<OSS> 富士通が米国レッドハットと共同してLinuxアプリをサーバーに移植

2005-12-01 21:46:58 | OSS・OS


 富士通は米国レッドハットと共同で、富士通の基幹IAサーバー「PRIMEQUEST」にレッドハットのLinuxカーネル2.6をベースとした「Red Hat Enterprise Linux v.4(RHEL4)」上のアプリケーション移植を行うことになった。

 今回のアプリケーション移植の共同推進により、他のプラットフォームで稼働しているアプリケーションを、短期間にかつ確実に「PRIMEQUEST」へ移植することが可能となる。

 いよいよ真打登場といった感がする。Linuxは個々の単機能なアプリケーションから、今後は大規模な基幹システムへ向かい、Enterprise Linux(EL)の時代を迎えようとしている。ELはIBMが先行しており、全世界的にIBM製の“Linuxメインフレーム”の実績が伸びている。ようやく富士通がこれに追随することになったわけである。IBM互換機戦略が破綻して以来、富士通はIBMを攻めることができなかったが、今回レッドハットと共同してアプリケーションを移植することにより、再びIBMの牙城に迫ることができるようになる。まさに画期的なことである。
(ossdatabank)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/12/1.html


<OSS> ソフトバンク・テクがワイズノットと提携し、ASPソフトをOSS化

2005-12-01 21:13:55 | OSS・ニュース


 OSSを中心に事業展開するワイズノットは、ソフトバンク・テクノロジーとセキュリティおよびオープンソース事業で資本提携を含む業務提携を行い、オープンソースを用いることにより安価でセキュアなASP・BPOサービスを提供することとなった。

 ソフトバンク・テクノロジーの強みであるセキュリティ技術、業務系・EC系を中心としたASPサービスのノウハウと、ワイズノットの強みであるOSS技術、サービスのノウハウの融合を図る。両社は今回の提携を通じ、合わせて初年度10億円の売上げを目指している。

 「オープンソース化によってほんとにコストが削減されるのですか」という質問受ける時がある。今回の2社の提携はこの質問の回答になると思う。つまり本当にコストが下がるからこそ、ソフトバンク・テクノロジーはワイズノットと提携して、ソフトをOSS化し、協業他社に勝てるASP・BPOサービスを提供しようと決定したわけである。 (ossdatabank)
http://www.wiseknot.co.jp/corp/press/press_051201sbt.html