないか。もう少し肩の力を抜いてもいいのではないか。
そういや書いてなかった気がするが、今作、面白いよ。よく出来てるよ。俺は単に難しいだけのダメゲーに心血注ぐほど物好きじゃないよ。
だったらその面白い部分だけ味わえばええやん。時代が変わったんだよ。うん。それを学べただけでも、この敗北に価値はあったさね。

……ハッ、笑わせんなよ負け犬が。DLC? 分割? 引ク落ツは買い切りだろ。引ク出スだって1000円で全部買える。それで終わりだ。
時代も糞もない。いや、時代が変わったとしても、このシリーズは変わらず俺に骨太な挑戦状を叩き付けてくれている。ありがたい話だ。
グダグダ屁理屈を並べるな。お前の負けだ。製作者の勝ちだ。それ以上でもそれ以下でもない。逃げずに認めろ。辛いのは分かるが。
はい。あーあ。ぐうの音も出ないとはこのことだ。まぁこの負けを糧に、これからも難しいパズルゲームに頑張って挑みたいと思います。
珍しく前向きなのは、負けを認めてどこかスッキリしたからだろうか。やれるだけはやるけど、自分には出来ないゲームもある。
俺の脳みそと根気はどこまで通用するんだろうか。やる気と怖さと諦観を抱きつつ、次のゲームへ向かおう。
ゲー道は、楽しいけれど、楽じゃない。アホか。
はぁ……。









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10 コメント

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Unknown (サク)
2015-06-12 18:43:49
取り敢えず本編クリアーお疲れ様です
「引ク」シリーズ面白そうですねえ
最近のゲームにはあまりない、制作者からの挑戦状感があって楽しめそうです
こういう感じのパズルゲームは久しくやってなかったので、多少の恐怖はありますが、引ク押スからやってみたいですね
セール来ないかなあ…
返信する
Unknown (ota)
2015-06-13 04:01:30
>取り敢えず本編クリアーお疲れ様です
ありがとうございます。本編だけでもやれたから、一応カッコはついたかな? ……ンなわけがないぃいいい!!! ぃいいい……。
今回は折られました、ホント。

引ク押スも引ク落ツも、斬新なルールに多彩なステージが用意されており、もちろん面白いです。面白いんですよ、ホントw
更にステージ作成・公開モードもあるので、誰かの作ったステージを受け取っていけばいつまでも遊べます。
700円でここまで遊べるのはかなり凄いと思います。ファイアーエムブレムのIS製作なんですが、社名に恥じない品質ですね。
興味があれば是非。俺の気持ちを分かって頂いても、「この程度で大騒ぎしてたの?」と笑われても、どっちでも嬉しいですw
返信する
努力と才能と無理ゲー (tanaka)
2015-06-15 02:32:06
こんばんわ。まずは今作のプレーとってもお疲れ様でした!

otaさんの、自力で限界までオールクリアを目指す姿勢はゲーマーの鑑だと思います。涙目になるほどやり込みもせずに安易に「無理ゲー」などと口走ってはいかんですよね。

本編を苦労してクリアされたのに、追加面を40も出してくるなんてその村長はホントに悪魔ですね(苦笑)。

本編クリアで得た自信と達成感を追加面で粉砕され、最後に得るのは挫折感というのは、とても精神衛生に悪いゲームですね・・・。

僕もotaさんと同じく、高難度パズルゲームについて思うのは、制作者の凄まじい頭の良さです。世界は広い、この世には天才がゴロゴロいるんだな~と感心してしまいます。そして、そういう名も無き?天才達はちゃんと能力に見合った収入を得ているのかが気になります。

ともあれ、このゲームの大半の面をクリアされたotaさんは凄いですし、負けたとしても「美しい敗者」だと思います。僕はパズルゲームが苦手なので特にそう思いますね。

凡人でも努力を続ければいつかは厚い壁を破れると信じたいですけど、残念ながら「無理ゲー」は実在しますよね。頑張った分だけ挫折の味は苦い。お前は無能だとゲームから言われたような気がして、僕などはソフトを叩き割りたくなります。今はダウンロードソフトがあるので、叩き割る実体さえない場合もあるでしょうけどw

