富士通は米国レッドハットと共同で、富士通の基幹IAサーバー「PRIMEQUEST」にレッドハットのLinuxカーネル2.6をベースとした「Red Hat Enterprise Linux v.4(RHEL4)」上のアプリケーション移植を行うことになった。
今回のアプリケーション移植の共同推進により、他のプラットフォームで稼働しているアプリケーションを、短期間にかつ確実に「PRIMEQUEST」へ移植することが可能となる。
いよいよ真打登場といった感がする。Linuxは個々の単機能なアプリケーションから、今後は大規模な基幹システムへ向かい、Enterprise Linux(EL)の時代を迎えようとしている。ELはIBMが先行しており、全世界的にIBM製の“Linuxメインフレーム”の実績が伸びている。ようやく富士通がこれに追随することになったわけである。IBM互換機戦略が破綻して以来、富士通はIBMを攻めることができなかったが、今回レッドハットと共同してアプリケーションを移植することにより、再びIBMの牙城に迫ることができるようになる。まさに画期的なことである。
(ossdatabank)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/12/1.html