無理ゲーについて考える時、僕が妄想するのは、「賊に監禁されて、無理ゲーをクリアできたら開放してもらえる。できなきゃ殺される」という状況に追い込まれたら、命がけのパワーで、凡人でも超難度のゲームをオールクリアできるのかな?ということです。必死さが才能の限界を超えられるのか興味のあるところです。

駄文をダラダラすみませんでした。僕もotaさんを見習って、買ったゲームは絶対にクリアするという姿勢だけでも持ちたいものです。老いを言い訳にせずに・・・w

返信する
Unknown (ota)
2015-06-16 00:02:21
tanakaさん、こんばんはです。いやぁ、やられましたわ。
パズルゲームの負けといえば、この前「クラブニンテンドーピクロス+」でもあったんですが、その時はどこか「手を抜いた」ような、
疲れたが故の負けでした。でも今作のは、完全に力負けです。ゲームに正面からここまでやられたるのは……はぁ。

>制作者の凄まじい頭の良さです。世界は広い、この世には天才がゴロゴロいるんだな~と感心してしまいます。
そうなんですよねw アクションだと調整した人が必ずしも上手いとは限らんでしょうが、パズルは違う。問題製作者は間違いなく賢い。
彼らは手加減し「これくらいならユーザーは解けるだろう」と考えて作ってるんです。……それにさえ白旗とは……嗚呼情けない。

>無理ゲーについて考える時、僕が妄想するのは、「賊に監禁されて、無理ゲーをクリアできたら開放してもらえる。できなきゃ殺される」
>という状況に追い込まれたら、命がけのパワーで、凡人でも超難度のゲームをオールクリアできるのかな?ということです
俺も「本当に義務でゲームをやらなきゃならなくなったら、どうなるだろう?」とたまに想像します。命の危機じゃなくても、仕事でとか。
頭が切り替わって冴えるのか、「遊びでさえやってられないもんが仕事でやれるか!」となるのか。身の危険まであったらどうですかねw

>買ったゲームは絶対にクリアするという姿勢だけでも持ちたいものです。老いを言い訳にせずに・・・w
まぁそこは、ご自分の資質とよく照らし合わせてみて下さい。「嫌になったら即止める」が悪いなんてことは絶対ないですから。
でも頑張った末にクリアーした時の達成感はやっぱ計り知れないものがありますからね。……クリアーできれば、ですが……っ。
返信する
Unknown (グレイ)
2016-12-09 22:22:37
いっひっひ、引ク押スでの死闘から再び、呪縛から逃れることは出来ず引クの世界に舞い戻ってきてしまいました。本日通常100面きっちりクリアです。
ゲームとしての完成度の高さは相変わらず高し、そして精神破壊度も十分に進化してますね。ドン詰まりの時は福本漫画のような状況(視界がぐにゃぐにゃしたり)に陥ってました。閃いたときも「理外の発想…ッ!」とかぼそぼそ言いながらやってましたし。いやもうゲームとしては本当に面白いんですけどねw ただもうまともな精神ではプレイ出来ないですよw
ゲームとしては相変わらずの面白さですが、前作と比べるとドット絵モチーフがあんま機能してないというか今作の引いて落としてがちゃがちゃする内容と合ってない気がしましたね。最終的に全くドット絵関係なくなっちゃいますし。

しかし今度はエクストラか……。ああ恐ろしい。ひい。今後もテキトーにプレイすると思います。クリアしたらまたここに何かを残すかと。何もなかったら悪魔の手先によってブロックの世界に閉じ込められたとでも思ってやってください。

【余談】
全然関係ないですが最近XB「ニンジャガイデン」XB360「ニンジャガイデン2」を買いました。こちらも気が向いたらそのうち…。男とは何か。意地とは何か。ゲームとは何か。ゲーオタとは何か。引ク落ツとは何か……
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Unknown (ota)
2016-12-10 22:19:45
こないだ引ク押ス終えたとこなのに、もうやってるんですかw 早い。まぁ勢いのあるうちに挑戦する方がいいかもしれません。
取り敢えず100面クリアーお疲れ様です。それだけでもキッチリ「やった」とは言えます。十分難しいですしね。
……エキストラは、まぁ、その。のんびりじっくりやって下さい。結局最後は根性ですよ。多分……。

>全然関係ないですが最近XB「ニンジャガイデン」XB360「ニンジャガイデン2」を買いました。
おお~。初代は無印ですかね。ブラックは高いからなぁ。初代に収録されてる「忍者龍剣伝」はXBOX360では動かないのでご注意を。
俺はこのシリーズに関しては完全に信者なんで、他者がプレーすることには何ともコメントしにくいんですよねw 
まぁどちらも古いゲームですが、発売当時は一級のアクションとして名を馳せたのは間違いないです。頑張ってみて下さいませ。
返信する
Unknown (グレイ)
2017-06-27 23:01:33
引ク押スの通常コースをクリアして約1年、そして引ク落ツの通常コースをクリアしたと書き残してから約半年、ですか。月日が経つのは早いもんです。
ええと、引ク落ツエクストラステージ全40面クリアしました。本編140ステージ完全制覇です。凄まじい難易度でしたが、何とか勝利を収めました……
エクストラはとんでもなく難しいものばかりで発狂したり錯乱するステージだらけですが、全くゲームスキルを要求されない完全思考力勝負のゲームなので、考える力を求められた上である程度の操作技術や反射能力も求められるゲーム(例えばSTGとか)に比べたらまだ気持ち楽…でした。必ず答えはある、というのが明解な分、心が折れなければ点滴が石を穿つよう、道が開けるというバランスが秀逸で自分がプレイしてきたパズルゲームの最高峰に位置付きました。まあ好きでも無ければ「こんなの俺には無理」と放り投げてた気もしますけどw
ただパズルの最高峰と思うのと同時に「もう二度とこんなゲームしたくない」とも思わせる作品だったので、中々に複雑な思いが混在する作品でした。理不尽クソ難度では無く、正当な難しさのゲームはやっぱりプレイしてて面白く達成感が有りますね。

星5の中では129は発狂死しかねないほどの難しさですけど、127や130、140あたりは意外と解法の方向性が導きやすいと思うので、気が向いたときにでも死地に赴いてみるといいかと思います。134のサルも意外と面白いもんです。やってた時は悪意の集合体とすら思いましたけど。
返信する
Unknown (ota)
2017-06-28 01:50:47
!? マージですか、やり遂げましたか!! すっげ……本当におめでとうございます!!
……俺に自慢するのもモチベの一部になってませんでした?w いや、心より感服しました。その根性に乾杯です。

>必ず答えはある、というのが明解な分
そうですね。思考型パズルって意外と時間をかければ解けるもんですからね。アクション系と違って急かされることもないですし。
あと分割できるというか、長く難しい面でも「何とか1/4は解けた」て感じで少しずつ進んでいけるもんだとも思います。
高難度面を目の当たりにするとどうしても全体を俯瞰して「無理じゃ死ね」と言いたくなりますが、そうじゃないんですよね。
少しずつ、少しずつ。結局ゲームは根性です。時間と気力を振り絞れば大抵何とかなる。それを振り絞るのが超大変なんですけどねw

ともあれ、お疲れ様でした。今後ゲーム絡みで自己紹介する時は経歴に入れてもいいと思いますよ。分かる人間なら分かりますからw
返信する
Unknown (S・R)
2017-06-28 19:17:14
ハコボーイはピンと来なくて積みましたが、こっちは一応クリアしました。と言っても120くらいまで自力でやってあとは解法みてとりあえずクリアマークつけただけですけど。
これ本当にしんどいんですよね。簡単と聞いて引ク押スはやってないんですがそっちだけにしとけばよかったかと思ったくらいw
返信する
Unknown (ota)
2017-06-29 01:15:57
おお。120までやったなら十分だと思います。難問に詰まることは、身も蓋もない言い方をすれば時間の無駄ですしね。
まぁパズルゲームは用法用量を守って正しくプレーしましょうってことで。自分の「楽」を、自分で決めなきゃね……。
返信する

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